ドラマで学ぶ英会話|『BONES』S10E8に学ぶ「call the shots」の意味と使い方

call the shots

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
今回は大人気法医学サスペンス『BONES』シーズン10エピソード8から、ビジネスや日常の意思決定シーンで使える「call the shots」をご紹介します。
「主導権を握る」「仕切る」というニュアンスを、一言でスマートに表現できる便利なフレーズです。

目次

実際にそのシーンを見てみよう!

今回のシーンは、ジェファソニアン研究所のアンジェラのオフィスで、ブース・オーブリー・アンジェラが賭博サイトへの潜入捜査の作戦を立てている場面です。
オーブリーはアンジェラの助けを借りてギャンブルサイトへの登録を済ませ、先回りして賭けまで置いてきていました。
得意げな後輩に、ブースが先輩として力強く釘を刺します。

Aubrey: Sorry, y… you’re-you’re getting a little bossy.
(なんだか…上から目線だな。)

Aubrey: Yeah, I know. It’s, uh… Feels good.
(いい気分です。)

Booth: I call the shots, all right? What we have to do is we got to smoke out the bookie.
(決めるのは俺だ、いいな?俺たちがやるべきなのは、ノミ屋をあぶり出すことだ。)

Aubrey: Well, that’s what I’m trying to tell you. I already placed the bet.
(それを伝えようとしてたんです。もう賭けは済ませました。)

Bones Season10 Episode08 (The Puzzler in the Pit)

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シーン解説と心理考察

若手捜査官のオーブリーは、捜査の糸口を自ら掴みかけて少し興奮気味です。
「いい気分だ」と漏らす彼に、ベテランであり上司でもあるブースがピシャリと制止します。
実はこのシーン、ブースにとって単なる「後輩への注意」以上の意味があります。
ギャンブル依存症の回復途中であるブースにとって、賭博が絡む事件は個人的にも冷静さを保つべき危険な案件です。
「自分が主導権を握り、コントロールする」という言葉には、後輩への指示と同時に、自分自身の衝動を抑えようとする強い意志が重なっています。
それでもオーブリーが「もう賭けを済ませました」と涼しい顔で言ってのけるこのやり取りは、この二人の関係の深みを感じさせるシーンです。

「call the shots」の意味とニュアンス

call the shots
意味:決定権を持つ、主導権を握る、仕切る

「call」には「呼ぶ」のほかに、「判定する」「宣言する」という意味があります。
「shots」はここでの「射撃」を指し、ビリヤードで「次にどの球をどのポケットに入れるかを宣言する(call the shot)」というルールが語源だという説が有名です。
軍隊で射撃の標的やタイミングを指揮官が指示することから来ているという説もあります。
そこから転じて、「物事のやり方を決める」「グループや組織を仕切る」という意味で広く使われるようになりました。

【ここがポイント!】

このフレーズの核心は、「状況をコントロールし、最終的な決定を下すこと」にあります。
ビジネスシーンでは「最終的な意思決定権を持つ人」を指す言葉としてよく使われますが、友人同士や家族間のカジュアルな場面でも活躍します。
旅行の計画を立てる時に「今回はあなたが好きに決めていいよ」と言ったり、誰がリーダーをやるかを決めたりする時にも自然に使えます。
重苦しい「権力」というよりも、その場の「ハンドルを握っている人」を軽やかに表すのが、このフレーズの魅力です。

実際に使ってみよう!

ビジネスで責任の所在を明確にする時や、プライベートで相手に選択権を譲る時など、さまざまな場面で使ってみましょう。

We need to know who is calling the shots before we sign the contract.
(契約書にサインする前に、誰が最終的な決定権を持っているのかを確認する必要があります。)
ビジネスの交渉などで、キーマンが誰なのかを確認する実用的なフレーズです。

It’s your birthday weekend, so you get to call the shots.
(あなたの誕生日の週末なんだから、やりたいことを好きに決めていいよ。)
「今日はあなたが主役だから、好きに決めてね」と優しく主導権を譲る時にぴったりです。

I don’t mind where we eat. You call the shots today.
(どこで食べてもいいよ。今日は君が決めて。)
レストラン選びやデートのプランなど、「お任せするよ」と決定権を委ねる時にカジュアルに使えます。

『BONES』流・覚え方のコツ

ブースは元・陸軍の凄腕スナイパーという設定のキャラクターです。
ジェファソニアンのオフィスで身を乗り出し、「俺がこの捜査を仕切る(I call the shots)」と鋭く告げる彼の姿を、スナイパーライフルを構えて自ら「射撃(shot)のタイミングや標的を宣言(call)している」かつての軍人の姿と重ね合わせてみてください。
言葉の語源とキャラクターの背景が見事にリンクして、「自分が的を定め、決断を下す」というニュアンスが映像として脳に刻み込まれるはずです。

似た表現・関連表現

be in charge
(意味:責任者である、担当している)
「call the shots」が「実際に決断を下す行為」に焦点が当たるのに対し、「be in charge」は「責任ある立場・状態」そのものを表します。「Who is in charge here?(ここの責任者は誰ですか?)」のように、日常や職場で幅広く使われる表現です。

take the lead
(意味:率先してやる、主導権を握る)
すでに決まっている決定権というよりも、「自分から前に出て引っ張っていく」というアクティブなニュアンスが強い表現です。新しいプロジェクトが始まる時などに「I’ll take the lead.(私が主導します)」と使います。

boss someone around
(意味:人をこき使う、偉そうに指図する)
主導権を握るという点は同じですが、権力を笠に着て相手を振り回したり威張ったりする態度を批判する時に使うネガティブな表現です。

深掘り知識:「Call=決断・判定」の感覚をつかもう

「call」という動詞は「電話をかける」「大声で呼ぶ」だけでなく、スポーツの審判が「判定する」という意味から転じて「決断する」「判断を下す」という重要なニュアンスを持っています。

この感覚を知っておくと、ネイティブがよく使う以下のフレーズもスッと理解できるようになります。
Good call!(名案だね!/良い判断だ!)
That’s a tough call.(それは難しい決断だね。)
It’s your call.(君の決断次第だ。/君が決めていいよ。)

「decision(決定)」という名詞を使わなくても、短い「call」一語で「決断」を表現できるのが英語の面白いところです。
「call the shots」もこの延長線上にある表現なので、「call=自分なりの判断を宣言する」という感覚をぜひ身につけておきましょう。

まとめ|リーダーシップをスマートに表現する「call the shots」

今回は『BONES』シーズン10エピソード8から、「決定権を持つ」「仕切る」という意味の「call the shots」をご紹介しました。

「I’m the boss.」と直接言うよりも、「I call the shots.」と表現することで、よりプロフェッショナルで実務を取り仕切っているスマートな凄みが伝わります。
この違いは小さいようで大きく、「役職や肩書き」ではなく「実際に動かしている人間」というニュアンスを自然に伝えられる点が、このフレーズの真骨頂です。
またプライベートで「今日は君の好きにしていいよ」と優しくリードを譲る時にも同じフレーズが使えるのは、「call the shots」が権力ではなく「判断を下す行為」そのものを指すからです。

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