ドラマで学ぶ英会話|『BONES』S5E19に学ぶ「speed up」の意味と使い方

speed up

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回は『BONES』シーズン5エピソード19の、法医学チームが現場で冷静に状況を分析するシーンから、
物事のペースを上げたい時にそのまま使える「speed up」をご紹介します。

「もう少し急いで!」「プロジェクトの進行を早めないと」——そんな場面で使えたら、
ぐっと表現の幅が広がりますよ。

目次

実際にそのシーンを見てみよう!

ホテルの地下ランドリー施設で、洗濯機の中から発見された遺体の状態を、
ブース、カム、ブレナンの3人が調査している場面です。
ベテランたちが過酷な現場でも淡々とプロの分析を続ける、BONESらしい一幕です。

Booth:Well, according to the laundry guy, the body could have been sitting in a pile of dirty sheets for 2 days before it got thrown into the wash.
(ランドリーの担当者によると、遺体は洗濯機に放り込まれるまで2日間、汚れたシーツの山の中に放置されていた可能性があるらしい。)

Cam:Well, the heat in here would have sped up decomp. Look out, I’m going in.
(ここの熱で腐敗の進行が早まったのね。気をつけて、中に入るわ。)

Brennan:Judging by the concavity of the rib end, the victim was middle age. Dismemberment occurred post-mortem; most likely during the spin cycle.
(肋骨の端のくぼみから判断すると、被害者は中年よ。切断は死後に起きたものね。おそらく脱水サイクルの間に。)

Bones Season5 Episode19(The Rocker in the Rinse Cycle)

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シーン解説と心理考察

カムは、ランドリー施設特有の高温多湿な環境が、遺体の腐敗を通常より早めてしまったと冷静に分析しています。
どんな状況でも瞬時に環境要因を読み取り、事実を端的に言葉にするプロフェッショナルな姿勢が光りますね。

そして分析を終えるや否や、自ら証拠収集のために巨大な洗濯機の中へ入っていくカム。
短い息とともに放たれた「Look out, I’m going in.」には、彼女の覚悟と決断力が凝縮されています。

どんな過酷な現場でも揺れないプロの姿——BONESを何度見ても惚れ惚れするシーンのひとつです。

「speed up」の意味とニュアンス

speed up
意味:〜を早める、促進する、スピードを上げる

おなじみの speed に、「状態の変化・完成」を表す up が組み合わさってできた句動詞です。

車や走るスピードといった物理的な速さを上げる場面はもちろん、
仕事のプロセス・作業のペース・体の機能など、目に見えないプロセスを加速させる場面でも自然に使われます。

他動詞(〜のスピードを上げる)としても、自動詞(スピードが上がる)としても使えるため、
日常会話からビジネスまで幅広く応用できる便利な表現です。

【ここがポイント!】

speed up のコアイメージは、「今のペースからギアを一段上げて、目標までの時間を短縮する」という感覚です。

ただ「速い」という状態を表すのではなく、
外部からの力や意図的な工夫によって、プロセスそのものを押し上げるニュアンスが含まれています。

「誰かが、あるいは何かが、プロセスをグッと前に押し出している」——そのイメージが核心です。

実際に使ってみよう!

We need to speed up the manufacturing process to meet the deadline.
(締め切りに間に合わせるために、製造プロセスのスピードを上げる必要があります。)
ビジネスで業務のペースアップを提案する時の定番表現。チーム全体への意識づけにも使えます。

Drinking plenty of water and exercising regularly can speed up your metabolism.
(たくさんの水を飲み、定期的に運動することで、基礎代謝を促進することができます。)
健康・美容の話題で、体の内側のプロセスを早めると言いたい時にぴったりです。目に見えない変化にも使えるのがポイント。

Can you speed up a little bit? The movie is going to start soon.
(もう少し急いでくれない?もうすぐ映画が始まっちゃうよ。)
歩くペースや準備の速さを上げてほしい時のカジュアルな表現。日常のちょっとした場面でそのまま口から出てくる形です。

『BONES』流・覚え方のコツ

ホテルの地下に漂う熱気の中、普段の何倍ものスピードで変化が進んでいく——
そんな現場をカムが冷静に見渡す場面を思い浮かべてみましょう。

「熱という外部エネルギーがプロセスをグッと押し上げた」というシーンのイメージと一緒に覚えると、
speed up=何かが作用してペースが上がる という感覚が自然と定着します。

何かのブースターが働いて物事が動き出す——そのビジュアルがこのフレーズの覚え方のコツです。

似た表現・関連表現

  • hurry up:急ぐ、急がせる。speed up がプロセスや速度自体を計画的・物理的に上げることに焦点を当てるのに対し、こちらは時間的な焦りや心理的な切迫感が強く、人を急かす場面でよく使われます。
  • accelerate:加速する、促進する。speed up のフォーマルな言い換えで、ビジネスや学術的な文脈でよく登場する客観的で専門的な響きの単語です。
  • expedite:〜を早める、捗らせる。手続きや配送などを意図的に効率化し、通常より早く完了させるという意味で使われます。

深掘り知識:目に見えないプロセスを加速させる英語の感覚

日本語では「スピードを上げる」というと、走る速さや車の速度など物理的な動きを思い浮かべることが多いですよね。

しかし英語の speed up は、今回のセリフのように、
生物学的・化学的なプロセスに対しても非常に自然に使われます。

「代謝を上げる」「回復を早める」「PCの動作を速くする」——
これらすべてに speed up がフィットします。

「AからBへ移行するまでの時間を短くする」という広い視点を持つと、
あらゆる場面でこのフレーズを自在に使いこなせるようになりますよ。

まとめ|進行を早める便利表現を活用しよう

今回は、日常のさまざまな場面で活躍する「speed up」をご紹介しました。

物理的な速さだけでなく、仕事の進行・体の代謝・デバイスの動作など、あらゆるプロセスのペースアップに使える汎用性の高い表現です。
「ギアを一段上げてゴールへ近づく」というコアイメージを意識しながら使ってみてください。
ぜひ実際の会話や文章の中で活用してみてくださいね。

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