ドラマで学ぶ英会話|『BONES』S01E07に学ぶ「last-ditch」の意味と使い方

last-ditch

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

スポーツの試合終了直前や、納期ギリギリのプロジェクトで、「もう後がない! これにかけるしかない!」という捨て身の作戦に出たことはありませんか?

今回は、死刑執行目前の緊迫した法廷シーンから、そんな「背水の陣」を表す英語表現をご紹介します。

目次

実際にそのシーンを見てみよう!

死刑執行まであと数時間。
弁護士のエイミーは、かつて却下された証拠をもう一度見直すよう必死に判事に訴えます。

しかし、検察官のカーライルは、新しい証拠など何もないことを見抜いており、それを冷徹に切り捨てます。

Carlyle: Ms Morton is recycling old evidence…
(モートン弁護士は、古い証拠を使い回しているだけです……)

Carlyle: …in a last ditch attempt to keep Howard Epps from being executed.
(……ハワード・エップスの死刑執行を阻止するための、土壇場の(見苦しい)悪あがきとしてね。)

BONES Season1 Episode7 (A Man on Death Row)

Amazon Prime Videoで見る ※配信状況は変更される場合があります(2026年2月時点)

シーン解説と心理考察

検察官は「古い証拠の使い回し(Recycling)」という言葉を選びました。つまり「新しい弾はもう残っていない」ということです。

彼がわざわざ “last-ditch”(最後の塹壕)という言葉を使ったのは、エイミーの必死な努力を「どうせ無駄な抵抗だ」「死に際のあがきだ」と皮肉るためでした。

「last-ditch」の意味とニュアンス

last-ditch
意味:土壇場の、最後の手段の、瀬戸際の、乾坤一擲(けんこんいってき)の

直訳すると「最後の溝(Ditch)」。

元々は軍事用語で、敵に攻め込まれた際、最後に立てこもる「最終防衛ラインの塹壕(ざんごう)」を指していました。

【ここがポイント!】

単なる “Last”(最後)ではありません。

「手詰まりの中で繰り出す、必死かつ見込みの薄い抵抗」というネガティブで悲壮なニュアンスが含まれています。

余裕のある最後ではなく、「これを突破されたら終わり」というギリギリの状態です。

実際に使ってみよう!

ビジネスやニュース英語でも頻出ですが、「追い詰められた状態」を表すため、ポジティブな計画には使いません。

The company made a last-ditch effort to avoid bankruptcy.
(その会社は倒産を避けるため、最後の手段(背水の陣)に出た。)

解説:
資金調達や合併など、「これをやってダメなら終わり」というギリギリの行動を指します。

It was a last-ditch pass to win the game.
(それは試合に勝つための、一か八かの(苦し紛れの)パスだった。)

解説:
スポーツで、ロスタイムに逆転を狙うようなプレイ。計画的というよりは、祈るような気持ちです。

Last-ditch negotiations failed to stop the strike.
(ストライキを阻止するための土壇場の交渉は決裂した。)

解説:
期限ギリギリに行われる、切羽詰まった交渉のことです。

『BONES』流・覚え方のコツ

「泥だらけの塹壕(ざんごう)」をイメージしてください。

綺麗な会議室ではなく、泥にまみれた戦場の最後の溝(Last ditch)。
後ろは崖。前からは敵。手元には使い古した武器(Recycled evidence)しかない。

弁護士のエイミーは、まさにこの「最後の溝」の中で、泥臭くてもいいから依頼人の命を守ろうと戦っていたのです。
その必死な姿とセットで覚えましょう。

似た表現・関連表現

  • eleventh-hour
    (土壇場の、ギリギリの)
    解説:聖書の逸話に由来し、「時間的な期限の直前」を強調します。last-ditch ほどの「死に物狂い」感はありません。
  • Hail Mary
    (一か八かの、奇跡頼みの)
    解説:アメフト用語で、試合終了間際に投げる神頼みのロングパスのこと。「運任せ」のニュアンスが強いです。
  • do-or-die
    (やるかやられるか、決死の)
    解説:こちらも必死な状況ですが、より「覚悟」や「行動」に焦点が当たっています。

深掘り知識:「Final」とは何が違う?

なぜ検察官は final attempt と言わなかったのでしょうか?
実はこれには、「成功する見込みが薄い」というニュアンスが含まれています。

  • Final attempt: 最後の試み。単に順番が最後であるだけ。
  • Last-ditch attempt: 万策尽きた末の、絶望的な抵抗。

ビジネスで使う時は、「万策尽きた時の最終手段(あまりやりたくないこと)」という意味になるので、前向きな最終提案(Final proposal)には使わないよう注意しましょう!

まとめ|最後まで諦めない力

検察官にとって、それは単なる “last-ditch attempt”(悪あがき)に見えたかもしれません。

しかし、その泥臭い「最後の抵抗」こそが、時に状況をひっくり返すきっかけになります。

もしあなたがピンチに陥ったら、迷わず “last-ditch” の精神で食らいつきましょう!

このエピソードを見るには

(タップすると各配信サービスの視聴ページへ移動します)

※配信状況は変更される場合があります(2026年2月時点)

  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次