面接官の前で家族をよく見せたいときの英語|『モダンファミリー』S10E07で学ぶ英会話

『Modern Family』コラム: 面接官の前で家族をよく見せたいときの英語|『モダンファミリー』S10E07で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『モダンファミリー』シーズン10第7話では、アレックスが受けている政府の仕事の選考に、家族面談が含まれていることが分かります。クレアとフィルは家族の印象を少しでもよくしようと張り切り、その張り切りが面談の最中にも顔を出します。

来客や面接官の前で家族をよく見せたいときの英語には、準備の提案、言い直し、話の脱線を止める言い方がそろっています。ダンフィー家の一日を順に追いながら見ていきます。

目次

「impress the interviewer」と「Why bring a knife to a gun fight?」

クレアの説明によれば、アレックスが受けているのは、家族面談まで求められる名誉ある職です。面談の前、面接官への見せ方をめぐってこんな提案が飛び出します。

Claire: If you really want to impress the interviewer, why don’t you try casually leaving out this completed New York Times crossword that I found at the gym?
(面接官に本気でいい印象を持ってもらいたいなら、ジムで見つけたこの解き終わったニューヨーク・タイムズのクロスワード、さりげなく置いておいたらどう?)
Phil: Why bring a knife to a gun fight? How about I lay out the family heirloom?
(銃撃戦にナイフを持っていってどうするんだよ? うちの家宝を並べておくってのはどう?)
Modern Family Season10 Episode7 (Did the Chicken Cross the Road?)

impress ~ は「〜によい印象を与える」という動詞で、impress the interviewer は面接の場面でそのまま使える組み合わせです。leave out ~ は「(見えるところに)出しておく」の意味で、casually を添えると「いかにも普段からそうしているように、さりげなく」というニュアンスになります。クレアの案は、解き終わったクロスワードを置いて知的な家庭に見せるという演出です。

フィルの Why bring a knife to a gun fight? は、「銃の撃ち合いにナイフを持っていくようなものだ」という慣用的な言い回しを疑問文にしたものです。相手の手が強いのに中途半端な備えで臨むのはもったいない、という意味合いで、フィルはクロスワードよりも強い手として、曾祖父にまつわる家宝の絵を持ち出します。

こうした準備に対して、アレックスは stop managing everything という言い方で、母親の仕切りすぎをたしなめます。manage は「管理する、取り仕切る」で、everything を付けると「何もかも自分で仕切ろうとする」ことへの不満がはっきり出ます。張り切る側と、それを抑えたい本人という構図が、この時点でできあがっています。

「I don’t mean to interrupt, but ~」で言い直す

面談が始まり、面接官のフローレンスはヘイリーに、妹のアレックスについて話すよう促します。ヘイリーが天才の妹と同じ部屋で育った話をしたあと、クレアが割って入ります。

Claire: I’m sorry.
(すみません。)
Claire: I don’t I don’t mean to interrupt, but I just keep replaying my answer to you about my parenting style.
(お話の邪魔をするつもりはないんですけど、子育ての方針についてさっきお答えしたことが、頭の中で何度も繰り返されてしまって。)
Modern Family Season10 Episode7 (Did the Chicken Cross the Road?)

I don’t mean to interrupt, but ~ は「お話の途中にすみませんが」と、さえぎる前に断りを入れる決まった形です。keep ~ing は「〜し続ける」で、replay は本来「再生し直す」ことを指します。合わせると、自分の発言が頭の中で繰り返し再生されて気になってしまう様子を表せます。このあとクレアは、こう念を押します。

Claire: But when I said I wanted to run away and never come back, that was a joke.
(でも、逃げ出して二度と戻りたくないって申し上げたのは、冗談ですから。)
Florence: Yeah, absolutely.
(ええ、もちろん。)
Claire: I know.
(ですよね。)
Modern Family Season10 Episode7 (Did the Chicken Cross the Road?)

that was a joke は「あれは冗談でした」と、前の発言の受け取られ方を正したいときの短い言い方です。when I said ~ で「〜と言ったのは」と前の発言を指し示してから続けると、何を訂正したいのかが相手にすぐ伝わります。面接官の返事は Yeah, absolutely. と短く、クレアの念押しの方がずっと長いという対比になっています。

absolutely は「まったくそのとおり」と強く同意する副詞で、Yes の代わりに単独でも使えます。クレアの I know. は「分かっています」と相手の同意をそのまま受け止める短い返しです。

「come by ~ honestly」と「clean up well」

旅行の話題が出たところで、フィルが話を自分の思い出へ向けようとします。

Phil: Well, she does come by her wanderlust honestly.
(まあ、あの子の旅好きは、ちゃんと親譲りなんですよ。)
Phil: The kids here all know about my high school trip to the Soviet Union.
(うちの子たちはみんな、僕が高校のときに行ったソ連旅行の話を知ってますから。)
Alex: Yeah, but she doesn’t need to hear about that.
(うん、でもその話は聞いてもらわなくていいから。)
Florence: No, please.
(いえ、どうぞ。)
Florence: Continue.
(続けてください。)
Modern Family Season10 Episode7 (Did the Chicken Cross the Road?)

come by ~ honestly は「(性格や好みを)自然に受け継いでいる、親譲りだ」という口語の言い回しです。wanderlust は「旅への強いあこがれ」を指す名詞で、フィルは娘の旅好きを自分の血筋として語ります。アレックスの She doesn’t need to hear about that. は「その話はこの人が聞く必要はない」と、脱線しそうな話を先回りして止める言い方です。それでも面接官に No, please. Continue. と促され、フィルの思い出話は続いていきます。

面談の終わりが近づくと、アレックスは we don’t want to take up your whole day と言って話を切り上げにかかります。take up ~ は「(時間や場所を)占める」で、「一日じゅうお時間をいただくわけにはいきませんので」と相手の時間に気をつかう形で締めくくれます。面接官が帰ったあと、フィルはこう言います。

Phil: You know what? We Dunphys clean up pretty well when we want to, don’t we?
(なあ、俺たちダンフィー家って、その気になればなかなか見違えるよな?)
Modern Family Season10 Episode7 (Did the Chicken Cross the Road?)

clean up well は「身なりを整えると見違える」という意味で、普段とは違うきちんとした姿をほめるときに使われます。フィルはこれを家族全体に当てはめ、うまくいったと受け止めています。ただし、アレックスの受け止め方はまったく逆で、家族それぞれに不満をぶつけることになります。

まとめ|よく見せたい場面の英語

面談前の impress the interviewer、面談中の I don’t mean to interrupt, but ~ と that was a joke、脱線を止める She doesn’t need to hear about that.、締めの clean up well を見てきました。人前で家族を紹介する場面の言い回しがそろいます。

次回も『モダンファミリー』と一緒に英語を学んでいきましょう。

同じ回のほかのコラムでは、だまされやすさを表す言葉や、大騒ぎした手前で本音を言い出せない2人の英語も取り上げています。

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