ドラマで学ぶ英会話|『BONES』S01E15に学ぶ「guilty pleasure」の意味と使い方

guilty pleasure

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

「実はこれ、体に悪いって分かってるんだけどやめられないんだよね…」
そんな風に、ちょっとした後ろめたさを感じつつも愛してやまないもの、あなたにはありませんか?

今回は、クールなFBI捜査官ブースの意外な一面から、自分の「密かな楽しみ」を語るための絶妙な英語表現をご紹介します。

目次

実際にそのシーンを見てみよう!

事件捜査の帰り道、ブースの運転する車に乗ったブレナン。
カーステレオから流れてきたのは、1970年代のロックバンド Foreigner の『Hot Blooded』でした。

普段はスーツで決めているブースが、ハンドルを握りながらノリノリになる場面です。

Booth: Hot Blooded? Talk about a guilty pleasure. Check it baby.
(『ホット・ブラッデッド』か?まさに密かな楽しみってやつだ。聴けよ、ベイビー。)

Brennan: [Singing] …I’m hot blooded, check it and see. I got a fever of a hundred and three…
([歌う] …私は熱き血潮、確かめてみて。熱は39度もあるの…)

Booth: What? You know that song?
(えっ?この曲知ってるのか?)

Brennan: I know a lot of things.
(私はいろんなことを知ってるのよ。)
BONES Season1 Episode15 (Two Bodies in the Lab)

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普段は「タフなFBI捜査官」として振る舞うブースですが、ここではあえて「コテコテのロックが好き」という俗っぽい一面をさらけ出しています。

インテリなブレナンに対してこれを「guilty pleasure(ダサいけど好きなんだ)」と前置きして聴かせることで、彼は「仕事の顔」を脱ぎ捨て、素の自分を受け入れてもらおうとしているのです。

これに対してブレナンが完璧に歌い返したのは、彼女なりの粋な歩み寄り。
「あなたのそういう隙、嫌いじゃないわよ」と言わんばかりの態度で、二人の距離がグッと縮まった瞬間でした。

フレーズの意味とニュアンス

guilty pleasure

意味:密かな楽しみ、後ろめたい快感、やめられない趣味

直訳すると「罪悪感(guilty)のある喜び(pleasure)」です。

法を犯すような罪ではありません。
「カロリーが高い」「子供っぽい」「時代遅れ」といった理由で、公言するのは少し恥ずかしいけれど、自分にとっては至福の時間を指します。

【ここがポイント!】

単なる趣味ではありません。ここには「社会的な評価や正しさを一旦忘れ、自分を甘やかす」というポジティブな解放感が含まれています。

ブースにとってのこの曲は、高尚なクラシックでも最新のヒット曲でもない、「ちょっとダサいけど燃えるロック」。

これを共有することは、相手に「私のダメな部分も含めて仲良くしよう」と伝える、親愛の情の表れでもあるのです。

実際に使ってみよう!

日常会話で、相手との距離を縮める「自己開示」として使ってみましょう。

Reading teen romance novels is my guilty pleasure. Don’t judge me!
(ティーン向けの恋愛小説を読むのが、私の密かな楽しみなの。引かないでね!)
大人が少し子供っぽい趣味を楽しんでいる時の「照れ」と「開き直り」を表現。これを言うと「実は私も…」と相手も本音を話してくれることが多いですよ。

I know it’s bad for my skin, but eating fried chicken at midnight is a total guilty pleasure.
(肌に悪いのは分かってる。でも深夜のフライドチキンだけは、完全なる背徳の喜びなんだ。)
ダイエットや健康という「正論」よりも、目の前の「快楽」が勝ってしまう瞬間。誰もが共感できる鉄板の話題です。

So, what’s your guilty pleasure? Everyone has one.
(で、あなたのやめられない楽しみは何? 誰にだってあるでしょ。)
会話が少し堅苦しい時、相手の懐に飛び込むためのキラーフレーズです。「Everyone has one(誰にでもある)」と添えるのが優しさです。

『BONES』流・覚え方のコツ

「ブースの熱唱顔」で覚えましょう。

誰にも見られていない車内で、ここぞとばかりにシャウトするブースの表情。
あれは「恥ずかしい」を超えて「好き!」が爆発している状態です。そのエモーションごと記憶に焼き付けてください。

似た表現・関連表現

secret indulgence
(密かな道楽)
guilty pleasure よりも少し上品な響きがあります。高級なチョコレートを一人でこっそり食べる時など、「自分へのご褒美」感が強い表現です。

closet fan
(隠れファン)
「closet(クローゼット)」に隠れている、つまり公言していないファンであることを指します。「実は私、〇〇の隠れファンなの」と言いたい時に。

have a soft spot for
(〜に弱い、〜に目がない)
理屈抜きで好きなものを表します。「guilty(後ろめたさ)」のニュアンスは薄いですが、「ついつい許してしまう」「好きでたまらない」という感情面で共通しています。

深掘り知識:なぜブースは「Foreigner」なのか?

このシーンで流れる『Hot Blooded』は、1978年のヒット曲です。

あえてこの曲が選ばれたのは、ブースというキャラクターが持つ「古き良きアメリカの男らしさ(Macho)」と、少し時代遅れな「ダサかっこよさ」を象徴しているからでしょう。

最新の流行り歌ではなく、あえて少し前のロックを「guilty pleasure」と呼ぶことで、彼の飾らない人柄や、ブレナンに見せる隙が見事に表現されています。

ちなみに、この後のシーンで二人がデュエットする様子は、シリーズ屈指の「ニヤニヤ不可避」な名場面として語り継がれています。

まとめ|「恥ずかしい」は「愛しい」

完璧に見える人ほど、意外な guilty pleasure を持っているものです。

あなたもブースのように、時には “Check it baby” と自分の愛すべき趣味を披露してみてはいかがでしょうか?
それがきっかけで、意外な誰かと「共犯関係」になれるかもしれません。

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