アメリカの引っ越し祝い(housewarming gift)の文化と英語|『モダンファミリー』S10E11で学ぶ英会話

『Modern Family』コラム: アメリカの引っ越し祝い(housewarming gift)の文化と英語|『モダンファミリー』S10E11で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『モダンファミリー』シーズン10第11話では、ヘイリーとディランが改装したガレージを新居にして移る準備を進めます。フィルとクレアは引っ越しを手伝い、新しい住まいへ贈り物を届けます。

新居に贈り物を持っていく習慣は日本にもありますが、英語圏では呼び方や定番の品に独特の背景があります。引っ越し祝いの英語と、劇中に出てくる新しい住まいの言葉を順に見ていきます。

目次

引っ越しの手伝いと「housewarming gift」

物語は、フィルが二人の新居のために食器を詰めておいたと話す場面から始まります。

Phil: Hey, you guys.
(よう、お二人さん。)
Phil: I packed up some dishes for the new house.
(新しい家用に、食器を詰めておいたぞ。)
Modern Family Season10 Episode11 (A Moving Day)

pack up は「荷物をまとめる、箱に詰める」という句動詞で、引っ越しの場面で頻繁に出てきます。英語では、引っ越しの準備を packing、新居で荷をほどくことを unpacking と呼び分けます。フィルの台詞では、梱包した中身として食器を挙げ、行き先を the new house と表しています。

そのあとフィルは、クレアにこう持ちかけます。

Phil: I was gonna go pick up a house-warming gift for them.
(あの子たちに引っ越し祝いを買いに行こうと思ってたんだ。)
Phil: Why don’t you come with me?
(一緒に来ないか?)
Claire: Oh, okay, let’s do that.
(あ、うん、そうしよう。)
Modern Family Season10 Episode11 (A Moving Day)

housewarming は「新居を暖める」という成り立ちの語で、新しい家に人を招くお披露目の集まりを housewarming party、その際の贈り物を housewarming gift と呼びます。劇中でもハイフンの有無で2通りの表記が出てきます。

アメリカでは、新居に招かれた側が植物やキャンドル、キッチン用品、飲み物などを手土産にすることが多いと言われますが、品の選び方は地域や家庭によって異なります。pick up はここでは「買ってくる」の意味で、Why don’t you ~? は「〜しない?」と相手を誘う形です。

パイナップルの置物と「a symbol of good luck」

新居に着くと、フィルは用意した贈り物を二人に渡します。

Phil: Hey, we got you guys a housewarming gift.
(なあ、二人に引っ越し祝いを買ってきたぞ。)
Phil: It’s a decorative pineapple because, uh, pineapples are a symbol of good luck.
(飾り物のパイナップルだ。ほら、パイナップルは幸運のシンボルだからさ。)
Dylan: Thanks, Mr. D.
(ありがとう、ミスターD。)
Dylan: That’s way better than our giant cherry.
(うちの巨大なさくらんぼよりずっといいよ。)
Dylan: That’s just a symbol of a clean toilet.
(あれはただの、きれいなトイレの印だからね。)
Modern Family Season10 Episode11 (A Moving Day)

フィルは、パイナップルを「幸運の象徴」として選んだと説明しています。decorative は「飾りの、装飾用の」という形容詞で、decorative pillow(飾りクッション)のように身近な品にも付きます。a symbol of ~ は「〜の象徴」で、贈り物に込めた意味を添えるときに便利な形です。

アメリカでは、パイナップルが「歓迎」や「もてなし」の象徴とされることがある、という言い伝えがよく紹介されます。玄関飾りや食器の柄にパイナップルが使われるのも、その意味合いからだと説明されることがあります。ただし由来には諸説あり、受け止め方も人によって異なります。劇中のフィルの説明は「幸運」で、一般に言われる「もてなし」とは少し角度が違います。

ディランは、自分たちの「巨大なさくらんぼ」を引き合いに出して冗談で返します。way better than ~ は「〜よりずっといい」で、way が比較を強める口語の副詞として働いています。

「tiny homes」と、新居の不具合を伝える「can’t be code」

二人の住まいは改装したガレージで、決して広くはありません。フィルはこう口にします。

Phil: Tiny-homes are very trendy these days.
(タイニーハウスって、最近すごく流行ってるんだよ。)
Modern Family Season10 Episode11 (A Moving Day)

tiny home(tiny house) は、ごく小さな面積に生活の機能をまとめた住まいを指します。アメリカでは、住宅費を抑えたり持ち物を減らしたりする暮らし方の一つとして注目を集めてきたと言われます。

ガレージなどを住めるように改装した建物を converted garage と呼ぶこともあり、敷地内の離れとして使う例もあるとされますが、扱いは地域の規則によって異なります。trendy は「流行の、はやりの」という形容詞です。文末の these days は「近ごろ」と、今の流れについて話すときに添える言い方です。

その新居で、クレアが思わぬ問題に気づきます。

Claire: It’s It’s not a skylight.
(それ、天窓じゃないから。)
Claire: There’s a hole in your roof.
(屋根に穴が開いてるの。)
Phil: Cool, I always wanted to learn how to install a skylight.
(いいね、天窓の付け方を前から覚えたかったんだ。)
Phil: I guess today’s the day.
(いよいよ今日がその日ってわけだ。)
Dylan: Have you also always wanted to move an electrical outlet that’s currently in the shower?
(じゃあ、今シャワーの中にあるコンセントを移すのも、前からやりたかった?)
Phil: Well, that can’t be code.
(いや、それは基準違反だろう。)
Dylan: It’s not.
(基準どおりじゃないよ。)
Dylan: I’m telling you exactly what’s going on.
(ありのままを言ってるだけさ。)
Modern Family Season10 Episode11 (A Moving Day)

skylight は屋根に付ける採光用の窓、electrical outlet は壁のコンセントです。日本語の「コンセント」は和製英語で、英語では outlet や socket と言います。フィルの that can’t be code の code は building code(建築基準)を指す口語で、「それが基準に合っているはずがない」という意味になります。新居の不具合を伝える言葉がまとまって出てくる場面です。

まとめ|引っ越し祝いと新しい住まいの英語

housewarming gift と pack up、パイナップルの置物と a symbol of good luck、tiny homes や that can’t be code を見てきました。贈り物の習慣と住まいの言葉が、引っ越しの一日の中に並んでいます。

新しい暮らしを始める家族の姿を『モダンファミリー』で観ながら、住まいの英語に触れてみるのも一つの楽しみ方です。

同じ回のほかのコラムでは、頼まれて口を出す役目の英語や、子どもの新生活を心配する親の英語も取り上げています。

このエピソードを見るには

(タップすると各配信サービスの視聴ページへ移動します)

※配信状況は変更される場合があります(2026年5月時点)



  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次