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『モダンファミリー』シーズン8第14話では、ヘイリーが見たこともない番組を「好き」と言ってしまい、マニーに助けを求めます。コーヒーショップで働くアレックスも、職場で「相手に合わせること」について語ります。
話を合わせて言ってしまった一言を、どう打ち明け、どう取り繕うか。相談の切り出しから短時間の詰め込み、お礼の言葉まで、身近な場面で使える英語を見ていきます。
「I lied to ~」と打ち明けて助けを求める
ヘイリーはマニーを呼び出し、相談を始めます。最初のやり取りは短いものです。
Haley: Thank you for meeting with me.
(会ってくれてありがとう。)Manny: I came as fast as I could.
(できるだけ急いで来たよ。)Modern Family Season8 Episode14 (Heavy is the Head)
Thank you for meeting with me. は、時間を取ってもらったことへの礼として、仕事の打ち合わせでも使える丁寧な切り出しです。I came as fast as I could. は「できるだけ急いで来た」で、呼ばれて駆けつけたことを伝える返しになっています。ヘイリーは続けて、こう打ち明けます。
Haley: I lied to my boyfriend.
(彼氏に嘘ついちゃったの。)Haley: Everybody does it at the beginning of a relationship.
(付き合い始めって、みんなやるでしょ。)Modern Family Season8 Episode14 (Heavy is the Head)
I lied to ~. は「〜に嘘をついた」と、相手を to で示す形です。Everybody does it. は「みんなやっている」と自分の行動を軽く見せるときに使われる言い訳の形で、打ち明けた直後に添えることで深刻さを和らげています。嘘の中身は、交際中のレイナーとの会話にありました。
Haley: Me I told Rainer I love his favorite show, “Game of Thrones,” so now he’s taking me to Comic-Con.
(レイナーに、彼の大好きな番組の『ゲーム・オブ・スローンズ』が好きって言っちゃったの。それで今度、コミコンに連れてってくれるって。)Haley: I don’t love “Game of Thrones.
(『ゲーム・オブ・スローンズ』なんて好きじゃないのに。)Haley: I’ve never even seen “Game of Thrones.
(一回も見たことすらないの。)Modern Family Season8 Episode14 (Heavy is the Head)
I told him I love ~ は「彼に〜が大好きだと言った」で、話を合わせた内容をそのまま伝える形です。英語の love は好みを言うときに気軽に使われるため、こうした場面で口をつきやすい語と言えます。I’ve never even seen ~. の even は「〜すら」と強調し、好きどころか見たこともないという状況をはっきり示しています。
「This is a lot to cover」で短時間に詰め込む
打ち明けられたマニーは、ヘイリーの特訓を引き受けます。最初の一言は、残り時間に対する分量の見積もりです。
Manny: This is a lot to cover in four hours.
(4時間で押さえるには、量が多いな。)Modern Family Season8 Episode14 (Heavy is the Head)
cover には「覆う」のほか、「(範囲・内容を)扱う、こなす」という意味があります。a lot to cover は「扱うべき内容が多い」で、授業や会議で時間内に収めきれないときにも使われます。ヘイリーが自分の知っていることを話し始めると、マニーはこう言います。
Manny: This will go a lot faster if you don’t talk.
(君がしゃべらないほうが、ずっと早く進むよ。)Modern Family Season8 Episode14 (Heavy is the Head)
This will go a lot faster if ~ は「〜なら、ずっと早く進む」という条件の形です。a lot が比較級の faster を強めていて、遠慮なく段取りを仕切るマニーらしさが出ています。後の場面で、マニーの説明を聞き終えたヘイリーは、作品の登場人物になぞらえて礼を言います。
Haley: Just like you have saved from embarrassment at Comic-Con, so thank you, Manny.
(同じように、あなたもコミコンで私が恥をかかずに済むようにしてくれた。だから、ありがとう、マニー。)Modern Family Season8 Episode14 (Heavy is the Head)
save ~ from embarrassment は「〜を恥から救う、恥をかかずに済ませる」です。本来は saved me from embarrassment と目的語を入れる形で、台詞では me が抜けたまま勢いで話しています。嘘を本当らしく見せるための準備が、最後はお礼の言葉で締めくくられる流れが印象的です。
「pretend to be」と相手に合わせるアレックス
「相手に合わせる」という話は、アレックスの職場にもあります。同僚のジリアンがパーティーに誘う場面です。
Gillian: I’m thinking about having a little party at my place tonight.
(今夜、うちでちょっとしたパーティーをやろうと思ってるんだけど。)Gillian: You down, A-Dogg?
(乗る? Aドッグ。)Alex: If “down” means attending and “A-Dogg” means Alex, then yes.
(「乗る」が出席するって意味で、「Aドッグ」がアレックスって意味なら、答えはイエスよ。)Modern Family Season8 Episode14 (Heavy is the Head)
be down はくだけた会話で「乗り気だ、参加する」を表し、You down? だけで「来る?」「やる?」と誘う言い方になります。A-Dogg は職場でのアレックスの呼び名で、アレックスは「down」の意味だけでなく、その呼び名が自分を指すのかまで確かめています。慣れない言い回しを一つずつ言葉にして確認してから誘いに応じる、律儀な返しと言えます。そのうえで、アレックスはこう語ります。
Alex: Plus, it taught me something important.
(それに、この仕事は大事なことを教えてくれたの。)Alex: If you pretend to be who people want you to be, you can have as many friends as you want.
(みんなが望む人のふりをすれば、友達はいくらでもできるってこと。)Alex: God, I would love another crack at high school.
(ああ、高校をもう一回やり直したい。)Modern Family Season8 Episode14 (Heavy is the Head)
pretend to be ~ は「〜のふりをする」で、who people want you to be と組み合わせると「周りが望む自分を演じる」という意味になります。another crack at ~ は「〜への再挑戦」で、have a crack at ~(〜をやってみる)から来た口語の言い方です。God, I would love ~ は「ああ、〜できたらいいのに」と願望を強く言う形です。ヘイリーの打ち明け話と並べると、相手に合わせることの扱い方が二人で違うのが見えてきます。
まとめ|話を合わせたあとの英語
打ち明ける I lied to ~、言い訳の Everybody does it、詰め込みの a lot to cover、お礼の save ~ from embarrassment、そして pretend to be ~。話を合わせた一言の後始末にも、使える英語がそろっています。
『モダンファミリー』の家族の小さな嘘と奮闘を、これからも英語の手がかりにしていきましょう。
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