「have faith in someone」の意味と使い方|『モダンファミリー』S08E05で学ぶ英会話

「have faith in someone」の意味と使い方を解説

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

心配性の家族に向かって、「そんなに気を揉まなくても大丈夫だから、もう少し信じてあげて」と声をかけたくなったことはありませんか。

そんな場面で使える「have faith in someone」を、『モダンファミリー』シーズン8第5話の前半、パーティーを心配するクレアに、フィルが息子のルークを信じるよう促す一言から、一緒に見ていきましょう。

目次

「have faith in someone」の意味とニュアンス

have faith in someone
意味:〜を信頼する、〜を信じて任せる

have faith in someone は、相手の力や誠実さを信じて、疑わずに任せる気持ちを表します。faith は「信じる気持ち」、in は「〜に向かって」を表す前置詞です。have(持つ)を組み合わせると、「〜に対する信じる気持ちを持っている」という形になり、そこから「〜を信頼する」という意味が生まれます。

someone の位置には、信じる相手が入ります。have faith in him、have faith in your team、have faith in my son のように、人を表す語句をそのまま置く形です。人だけでなく、have faith in the plan のように計画や仕組みを置いて、「その計画はうまくいくと信じる」という意味でも使えます。

日本語では「信頼する」「信じる」と訳せますが、結果が出る前に、相手を信じて待つ姿勢がにじむ言い方です。すでに結果が出た相手を評価する言い方ではなく、これから任せる相手や、まだ分からない結果に向けて「大丈夫だと思っている」と伝える場面に合います。

もうひとつの使い方が、命令形で相手に頼む形です。Have faith in him. なら「彼を信じてあげて」、間に a little を挟んで Have a little faith in him. とすると「ほんの少しでいいから信じてあげて」という頼み方になります。a little が入ると、強く迫る言い方ではなく、相手の心配を少しだけゆるめたい響きに変わります。

否定の形も押さえておくと便利です。I don’t have much faith in him. なら「彼にはあまり期待していない」、I have no faith in him. なら「彼のことはまったく信じていない」です。どちらも have faith in の形はそのままで、faith の量を much や no で調整しています。

【ここがポイント!】

  • 「have faith in someone」の核は、相手を信じる気持ちを持って、任せること
  • 命令形で a little を挟むと、「もう少し信じてあげて」という軽い頼み方になる表現
  • someone の位置に入る人を入れ替えて、信じる相手を自由に変えられるのがコツ

『モダンファミリー』S08E05のシーンで見てみよう

意味を押さえたところで、実際のドラマシーンを見ていきましょう。

クレアが、大人の目が届かないパーティーで起きた事故の話を持ち出し、息子のルークに釘を刺す場面です。ルークの返事を聞いたクレアが冗談かどうかを確かめ、ルークが「全部ちゃんと仕切っている」と答えたところへ、フィルが声をかけます。フレーズが出てくるのは、フィルの最後の一言です。

Claire: Hey. I just heard a story about a kid who had an unsupervised party and one of the guests broke his leg because he jumped off the roof onto a trampoline and sued the parents.
(ねえ。大人の目が届かないパーティーを開いた子の話を聞いたのよ。ゲストの一人が屋根からトランポリンに飛び降りて脚を折って、親を訴えたんですって。)

Luke: We have a trampoline. And a roof.
(うちにはトランポリンがあるよね。それに屋根も。)

Claire: I need to know that you’re joking.
(冗談だって言ってちょうだい。)

Luke: Mom, I have everything under control.
(母さん、全部ちゃんと僕が仕切ってるから。)

Phil: Claire, come on! He’s a responsible young man! Have a little faith in your son.
(クレア、まあまあ! ルークはしっかりした青年だよ! 息子をもうちょっと信じてあげなよ。)

Modern Family Season8 Episode5 (Halloween IV: Revenge of Rod Skyhook)

シーン解説と心理考察

クレアの最初の一言は、聞いたばかりの話の報告の形をとっています。登場するのは、パーティーを開いた子、屋根から飛び降りたゲスト、訴えられた親です。話の中の出来事を並べることで、ルークのパーティーに同じ危険がないかを、遠回しに問いかけています。

ルークの We have a trampoline. And a roof. は、クレアの話の中の道具が、自分の家にも揃っていると言っています。冗談なのか本気なのかは、この言葉だけでは判断がつきません。だからこそクレアは I need to know that you’re joking. と、冗談だと言ってほしいと頼む形になります。

ルークの Mom, I have everything under control. は、母に向けた安心させる言葉です。全部を自分が仕切れていると請け合う一言で、クレアの心配を受け止めて返しています。

そこへ入るのが、フィルの一言です。Claire, come on! と、まずクレアに呼びかけます。続く He’s a responsible young man! は、ルークをしっかりした青年だと言い切る擁護です。最後の Have a little faith in your son. が、冒頭の心配に対する、フィルなりの答えになっています。

