ドラマで学ぶ英会話|『BONES』S8E2に学ぶ「contingent upon」の意味と使い方

contingent upon

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回は『BONES』シーズン8第2話のセリフから、「〜次第である・〜を条件とする」という意味のcontingent uponを学んでいきましょう。
契約やビジネスで使われる少しフォーマルな表現ですが、ドラマの中では感情を語るシーンで登場するのが興味深いところです。

目次

実際にそのシーンを見てみよう!

エピソード終盤、夜遅くブレナンがブースのもとを訪れる場面です。
実はその夜、彼女は自ら「何かが自分にはおかしい(something is wrong with me)」と感じてスイーツのカウンセリングを受けに行っていました。
自分の感情を分析してもらいに行くという、ブレナンにとって異例の行動が、このセリフに重みを与えています。

Booth: We were polite, but you still knew that everything wasn’t fine.
(お互い礼儀正しく振る舞っていたけど、何もかも大丈夫なわけじゃないって分かってただろ。)

Brennan: I was, uh… hoping that it would be. You know, in the future.
(将来はそうなればいいなと思っていたの。)

Booth: Only if we admit that it isn’t fine right now.
(今は大丈夫じゃないってことを認めた場合だけな。)

Brennan: Sweets says that I am subconsciously rebelling against the fact that my happiness is now contingent upon your happiness, and Christine’s.
(スイーツによれば、私の幸せがあなたやクリスティーンの幸せ次第になっているという事実に、私は無意識に反発しているらしいわ。)

Bones Season 8 Episode 2(The Partners in the Divorce)

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シーン解説と心理考察

これまでひとりで生きてきたブレナンにとって、「自分の幸せが誰かの幸せに左右される」という感覚はなじみのないものでした。
頭では理解していても、心がどこかで抵抗しているというスイーツの指摘を、彼女は正直な言葉でブースに伝えています。
「contingent upon」という硬い表現を使うのは、感情すらも客観的に分析しようとするブレナンらしさの表れです。
それでも夜中にスイーツを訪ね、戻ってきてブースに素直に話してくれているところに、ふたりの関係の変化が静かに伝わってくるシーンです。

「contingent upon」の意味とニュアンス

contingent upon
意味:〜を条件とする、〜次第である、〜に依存している

ある物事の成立が、別の出来事や条件にかかっていることを表す表現です。
契約書やビジネスの場面で頻出するフォーマルな表現ですが、日常会話でも「AはB次第だ」と論理的に伝えたいときに使われます。
「contingent on」と前置詞を「on」にするとやや口語的になり、日常でも使いやすくなります。

【ここがポイント!】

「自分ではコントロールできず、外部の条件によって結果が左右される」という不確実さのニュアンスが核心です。
「depend on」より硬く条件付けの意味合いが強いため、知的で論理的な印象を伴います。
使い分けの目安としては、書き言葉・契約・フォーマルな説明には「contingent upon」、日常の話し言葉では「depend on」で十分です。
ブレナンがあえてこの言葉を選んでいるのも、感情を科学的な事象のように捉えようとする彼女のキャラクターと深く結びついています。

実際に使ってみよう!

Our weekend trip is contingent on the weather.
(週末の旅行は天候次第です。)
日常会話では「upon」より「on」がよく使われます。自分ではコントロールできない外部条件に左右される状況をシンプルに伝えられます。

The success of this project is strictly contingent upon securing enough funding.
(このプロジェクトの成功は、十分な資金を確保できるかどうかにかかっています。)
ビジネスシーンで頻出する形です。計画の実行が特定の条件を満たすことを前提としている状況を的確に伝えます。

His job offer is contingent upon passing the background check.
(彼への採用通知は、身元調査を通過することが条件となっています。)
採用や契約の場面で「〜を条件として」という意味で使う典型的な例です。フォーマルな場面で自然に使えます。

『BONES』流・覚え方のコツ

「contingent upon」は契約書に出てくる硬い表現——なのに、ブレナンは自分の愛情を語るシーンでこれを使っています。
この「硬い言葉 × 感情の告白」というギャップ自体が、フレーズを記憶するフックになります。
「ブレナンが感情を条件式で語った言葉=contingent upon」と結びつけておけば、実際のビジネス文書で見かけたときも自然と意味が浮かぶはずです。

似た表現・関連表現

depend on
(〜に依存する、〜次第である)
「contingent upon」の最も一般的な言い換えです。より日常的で幅広く使われ、フォーマル度合いが下がります。

subject to
(〜を条件として、〜の対象となる)
「contingent upon」と同様にビジネスや契約でよく使われます。「ルールや承認などの支配下にある」というニュアンスが強めです。

rely on
(〜を頼りにする)
「depend on」と似ていますが、「信頼して任せる」というポジティブな意味合いが強く、条件によって結果が変わるというより、安心して頼れるものへの信頼を表します。

深掘り知識:「contingent」の語源が伝える「不確実性」

「contingent」はラテン語の「con-(共に)」と「tangere(触れる)」に由来しています。
「物事が偶然に触れ合う」という元の意味から、「偶然起こる=不確実」というニュアンスが生まれました。
結果が不確実だからこそ、「別の条件に依存しなければならない(〜次第である)」という現在の使い方へとつながっています。
語源のストーリーを知ることで、「コントロールできない条件への依存」という本質的なイメージがくっきりと見えてきます。

まとめ|論理的な印象を与えるフォーマルな条件表現

「contingent upon/on」は、物事の成立条件を明確かつ客観的に伝えるときに役立つ表現です。
「depend on」から一歩踏み込んだ語彙として持っておくと、ビジネスでも日常会話でも表現の幅が広がります。
ブレナンが感情をこの言葉で語ったように、あえて硬い表現を日常に持ち込んでみるのも、英語らしい表現の面白さのひとつです。

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