近くへ引っ越していく友達と、別れ際に交わす英語|『フレンズ』S02E16で学ぶ英会話

『FRIENDS』コラム: 近くへ引っ越していく友達と、別れ際に交わす英語|『フレンズ』S02E16で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『フレンズ』シーズン2第16話では、チャンドラーとルームメイトとして暮らしてきたジョーイが、部屋を出ていくと決めます。引っ越しの日、仲間たちが荷造りを手伝い、最後はチャンドラーとジョーイの二人きりになります。

遠くへ旅立つわけではない、同じ街の中での引っ越しでも、別れ際にはそれなりの言葉が交わされます。念を押す問い、惜しむ一言、区切りの決まり文句を、場面の順に見ていきます。

目次

「I’m really going to miss you.」近くても寂しいと伝える

チャンドラーの部屋で、仲間たちがジョーイの荷造りを手伝っています。ジョーイの問いかけから、仲間たちが一人ずつ言葉をかけます。

Joey: Hey, you’re still going to come visit me, right?
(なあ、それでも遊びに来てくれるよな?)
Chandler: Oh, yeah, you got the big TV. We’ll be over there all the time.
(ああ、もちろん。大きいテレビがあるからな。しょっちゅう入り浸るよ。)
Chandler: Except when we are here.
(ここにいるとき以外はな。)
Phoebe: I know you’re just moving uptown but I’m really going to miss you.
(アップタウンに引っ越すだけなのは分かってるけど、本当に寂しくなるわ。)
Monica: How can you not be across the hall anymore?
(向かいの部屋にもういないなんて、ありえないでしょ?)
Rachel: Yeah. Who’s going to eat all our food and tie up our phone lines, and…
(そうよ。誰がうちの食べ物を全部食べて、電話をふさぐのよ……)
Friends Season2 Episode16(The One Where Joey Moves Out)

ジョーイの ~, right? は、文の最後に付けて「〜だよな?」と念を押す形です。still が入ることで、「離れても変わらず」という気持ちが問いに加わります。チャンドラーの be over there all the time は「しょっちゅう向こうにいる」、つまり入り浸るという意味です。すぐあとに Except when we are here. と付け足して、約束を冗談に変えています。

フィービーの I know ~ but ~ は、「〜なのは分かっているけど」と事情を認めてから本音を続ける組み立てです。I’m really going to miss you. は、別れ際に寂しさを伝える言い方として使われることの多い一言です。uptown は、ニューヨークではマンハッタンの北の方面を指すことが多いと言われる語です。

モニカの How can you not be ~ anymore? は、答えを求める質問ではありません。「もう〜じゃないなんて」と、これまでの日常がなくなることを惜しむ反語の問いです。レイチェルの Who’s going to ~? も同じく、いなくなる人の役割をあえて挙げて、寂しさを冗談めかして表しています。

「I guess this is it.」二人きりになって区切りを口にする

ロスが残りの荷物をトラックへ運ぼうと声をかけ、ジョーイとチャンドラー以外は部屋を出ます。残された二人きりの部屋で、チャンドラーはフーズボール台を運ぶのを手伝おうかと申し出ます。give you a hand with ~ は「〜を手伝う」というくだけた言い方で、作中では文頭の do を省いた you want me to ~? の形で、手伝いを申し出る問いとして使われています。それに続くやりとりです。

Joey: Nah. You keep it. You need the practice.
(いや。お前が持ってろよ。練習が必要だろ。)
Chandler: Thanks.
(どうも。)
Joey: So… I guess this is it.
(じゃあ……これでお別れだな。)
Chandler: Yeah. Right. Yeah. I guess so.
(ああ。そうだな。ああ。そうみたいだな。)
Friends Season2 Episode16(The One Where Joey Moves Out)

このフーズボール台は、二人が勝負をして、ジョーイが勝ち取ったものでした。ジョーイはそれを You keep it. とチャンドラーに譲り、You need the practice. とからかう一言を添えています。

I guess this is it. は、直訳すると「これがそれだと思う」です。実際には「いよいよこれで終わりか」「これでお別れだな」と、区切りの瞬間を言葉にするときに使われます。I guess so. は「そうみたいだな」と、相手の言葉をそのまま受ける返しです。チャンドラーは Yeah. Right. Yeah. と短い相づちを重ねてから、この一言にたどり着きます。

どちらの台詞も、別れを大げさに言わず、guess で少しぼかしているのが特徴です。同じ部屋で暮らしてきた二人の、改まりすぎない言い回しと読み取れます。

「I’m guessing tonight at the coffee house.」冗談で外して送り出す

ジョーイはドアへ向かい、立ち止まって振り返ります。

Joey: Listen, uh… I don’t know when I’m going to see you again.
(なあ、その……次いつ会えるか分からないな。)
Chandler: I’m guessing tonight at the coffee house.
(たぶん今夜、コーヒーハウスでな。)
Joey: Right. Yeah. Okay.
(そうだな。ああ。分かった。)
Joey: Uh… take care.
(えっと……元気でな。)
Friends Season2 Episode16(The One Where Joey Moves Out)

I don’t know when I’m going to see you again. は「次にいつ会えるか分からない」と、しばらく会えない相手に向ける言い方です。チャンドラーはそれに I’m guessing ~ と「たぶん〜だろうな」と推測の形で答え、今夜もカフェで顔を合わせるはずだと返します。別れの話を、具体的な予定で受ける返し方です。

ジョーイは Right. Yeah. Okay. と受け止め、take care で締めます。Take care. は「元気でね」「気をつけてね」と、別れ際に相手を気づかうあいさつとして使われることの多い表現です。

Listen, uh… のように、本題の前に呼びかけと言いよどみを置くと、改まった一言に入る前の間が言葉の上でも表れます。Right. Yeah. Okay. も、すぐに言葉が続かないときに短い相づちを重ねる言い方です。

このあとジョーイは一度部屋を出たあとで戻り、チャンドラーと抱き合ってから部屋を後にします。

まとめ|近くへの引っ越しで交わす別れの英語

~, right? の念押し、I’m really going to miss you. の惜しむ言葉、I guess this is it. と Take care. の区切りを見てきました。また会える相手との別れ際にも使える表現がそろっています。

荷造りの場面のにぎやかさと二人きりの静けさを思い出しながら、次回も『フレンズ』と一緒に英語を学んでいきましょう。

同じエピソードのほかのコラムやフレーズ記事では、引っ越しに至るまでの場面の英語も取り上げています。

このエピソードを見るには

(タップすると各配信サービスの視聴ページへ移動します)

※配信状況は変更される場合があります(2026年5月時点)



  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次