「give it a second thought」の意味と使い方|『モダンファミリー』S10E07で学ぶ英会話

「give it a second thought」の意味と使い方を解説

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

うっかり口にしたことが後から気になって、「あれは大丈夫だったかな」と頭の中で何度も繰り返してしまった経験はありませんか。

そんな気がかりを軽く受け止める「give it a second thought」を、『モダンファミリー』シーズン10第7話の前半、アレックスの面談に来たフローレンスに、クレアが自分の答えを気にして話しかけるシーンから、一緒に見ていきましょう。

目次

「give it a second thought」の意味とニュアンス

give it a second thought
意味:(否定形で)気にしない、くよくよ考えない/(肯定形で)考え直す、改めて考える

give it a second thoughtの基本の意味は「もう一度考える」です。secondは「二度目の」、thoughtは「考え」で、giveは「与える」ですから、「それに二度目の考えを与える」という組み立てから、いったん出した結論を考え直す、という意味につながります。itは、考え直す対象になっている物事を指します。

会話で意味が大きく変わるのが、否定の命令文Don’t give it a second thought.です。「それに二度目の考えを与えなくていい」から、「気にしないで」「もう考えなくて大丈夫」と、相手の気がかりを軽くする言い方になります。謝られたときの返事や、相手が自分の言動を気に病んでいるときの声かけとして使えます。相手に負担をかけない返し方として、会話の中でさらりと添えられる表現です。

肯定形や疑問形になると、「考え直す」の意味が前に出ます。You might want to give it a second thought.なら「もう一度考え直したほうがいいかもしれません」という助言です。without giving it a second thoughtの形では「少しも迷わずに」という意味になり、一度も考え直さなかった、という様子を表します。

【ここがポイント!】

  • 「give it a second thought」の核は、出した結論に「二度目の考え」を向ける動き
  • Don’t を頭に付けた命令文にすると、相手の気がかりを軽くする「気にしないで」になる
  • 肯定形は「考え直す」、without giving 〜は「少しも迷わず」と、形で意味を見分ける

『モダンファミリー』S10E07のシーンで見てみよう

意味を押さえたところで、実際のドラマシーンを見ていきましょう。

アレックスの面談の場面です。クレアは「口を挟むつもりはないんですけど」と前置きして、自分がフローレンスに答えた子育ての方針の話が頭の中で繰り返されていると打ち明けます。フローレンスの返事と、そこからクレアが付け足す言葉のやり取りに注目です。

Claire: I’m sorry. I don’t I don’t mean to interrupt, but I just keep replaying my answer to you about my parenting style.
(ごめんなさい。口を挟むつもりはないんですけど、子育ての方針についてあなたにお答えしたことが、頭の中でずっと繰り返されてしまって。)

Florence: Oh, don’t give it a second thought.
(ああ、気にしないでください。)

Claire: But when I said I wanted to run away and never come back, that was a joke.
(でも、逃げ出して二度と戻りたくないって私が言ったのは、冗談だったんです。)

Florence: Yeah, absolutely.
(ええ、もちろん。)

Modern Family Season10 Episode7 (Did the Chicken Cross the Road?)

シーン解説と心理考察

クレアは話し始める前に、まず「ごめんなさい」と謝り、口を挟むつもりはないと断ります。そのうえで、自分の答えが頭の中でずっと繰り返されていると打ち明ける様子から、答えた内容が相手にどう受け取られたのかを気にしている気持ちが伝わってきます。

フローレンスの返事は、Oh, don’t give it a second thought.の一言です。相手が気に病んでいることを、それ以上考えなくていいと手放させる、やわらかな気遣いの言い方になっています。クレアの打ち明けを重く受け止めすぎず、軽く受け止めて返すところに、この表現らしい響きがあります。

するとクレアは、逃げ出して二度と戻りたくないと言ったのは冗談だったと、さらに付け足します。気にしないでと言われたあとも、自分の言葉の意図を伝え切ろうとする姿が表れています。フローレンスは「ええ、もちろん」と短く受け止めます。クレアが説明を足し、フローレンスが短く受ける、その往復が会話の温度を決めています。

