ドラマで学ぶ英会話|『BONES』シーズン8第2話に学ぶ「get by」の意味と使い方

get by

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回は『BONES』シーズン8第2話のセリフから、「なんとかやっていく」「どうにか切り抜ける」という場面で幅広く使えるget byを学んでいきましょう。
お金に余裕がないとき、スキルが十分でないとき——日常のリアルな場面でそのまま使えるフレーズです。

目次

実際にそのシーンを見てみよう!

逃亡から戻り、ブースと自宅で過ごす朝のシーンです。
ブレナンが朝食にパンケーキを作り始め、逃亡中にフライコックとして働いていたことをブースに語ります。
実は「朝食を作ること」はブースが大切にしてきた2人の生活の象徴でした。
ブレナンが先に台所に立ったことで、ブースが複雑な思いを抱えていたことがこのエピソード全体を通じて描かれます。

Brennan: Oh, I-I learned to make, uh, pancakes while working as a fry cook outside of New Bern, North Carolina.
(ノースカロライナ州ニューバーン郊外でフライコックとして働いている間に、パンケーキの焼き方を覚えたの。)

Booth: Fry cook?
(フライコック?)

Brennan: Well, we didn’t have any money while we were evading arrest, so I had to do whatever I could to get by.
(逮捕を逃れている間はお金が全くなかったから、なんとかやっていくために、できることは何でもしなければならなかったの。)

Booth: Well, you don’t have to, uh, be a fry cook no more.
(もうフライコックをやらなくていいよ。)

Bones Season 8 Episode 2(The Partners in the Divorce)

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シーン解説と心理考察

逃亡中、ノースカロライナのダイナーで慣れない手つきでパンケーキを焼き、ギリギリの状態で日々をしのいでいた姿が、このひと言ににじみ出ています。
ブースの「もうやらなくていい」という言葉には、心配や申し訳なさ、そして安堵が混ざり合っているようです。
このエピソードでスイーツはブースに「あなたが怒っているのは、ブレナンが朝食を作ったから——それが2人の朝の象徴だったから」と指摘しています。
ブレナンが先に台所に立ったという事実が、ふたりの間にまだ距離があることをさりげなく物語るシーンです。

「get by」の意味とニュアンス

get by
意味:なんとかやっていく、どうにか切り抜ける、その場を済ませる

「get by」は、余裕はないけれど最低限の水準はクリアしている、という状態を表すフレーズです。
お金のやり繰りだけでなく、語学力や仕事のスキル、手元にある限られた材料でしのぐ場面など、幅広い状況で使われます。

【ここがポイント!】

「完璧ではないし余裕もないけれど、とりあえずは通用する・生きていける」というギリギリのニュアンスが核心です。
ネイティブはこのフレーズを使って、「裕福ではないけれど生活はできている」「流暢ではないけれど旅行先で困らない程度には話せる」といった、控えめでありながら現実的な状況をよく表現します。
日常会話では、書き言葉より口語でよく出てくる表現です。「なんとかなっています」と伝えたいとき、最も自然な言い方のひとつです。

実際に使ってみよう!

We don’t have much money this month, but we’ll get by.
(今月はあまりお金がないけれど、なんとかやっていきます。)
生活費が厳しい場面でそのまま使えるフレーズです。深刻になりすぎず、「まあどうにかなるよ」というトーンで使えるのがポイントです。

My Spanish isn’t perfect, but I can get by when I travel.
(スペイン語は完璧じゃないけれど、旅行のときはなんとか通じます。)
語学力やスキルが「実用レベルでは機能する」ことを謙遜しながら伝える、日常会話でよく出てくる形です。

I didn’t have time to cook, so we’ll have to get by with sandwiches tonight.
(料理する時間がなかったから、今夜はサンドイッチで済ませるしかないね。)
「get by with ~」の形で、理想的ではない代替品でしのぐ場面でも使えます。

『BONES』流・覚え方のコツ

ノースカロライナのダイナーで、慣れない手つきでパンケーキを焼くブレナンをイメージしてみてください。
お金もゼロ、安定もゼロ、居場所もない逃亡中の生活——それでも毎日をなんとかしのいでいた。
「困難の横をすり抜けるように通り過ぎる(get by)」というフレーズの動きが、そのシーンとぴったり重なります。
「余裕はないけど、通り過ぎる(get by)」という感覚を映像とともに記憶に入れておくと、いざ使いたい場面でスッと出てきます。

似た表現・関連表現

make ends meet
(収支を合わせる、やり繰りする)
お金のやり繰りに特化した表現です。「get by」より家計の苦しさに焦点を当てたニュアンスが強くなります。

scrape by
(かろうじて切り抜ける)
「get by」よりさらに切迫感が増した表現です。文字通り「こすれるようにしてギリギリ通り抜ける」というイメージで、状況の厳しさが強調されます。

muddle through
(なんとかやり遂げる)
明確な見通しのないまま、試行錯誤しながら結果的に乗り越えるというニュアンスを持ちます。「get by」よりも、迷いながら進む感じが出ます。

深掘り知識:前置詞「by」が持つ「そばを通り抜ける」イメージ

「get by」をより深く理解するには、前置詞「by」の根本的なイメージを知っておくと役立ちます。
「pass by(通り過ぎる)」「stand by(そばに立つ)」のように、「by」には何かのすぐ横を通過するというコアイメージがあります。
そこから転じて、「困難や障害のすぐ脇を、ぶつからずになんとか通り抜ける」という意味へと広がっていきました。
単語のイメージを視覚的に捉えておくと、丸暗記に頼らずに使える英語の幅が自然と広がっていきます。

まとめ|幅広い場面で「しのぐ力」を伝えるフレーズ

「get by」は、金銭面のやり繰りから語学力の謙遜、急場しのぎの対応まで、様々な状況で使える応用範囲の広いフレーズです。
「完璧ではないけれど通用する」という控えめで現実的なニュアンスは、日本語の「なんとかやっています」に近い感覚で、日常会話にそのまま馴染みます。
ノースカロライナのダイナーでパンケーキを焼きながら日々をしのいでいたブレナンの姿と一緒に頭に入れておくと、いざ使いたい場面でこの言葉が自然に浮かんでくるはずです。

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※配信状況は変更される場合があります(2026年2月時点)

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