ドラマで学ぶ英会話|『BONES』S9E19に学ぶ「there you go」の意味と使い方

there you go

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「ほらね、やっぱり!」という勝ち誇った一言、英語でさらっと言えたら痛快ですよね。今回は、相手が同意した瞬間や正解にたどり着いた時にネイティブがよく使う「there you go」を、『BONES』シーズン9第19話のシーンから学んでいきましょう。日常会話での登場頻度が非常に高い、覚えておいて損のない表現です。

目次

実際にそのシーンを見てみよう!

ブースが聖杯を頭上に掲げた写真を撮りたいとねだりますが、ブレナンは「学術誌に載るのだからふさわしくない」と難色を示します。しかしブースが「写真があれば売上も上がるだろ?」と食い下がった時のやり取りです。

Booth: Well, when you win the Stanley Cup, you hold the Cup over your head because you’re proud of winning the Cup! Aren’t you proud of this thing?
(スタンレー・カップを獲ったら、頭の上に掲げるだろ、嬉しいから!この聖杯だって誇りに思ってるんじゃないのか?)

Brennan: Yes, but this picture wouldn’t be going in a sports publication. It would be in a scholarly journal.
(そうよ、でもこの写真はスポーツ誌に載るんじゃなくて、学術誌に載るのよ。)

Booth: Okay, yeah, but you have to admit, having a picture, that would increase sales, that’d boost ‘em up. It’d be good, right?
(分かった、でも認めろよ、写真があれば売上も上がるし、宣伝になる。いいことだろ?)

Brennan: Of course, but…
(もちろんそうだけど、でも…)

Booth: There you go.
(ほらね、その通り。)

BONES Season9 Episode19(The Turn in the Urn)

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シーン解説と心理考察

「数千年前の遺物にむやみに触れてはいけない」と制止するブレナンに対し、ブースは「君の学術論文の売上が上がる(=君にとっても利益がある)だろ?」と、彼女が最も重んじる「論理」を使って反撃に出ます。

超・論理的なブレナンは「売上が上がる」という事実に対して反論できず、思わず「Of course(もちろん売上は上がるだろうけど…)」と条件付きで同意してしまいます。その言質を取った瞬間、ブースはすかさず「There you go!」と勝ち誇ります。そして実際にアラームが鳴るのも構わず「Quick, picture! Won the Cup!」と言いながら聖杯を手にしようとする姿が何とも微笑ましい。「言葉で勝った後、行動でも押し通そうとする」ブースの機転と図々しさが凝縮されたコミカルなシーンです。

「there you go」の意味とニュアンス

there you go
意味:ほらね(言った通りだろ)、その通り、その調子、はいどうぞ

「there you go」は、日常会話で驚くほど頻繁に使われる万能フレーズです。大きく分けて3つの場面で登場します。

①議論・交渉の場面:相手が自分の意見の正しさを認めた瞬間に「ほらね!私が言った通りでしょ」と宣言するニュアンスで使います。今回のブースのセリフがまさにこれです。

②褒める場面:相手が正解にたどり着いたり、コツを掴んだりした時に「その調子!よくやった!」と肯定するニュアンスになります。

③物を渡す場面:カフェや日常で人に物を手渡す時の「はい、どうぞ」としても定番の表現です。

【ここがポイント!】

このフレーズの核心は「相手が『そこ(There=正解や納得の地点)』に到達した(you go)ことの確認」です。

議論の場面では「やっと私が正しいと認めたね」という勝ち誇ったニュアンスを持ち、会話の主導権を握るのに効果的です。一方、何かを教えている場面では「見事に正解にたどり着いたね」と温かく褒める意味にもなります。文脈によって色合いがガラリと変わる、非常に使い勝手のよいフレーズです。

実際に使ってみよう!

There you go, you just admitted that my marketing plan is actually better!
(ほらね、今あなたが私のマーケティングプランの方が優れているって認めたじゃない!)
相手が渋々でも自分の意見の正しさを認めた瞬間に、「言質を取った!」と少し得意げに指摘する使い方です。

There you go, you finally figured out how to use the new software perfectly!
(その調子!やっと新しいソフトウェアの完璧な使い方が分かったじゃない!)
相手が試行錯誤の末に正解にたどり着いた時や、コツを掴んだ瞬間に「よくやった!」とポジティブに肯定する表現です。

There you go, two hot coffees and your change.
(はいどうぞ、ホットコーヒーお二つとお釣りです。)
カフェなどで商品を手渡す時や、日常で人に物を渡す時の「はい、どうぞ」としても定番の使い方です。

『BONES』流・覚え方のコツ

ブースが、ブレナンの「もちろん…」という言葉をすかさず捉えて「There you go!(ほらね!)」と得意げに言い放ち、そのまま勢いで聖杯を手に取ろうとするシーンを思い浮かべましょう。

「言葉で勝ったら、次は行動」というブースのアグレッシブさと一緒に覚えることで、「相手から自分の望む言葉が出た瞬間をキャッチする」というこのフレーズのタイミングが身につきます。会話の中で「あ、相手が認めた!」と感じた時、ぜひすかさず使ってみてください。

似た表現・関連表現

Here you go.
(はい、どうぞ)
物を手渡す時として「there you go」とほぼ同じように使えますが、こちらの方が「今、ここで直接渡している」という物理的な距離感の近いニュアンスがやや強くなります。

That’s it.
(それだ!、その通り!)
相手が正解を出した時に「まさにそれ!」と強く肯定する表現です。「there you go」よりも少しシャープで断定的な響きがあります。

I told you so.
(だから言ったでしょ、ほらね)
自分が正しかったことが証明された時の「ほらね」ですが、「だから言ったのに」というネガティブな皮肉や非難を含むことが多いです。「there you go」の方がずっとポジティブで明るい響きです。

深掘り知識:「There」と「Here」が持つ心理的な距離感

英語の「There(あそこ)」と「Here(ここ)」は、物理的な場所だけでなく「心理的な距離感」を表す面白い機能を持っています。

物を渡す時の「Here you go.」は、自分の手元から相手へ直接物が移動する、非常に距離の近い感覚です。一方で「There you go.」は、少し離れた「あそこ(正解や完了の地点)」に相手が見事にたどり着いた(go)という映像を描いています。

だからこそ「There you go.」は、議論で相手が納得した時に「ほらね!」と肯定したり、コツを掴んだ相手に「その調子!」と声をかけたりする万能な相槌として機能するのです。基本単語の空間的なイメージを意識すると、フレーズの使い分けがぐっと楽しくなります。

まとめ|「there you go」で会話のテンポを上げよう

今回は『BONES』のコミカルなやり取りから「there you go」を取り上げました。「相手が同意した瞬間の指摘」「褒め言葉」「物を渡す時」と、文脈次第で様々な顔を持つフレーズです。

短い1文のリアクションとしてそのまま使えるため、会話のテンポをグッと良くしてくれます。日常のちょっとした場面で「これかも」と思った時に口に出してみると、どんどん自分のものになっていきますよ。

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