ドラマで学ぶ英会話|『BONES』S5E13に学ぶ「up and running」の意味と使い方

up and running

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回は『BONES』シーズン5第13話から、ビジネスや機械が順調に稼働している状態を表す「up and running」を紹介します。
実際のシーンから学んでいきましょう。

目次

実際にそのシーンを見てみよう!

被害者ダンの元恋人であるクリス・ファイフを、ブースとブレナンが事情聴取している場面です。
クリスはダンの学費を稼ぐために身を粉にして働きましたが、ダンの歯科医院が開業した途端に捨てられたと不満を漏らしています。

Fife: I worked two jobs to put Dan through dental school. As soon as his practice was up and running, he dumped me.
(ファイフ:ダンを歯科医の学校に行かせるために、仕事を2つ掛け持ちしたんだ。彼の開業が軌道に乗った途端、俺は捨てられた。)
Booth: And since Virginia doesn’t recognize gay marriage or civil unions, you weren’t entitled to anything when he left you.
(ブース:それで、バージニア州は同性婚やシビル・ユニオンを認めていないから、彼が去った時、君には何の権利もなかったというわけだ。)
Fife: How is that fair?
(ファイフ:そんなの不公平だろ?)
Brennan: It’s not. I’m sorry to inform you that we have identified some human remains as Daniel Pinard.
(ブレナン:ええ。残念なお知らせですが、発見された遺体がダニエル・ピナールであると確認されました。)
BONES Season5 Episode13 (The Dentist in the Ditch)

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シーン解説と心理考察

バージニア州では当時、同性婚の法的権利が認められておらず、クリスはダンから一方的に捨てられ、何の補償も得られなかったという過酷な状況が語られます。

自分が仕事を掛け持ちしてまで支え、ようやくダンのキャリアが「up and running(軌道に乗った)」まさにその瞬間に、法的な後ろ盾がないばかりにすべてを失ったという怒りと虚しさが、言葉の端々から伝わってきますね。

容疑者としての動機を裏付ける、少し切なく緊迫したやり取りです。

フレーズの意味とニュアンス

up and running
意味:稼働して、順調に動いて、軌道に乗って

「up」は「立ち上がって、準備ができて」という状態を、「running」は「走っている、機械などが動いている」という状態を表します。

この2つを組み合わせることで、機械やコンピューターのシステム、あるいはビジネスやプロジェクトなどが、準備段階を終えて本格的に稼働し始めた、順調に進んでいるというニュアンスになります。

【ここがポイント!】

ネイティブがこのフレーズを使う時、「ゼロからの準備や修理を経て、ついに自立してスムーズに動き出した」という達成感のコアイメージがあります。

ただ動いているだけでなく、「問題なく良好に機能している」というポジティブな状態を強調したい時によく使われます。
機械のセットアップが完了した時や、新しいお店がオープンした時などに非常に便利な表現です。

また、病気で寝込んでいた人が「すっかり元気になって活動している」という意味で使われることもあります。

実際に使ってみよう!

I finally got my new computer up and running.
(ようやく新しいパソコンのセットアップが終わって使えるようになった。)
買ってきたばかりの機械や新しいソフトの初期設定(up)が終わり、スムーズに動き始めた(running)という日常の達成感を伝える便利なフレーズです。

The new booking system will be up and running by next week.
(新しい予約システムは、来週までには稼働する予定です。)
新しいITシステムやウェブサイトなどが、準備を終えて利用可能になることを伝えるビジネスシーンでの定番の言い回しです。

As soon as the business is up and running, we plan to hire more staff.
(事業が軌道に乗り次第、もっとスタッフを雇う予定です。)
今回のドラマのセリフと同じように、ビジネスや店舗がオープンし、安定して利益を生み出し始める状態を指します。

『BONES』流・覚え方のコツ

巨大な機械やロボットを思い浮かべてみてください。

メインスイッチを入れるとシステムが「起動(up)」し、メーターが上がり、続いてウィーンと音を立てて中の歯車がスムーズに「回り始める(running)」様子を映像としてイメージします。

この「準備完了」から「本格稼働」への2段階のプロセスを思い浮かべると、ビジネスや機械にこの表現が使われる躍動感が自然と掴めるはずです。

似た表現・関連表現

get off the ground
(意味:軌道に乗る、順調にスタートする)
飛行機が地面からフワッと離陸する様子から、プロジェクトや事業が初期の困難を乗り越えて「無事にスタートを切る」瞬間に焦点を当てた表現です。

in full swing
(意味:最高潮で、本格的に活動して)
up and running が「順調に動き始めた状態」を表すのに対し、こちらはすでに活動が始まっており、一番盛り上がっているピークの状態であることを強調します。

back on one’s feet
(意味:回復して、再び立ち直って)
up and running がビジネスや機械に使われることが多いのに対し、こちらは人が病気や経済的な困難から立ち直り、自立して生活できるようになった状態を指す人間用の表現です。

深掘り知識:英語における「走る(run)」の多彩な世界

「run」と聞くと、人間や動物が足を使って走る姿を真っ先に思い浮かべますが、英語の世界ではもっと幅広い意味で使われます。

川の水が「流れる」、鼻水が「垂れる」、そして今回のように機械やビジネスが「動く、経営される」というのもすべて「run」で表現されます。
これは、ネイティブが「run」という単語に対して「何かが途切れることなく、スムーズに連続して進んでいく状態」という根本的なイメージを持っているからです。

「up and running」も、システムやビジネスが立ち上がり、淀みなくスルスルと流れるように機能している状態を表しています。
単語の根底にある映像の広がりを知ると、英語の表現力がさらに豊かになりますね。

まとめ|ビジネスから日常まで幅広く使える表現

今回は『BONES』のワンシーンから、機械やビジネスが順調に稼働している状態を表す「up and running」を紹介しました。

日常のちょっとしたパソコンの設定から、大きなプロジェクトの立ち上げまで、無事に機能し始めた喜びや順調さを伝えられる非常に前向きで便利なイディオムです。

ぜひご自身の生活の身近なシチュエーションに当てはめて使ってみてくださいね。
表現の引き出しが増えると、英語を使うのがさらに楽しくなりますよ。

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