ドラマで学ぶ英会話|『BONES』S10E7に学ぶ「make a mint」の意味と使い方

make a mint

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回は『BONES』シーズン10第7話のウォール街を舞台にしたストーリーから、巨額の富を手にする状況を表す「make a mint」をご紹介します。
「大儲けする」という意味のこの表現、ビジネスのニュースや会話でも頻繁に登場します。
「mint」がなぜお金と結びつくのか——その背景を知ると、グッと記憶に残りやすくなりますよ。

目次

実際にそのシーンを見てみよう!

ウォール街のヘッジファンドを捜査中のブースとオーブリー。
コンピューターを駆使した最新の高頻度取引(HFT)手法を快く思わない旧世代のベテランブローカー、ブレアへの尋問シーンです。
オーブリーが、ブレアの内心の嫉妬を突くような言葉で揺さぶりをかけます。

Aubrey: You old-school brokers hate high-frequency traders like Toby.
(あなたたちのような昔ながらのブローカーは、トビーのような高頻度トレーダーを憎んでいる。)

Aubrey: You think they’re gaming the system, making a mint and locking you out.
(彼らがシステムを悪用して大儲けし、あなたたちを締め出していると考えているんでしょう。)

Blair: We all have different positions to play.
(私たちは皆、それぞれの役割を持っています。)

Blair: I prefer to make my money by understanding the market, not exploiting it.
(私は市場を搾取するのではなく、市場を理解することで利益を得る方が好きです。)

Bones Season10 Episode7 (The Money Maker on the Merry-Go-Round)

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シーン解説と心理考察

コンピューターアルゴリズムでミリ秒単位の隙を突いて莫大な利益を上げる若手トレーダーと、市場の動向を自らの頭で読み解くことにこだわるベテランブローカー——ウォール街における世代間の対立が浮き彫りになる場面です。
オーブリーはブレアが若手たちの「大儲け(making a mint)」に嫉妬したのではないかと挑発します。
「ただ稼ぐだけでなく、まるで機械がお金を自動的に量産しているかのような手法」への嫌悪感が、ブレアの言葉の裏に透けて見えます。
「make a mint(造幣局のようにお金を生み出す)」というフレーズが、このシーンの過剰な金銭感覚と絶妙に重なっています。

「make a mint」の意味とニュアンス

make a mint
意味:大儲けする、巨富を築く、大金を手にする

「mint」といえばハーブのミントを思い浮かべる方も多いかと思いますが、ここでの「mint」は「造幣局(硬貨を鋳造する場所)」や「莫大なお金」を意味する名詞です。
「make(作る)」と組み合わせることで「造幣局のようにお金を生み出す=大儲けする」というイディオムになります。

語源をたどると、造幣局の機械が新しい硬貨を次々と生み出して山積みにしていく様子から派生した表現です。
単に「お金を稼ぐ」レベルではなく、ビジネスの大成功や大きな投資が当たった時のような、桁違いの富を一気に手にするスケール感を表しています。

【ここがポイント!】

このフレーズが持つ感覚の核心は、「次から次へとお金が湧いてくる状態」にあります。
コツコツと地道に稼ぐのではなく、自分専用の貨幣製造機を手に入れたかのように、次々と巨額の富が入ってくる——そんな勢いのあるイメージがこのフレーズには詰まっています。
「稼ぐ」ではなく「生み出す」というスケール感の違いが、make a mint の肝です。

実際に使ってみよう!

He made a mint by selling his software company to a giant tech firm.
(彼は自分のソフトウェア会社を巨大IT企業に売却して大儲けした。)
ビジネスの大成功を表す定番の使い方です。会社の売却や大ヒット商品の開発など、一度の取引で巨額の富を手にした状況に合います。

If this new application goes viral, we are going to make a mint.
(もしこの新しいアプリがバズったら、私たちはボロ儲けすることになる。)
「go viral(バズる)」と組み合わせた表現です。将来の成功への期待感をワクワク語るシーンにぴったりです。

The little café on the corner is making a mint ever since they started selling those specialty drinks.
(角のカフェは、あのスペシャリティドリンクを出し始めてからボロ儲けしてるよ。)
身近な日常会話でも使いやすい例文です。「小さなお店が当たった!」という感慨を込めた表現として自然に使えます。

『BONES』流・覚え方のコツ

ブレアへの尋問でオーブリーが「making a mint」と口にする瞬間を思い浮かべましょう。
「造幣局(mint)」では、機械が硬貨を大量に打ち続けます。
その機械が止まることなく回り続け、コインがどんどん積み上がっていくビジュアルを想像してみてください。
ウォール街のトレーダーが「自前の造幣局」を手に入れたかのように富を生み続けるイメージと、このフレーズの意味がぴったり重なります。

似た表現・関連表現

make a killing
(大儲けする、一攫千金を得る)
「make a mint」とほぼ同じ意味ですが、獲物を仕留めた(kill)イメージから来ており、短期間で「一発当てた」というギャンブル的・攻撃的なニュアンスがやや強い表現です。

hit the jackpot
(大当たりする、大金を当てる)
スロットマシンなどで大当たりを出した時のように、劇的な成功や思わぬ大金を手にした状態を指します。ビジネスだけでなく、人生の大きな幸運をつかんだ際にも使われます。

raking it in
(金をかき集める、ボロ儲けする)
落ち葉を熊手でかき集めるように、大量のお金を次々と手元に引き寄せる様子を表すカジュアルな表現です。お店が大繁盛してお金がどんどん入ってくる状況でよく使われます。

深掘り知識:「mint(造幣局)」と「money(お金)」は姉妹語だった

英語のお金にまつわる表現を調べると、歴史や文化のルーツが見えてきます。

今回登場した「mint(造幣局)」という言葉は、古代ローマの女神ジュノーの称号である「Moneta(モネータ)」に由来すると言われています。
古代ローマ時代、女神ジュノー・モネータの神殿のすぐ近くにローマで初めての造幣局が建てられ、「Moneta」という言葉がやがて「硬貨を鋳造する場所」を指すようになり、英語の「mint」へと変化していきました。
さらに興味深いのは、「money(お金)」という単語も同じくこの女神「Moneta」が語源だという点です。

つまり money も mint も、元をたどれば同じ古代ローマの女神に行き着く「姉妹語」なのです。
この語源のつながりを知っておくと、どちらの単語に出会っても「ああ、あの女神か」と親しみを持って思い出せます。

まとめ|スケールの大きな表現で英語の幅を広げよう

今回は『BONES』の金融業界を舞台にしたエピソードから「make a mint」の意味と使い方をお伝えしました。
「造幣局」というイメージを背負った、英語らしいスケール感のある表現です。
ビジネスの成功話や夢を語る場面、ニュースの金融トピックはもちろん、身近なカフェやお店の繁盛ぶりを語る日常会話でも使えます。
大きなお金の話が出てきた時、このフレーズが自然と頭に浮かんでくるようになったら、しめたものです。

このエピソードを見るには

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※配信状況は変更される場合があります(2026年2月時点)

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