子どものころ親の仕事についていった思い出を語る英語|『モダンファミリー』S07E02で学ぶ英会話

『Modern Family』コラム: 子どものころ親の仕事についていった思い出を語る英語|『モダンファミリー』S07E02で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『モダンファミリー』シーズン7第2話では、フィルが息子のルークを自分の仕事に連れていきます。その合間に、フィル自身が子どものころ、父の店についていった思い出を振り返ります。

昔の習慣を語る言い方、忘れられない一日を語る言い方、そして親から少しずつ離れていったことを語る言い方。どれも日常会話で自分の話をするときに使える形です。親子の思い出を英語で話すときに役立つ表現が、この回にそろっています。

目次

「Sounds cool, but I don’t know if I can.」誘いと親の予定

物語の早い段階で、ルークの仲間のウィルがルークを遊びに誘います。その直前、フィルはルークに、ボーイバンドに入っているのかと尋ねています。

Will: So, we’re gonna go hang at the pier.
(なあ、これから桟橋で遊ぼうと思うんだけど。)

Will: You in?
(来る?)

Luke: Sounds cool, but I don’t know if I can.
(いいね、でも行けるか分かんないや。)

Phil: That’s right.
(そのとおり。)

Phil: We got a big day planned.
(今日は大事な予定があるんだ。)

Phil: He’s coming to work with the old man.
(この親父の仕事について来るんだよ。)

Modern Family Season7 Episode2 (The Day Alex Left for College)

hang は hang out の短縮で、「ぶらぶら過ごす、遊ぶ」というくだけた表現です。You in? は Are you in? から Are を落とした形で、「乗る?」「参加する?」と誘うときの短い一言になります。

ルークの Sounds cool, but I don’t know if I can. は、誘いには乗り気だと示しつつ、行けるかどうかは保留にする返し方です。I don’t know if I can を添えるだけで、はっきり断らずに済みます。

それを受けたフィルの We got a big day planned. は「今日は大きな予定が入っている」という意味で、have ~ planned の口語形です。the old man は父親を指すくだけた言い方で、ここではフィルが自分自身をそう呼んでいます。come to work with ~ は「〜の仕事について来る」で、この回の親子の話の軸になる表現です。

「I used to love going to work with my dad」と習慣を語る

売れない家に着いたところで、フィルは自分の子ども時代の話を始めます。

Phil: I used to love going to work with my dad to his grocery store, Frank’s Food Town.
(昔は、親父の食料品店、フランクス・フード・タウンに仕事についていくのが大好きだったんだ。)

Modern Family Season7 Episode2 (The Day Alex Left for College)

used to love ~ing は「以前は〜するのが大好きだった」と、今はもうない過去の習慣を懐かしむ形です。続く語りでは、店の看板の文句を持ち出しています。

Phil: I don’t care what the sign out front said
(店の前の看板に何て書いてあろうと関係ない)

Phil: Savings wasn’t king.
(王様は「お買い得」じゃなかった。)

Phil: My dad was.
(親父だったんだ。)

Modern Family Season7 Episode2 (The Day Alex Left for College)

~ is king は「〜が一番大事、〜が最優先」という決まった言い回しで、看板には「お買い得が一番」といった文句が書かれていたことがうかがえます。それを wasn’t で打ち消し、My dad was. と短く続けることで、店の主役は父だったと言い切る形になっています。

別の場面では、特定の一日の思い出も語られます。

Phil: I remember one day, I was around Luke’s age, and I wasn’t all that happy to be at Food Town, but my dad knew exactly what to do.
(ある日のことを覚えてる。ルークくらいの年で、フード・タウンにいるのがあんまり楽しくなかったんだけど、親父はどうすればいいかちゃんと分かってた。)

Modern Family Season7 Episode2 (The Day Alex Left for College)

I remember one day, は、いくつもある思い出の中から一日を取り出して話し始める合図です。used to が繰り返しの習慣を語るのに対し、こちらは一回きりの出来事を語る入り口になります。not all that ~ は「それほど〜ではない」と、程度をやわらげるときに使います。

このあと、店内放送のマイクを渡されて特売の案内をした、という話が続き、語りは次の一言で締めくくられます。

Phil: He lost a lot of money on that sale, but it’s a rush I’ll never forget.
(親父はあの特売でかなり損をしたけど、あのときの高揚感は一生忘れない。)

Modern Family Season7 Episode2 (The Day Alex Left for College)

rush は「急に込み上げる高揚感」で、a rush I’ll never forget は「一生忘れられないほどの興奮」を表します。I’ll never forget ~ は思い出を語るときの定番の締めで、the day(その日)や the look on his face(そのときの彼の顔)など、名詞を入れ替えて使えます。

「I stopped hanging out with my dad」と離れていった日々

家の案内を終えようとするフィルは、ルークとの次の予定を口にします。

Phil: I’m just gonna wrap it up, and then we bounce.
(ちゃちゃっと締めくくったら、出発だ。)

Phil: And then we bounce.
(で、出発だ。)

Phil: Trampoline park.
(トランポリンパーク。)

Phil: How are you not high-boinging me right now?
(なんで今「ハイ・ボイン」してくれないんだ?)

Luke: Oh, I was thinking of maybe meeting up with my crew at the pier.
(あ、桟橋で仲間と会おうかなって思ってたんだ。)

Modern Family Season7 Episode2 (The Day Alex Left for College)

wrap it up は「締めくくる、切り上げる」、bounce は「(その場を)出る」という意味のスラングです。ルークの I was thinking of maybe ~ing は、過去進行形と maybe で遠慮がちに希望を切り出す形で、言い出しにくい話をやわらかく伝えられます。crew はここでは「仲間、いつものメンバー」を指し、話の冒頭で誘われた桟橋の話とつながります。

その後、フィルは自分が父の店から離れていった時期を思い返します。

Phil: After a while, I stopped hanging out with my dad at the store.
(しばらくすると、俺は店で親父と過ごさなくなった。)

Phil: I got busy with cheer practice, and I guess pyramids of oranges don’t seem so great after you’ve built pyramids out of man.
(チアの練習で忙しくなってね。人間ピラミッドを作ったあとじゃ、オレンジのピラミッドもそれほどすごく見えなくなったんだろうな。)

Phil: I don’t know if it bothered him that I stopped coming around, but if it did, he never let it show.
(俺が顔を出さなくなったのを親父が気にしてたかは分からない。でも、もし気にしてたとしても、それを表には出さなかった。)

Modern Family Season7 Episode2 (The Day Alex Left for College)

stop ~ing は「〜するのをやめる」で、stop to ~(〜するために立ち止まる)とは意味が変わる点に注意が要ります。come around は「顔を出す、立ち寄る」で、stopped coming around は「足が遠のいた」に近い言い方です。let it show は「それを表に出す」で、never と組み合わせると「気持ちを決して表に出さなかった」となります。フィルの思い出と、ルークの今の様子が並んで描かれているのが印象的です。

まとめ|親子の思い出を語る英語

used to love ~ing で昔の習慣を、I remember one day で特定の一日を、stopped coming around と never let it show で離れていった日々を語る。フィルの語りには、親子の思い出を時間の順に話すための表現がそろっていると言えます。

『モダンファミリー』を観ながら、家族の思い出を英語で語る言い回しを少しずつ増やしていけそうです。

家族の行事を休むときの言い方や、入寮の日の姉妹の会話は、同じ回のほかのコラムで読めます。

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