クレアは事故の話から入り、フィルは息子の人柄から入ります。心配が先に立つクレアと、任せてみようとするフィルとの間にある温度差が、短いやり取りの中に表れています。Have a little faith のように a little を挟むことで、クレアの心配を頭ごなしに否定せず、少しだけ譲ってほしいという頼み方になっている点も、この場面の見どころです。

『モダンファミリー』流・覚え方のコツ

faith は「信じる気持ち」です。相手の背中にそっと手を添えて、手を離して見守る姿を思い浮かべてみましょう。手を添えている間は、まだ支えている状態です。手を離して「あとは任せたよ」と送り出す瞬間に、have faith in someone の気持ちが重なります。

have faith in を、「in の向こうにいる相手に、信じる気持ちを預ける」と順に読むのもひとつの手です。in のあとに人が来るので、信じる気持ちがその人に向かって届く、という矢印の絵が浮かびます。

フィルの Have a little faith in your son. も、この絵で読めます。クレアの心配が、ルークを後ろから抱えているような状態だとすると、フィルは、その手を少しだけゆるめるように頼んでいます。a little が入っているのは、全部手を離してという頼み方ではなく、ほんの少しゆるめる程度のお願いだからです。

例文で覚える「have faith in someone」

相手を信じて任せる場面は、日常にも仕事にも広がっています。have faith in someone を、3つの例文で確認していきましょう。

I have faith in you. You’re going to do great on the exam.
(君を信じているよ。試験はきっとうまくいく。)
試験を控えた友人を励ます日常の場面です。結果が出る前に信じて送り出す、have faith in の使い方がそのまま出ています。

Have a little faith in your team. They know what they’re doing.
(チームをもう少し信じてあげて。みんな自分たちのやることを分かっているから。)
心配性の上司に、部下を任せるよう伝えるビジネスの場面です。a little を挟むと、頼む側の気づかいが伝わります。

A: Do you think she can handle the project on her own?
B: Absolutely. I have faith in her.
(A:彼女ひとりでそのプロジェクトをこなせると思う?)
(B:もちろん。彼女のことは信頼しているよ。)
仕事を任せてよいかを相談する往復の会話です。B の返事は、Absolutely で肯定を示したあと、faith in her で理由を添える形になっています。

あわせて覚えたい関連表現

believe in someone
(〜の力や可能性を信じる)
believe in someone は、その人の力や価値を信じると、信じる中身を言い切る形です。have faith in someone は、信頼して任せる気持ちに重点があり、a little を挟んで「もう少し信じて」と頼む言い方ができます。

trust someone
(〜を信用する)
trust は、うそをつかない、約束を守るといった、信用を表す動詞です。have faith in は、人の力や善意を信じる気持ちを幅広く表します。

lose faith in someone
(〜への信頼を失う)
have faith in の反対の流れを表す言い方です。lose(失う)を使うので、信頼がもともとあったことが前提になります。

Note|「信じる」を表す have faith in・believe in・trust の守備範囲

日本語の「信じる」は広い言葉ですが、英語では、信じる中身によって使い分けます。have faith in、believe in、trust の3つを、フィルの一言を手がかりに整理します。

まず believe in です。believe in him は、「彼の力や可能性を信じている」と、その人の価値に向けた言い方です。I believe in you. は、励ましの定番の形で、相手の中にある力を信じていると伝えます。一方 trust は、相手が約束を守る、うそをつかない、期待に応えるといった信用に向いています。I trust him. なら、彼なら大丈夫だと、預けても平気だと思える感じです。

have faith in は、この中間にあたります。力にも誠実さにも使えて、結果が出る前に信じて待つ姿勢が前に出ます。さらに、Have a little faith in … の形にして、「もう少し信じてあげて」と頼む言い方ができる点は、have faith in の特徴です。信じる中身に合わせて、have faith in・believe in・trust を選び分けることができます。

今回のフィルは、まず He’s a responsible young man! と、ルークの人柄をしっかりしていると言い切ります。そのうえで Have a little faith in your son. と続けます。人柄への評価を先に述べて、信じて任せるよう頼む順番です。

まとめ|信じて任せる、ほんの少しの余白

have faith in someone は、相手の力や誠実さを信じて、任せる気持ちを表す表現です。命令形で a little を挟むと、頭ごなしではなく、少しだけ信じてあげてほしいという、やわらかい頼み方になります。

信じる相手は、家族でも、仲間でも、部下でも構いません。結果が出る前に、「きっと大丈夫」と伝える一言として、日常にも仕事にも広く使えます。

クレアの心配とフィルの擁護が並ぶ短いやり取りには、心配する側と任せる側、それぞれの気持ちが重なっていました。

このエピソードを見るには

(タップすると各配信サービスの視聴ページへ移動します)

※配信状況は変更される場合があります(2026年5月時点)



おすすめ記事
日常英会話を学びたい方におすすめの海外ドラマはこちら
「have faith in someone」のような、日常で使いやすい英語表現をもっと学びたい方におすすめです。
日常英会話が学べる海外ドラマを見る

have faith in someone

  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次