『モダンファミリー』流・覚え方のコツ

考えごとを入れた箱を、いったんふたを閉じて机に置いた場面を思い描いてみましょう。give it a second thoughtは、そのふたをもう一度開けて、中身を考え直す動作にあたります。

Don’t give it a second thought.は、「そのふたはもう開けなくていいですよ」と声をかける言い方です。クレアは、いったん答えたはずの話のふたを自分で何度も開けてしまっていました。そこへ、フローレンスが「もう開けなくていい」と手を添えた形になります。ふたを開ける回数を減らしてあげる声かけだと覚えておくと、否定形の意味がすっと出てきます。

肯定形のgive it a second thoughtは、閉じたふたをもう一度開ける側の言い方です。ふたを開ける動作が、「考え直す」という意味にそのままつながっています。

例文で覚える「give it a second thought」

否定形と肯定形で意味が変わるgive it a second thoughtは、次の3例で形ごとに確かめられます。

Don’t give it a second thought. I’m happy to help.
(気にしないで。喜んで手伝うよ。)
お礼や謝罪に軽く応じる場面です。後ろにI’m happy to help.を添えると、気遣いがさらに温かく伝わります。

You might want to give it a second thought before you sign the contract.
(契約書にサインする前に、もう一度考え直したほうがいいかもしれません。)
慎重な判断を勧めるビジネスの場面です。肯定形なので、「気にしない」ではなく「考え直す」の意味になります。

A: Did she hesitate when you offered her the job?
B: Not at all. She said yes without giving it a second thought.
(A:仕事を打診したとき、彼女は迷ってた?)
(B:全然。少しも迷わずにイエスって言ったよ。)
即決した様子を友人に説明する往復会話です。without givingの形にすると、「少しも迷わずに」という意味になります。

あわせて覚えたい関連表現

don’t worry about it
(気にしないで)
不安や心配を手放させる一般的な言い方です。Don’t give it a second thought.は、考え直すこと自体をもうしなくていい、というニュアンスが少し強めに出ます。

think twice
(よく考える、ためらう)
think twiceは、ためらう・慎重になる場面で使われることが多い表現です。give it a second thoughtは、Don’t を付けた命令文で謝罪やお礼への返事としてよく使われる点が持ち味です。

no big deal
(たいしたことじゃない)
出来事そのものを軽く扱う言い方です。give it a second thoughtは、相手が考え込んでいること自体に向けて、もう考えなくていいと伝える点が違いです。

Note|「気にしないで」と「考え直す」が同じ表現に入る理由

give it a second thoughtは、否定形では「気にしないで」、肯定形では「考え直す」と、日本語にすると正反対にも見える意味になります。どちらも同じ表現から出てくる理由は、構成語の文字どおりの意味にあります。

second thoughtは「二度目の考え」です。肯定形のgive it a second thoughtは、「それに二度目の考えを与える」ですから、いったん考えたことをもう一度考える、つまり「考え直す」になります。これを否定にしたDon’t give it a second thought.は、「それに二度目の考えを与えるな」です。もう一度考えなくていい、というところから、「気にしないで」「くよくよ考えないで」という意味になります。向きが反対なのではなく、「二度目の考えを与える」という同じ動作を、するか、しないかの違いです。

訳し分けの目安は、否定の命令文なら「気にしないで」、肯定形なら「考え直す」、without givingの形なら「少しも迷わずに」です。日本語に直すときは、形を見て言葉を選び分けます。

「二度目の考え」を与えるか与えないかで、意味が二つに分かれます。

まとめ|相手の気がかりを、そっと手放させる一言

give it a second thoughtは、もう一度考えるという意味が基本です。否定の命令文Don’t give it a second thought.になると、相手の気がかりを軽くする「気にしないで」の言い方になります。

肯定形なら「考え直す」、without givingの形なら「少しも迷わずに」と、形を見分ければ、場面に合う意味を選べます。謝られたときの返事にも、慎重な判断を勧めるときにも、同じ表現が活躍します。向きの違いは、否定の Don’t が付くかどうかで見分けられます。

クレアの打ち明けに、フローレンスが短く返した一言を思い出しながら、謝られたときの返事として頭の片隅に置いてみてください。

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※配信状況は変更される場合があります(2026年5月時点)



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