ドラマで学ぶ英会話|『BONES』S01E17に学ぶ「take ~ under advisement」の意味と使い方

take ~ under advisement

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

相手の意見にすぐ賛成はできないけれど、むげに断りたくもない……。
今回は、角を立てずに返答を保留できる、大人でスマートなクッション言葉をご紹介します。

目次

実際にそのシーンを見てみよう!

FBIとして捜査の主導権を握りたがるブースに対し、ブレナンが「よそ者が強引に首を突っ込むと地元の住人は口を閉ざしてしまう」と忠告するシーンです。

Brennan: If a bunch of outsiders come in from Albuquerque, led by an outsider from D.C. I promise you, the people here will close ranks and shut up until we go away. Then they’ll take care of it in their own way.
(アルバカーキからよそ者の集団が来て、D.C.のよそ者が指揮を執ったら、ここの人たちは口を閉ざして私たちが帰るまで黙り込むわよ。そして自分たちのやり方で片付けるわ。)

Booth: Okay, who are you, Dr. Phil?
(おいおい、君は誰だ、Dr.フィルか?)

Brennan: Who’s Dr. Phil? Some kind of expert?
(Dr.フィルって誰? 何かの専門家?)

Booth: He likes to think so. Okay, look. I’ll take what you say under advisement. In the meantime, we need to go find out who supplied Kirk with his peyote.
(本人はそう思ってるよ。分かった、君の意見は一応検討しておく。それより今は、誰がカークにペヨーテを売ったか見つけないと。)
BONES Season1 Episode17 (The Skull in the Desert)

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ブレナンの人間観察の鋭さに驚きつつも、素直に「君が正しい」とは言いたくないブースのプライドが見え隠れします。

Dr.フィルというアメリカで有名な心理学者(テレビ司会者)を引き合いに出して茶化しながらも、彼女のアドバイスを無下にせず一旦受け止める、大人の余裕としてこのフレーズを使っていますね。

相棒としての深い敬意がベースにあるからこその言い回しです。

フレーズの意味とニュアンス

take ~ under advisement

意味:〜を検討する、〜を考慮に入れる、〜を預かる

advisement は「熟考、慎重な検討」という意味を持つ名詞です。
直訳すると「〜を熟考の下に置く」となり、もともとは法律やビジネスのフォーマルな場で、裁判官や上司が「提案や申し立てを正式に検討する」という文脈で使われてきた表現です。

文法的には、take と under の間に検討したい対象(it や what you say など)を挟んで使います。

【ここがポイント!】

相手の意見を真っ向から否定せず、かといって即座に同意もしない、「一旦こちらで預からせてください」というニュアンスを持っています。

ブースのように少し上から目線で「一応聞いておいてやるよ」という態度を示したり、ビジネスで角を立てずに返答を保留したりするのに非常に便利な大人の表現です。

実際に使ってみよう!

ビジネスでの保留や、日常のちょっとした提案に対するスマートな返答として使ってみましょう。

Thank you for your suggestion. I’ll take it under advisement.
(ご提案ありがとうございます。検討させていただきます。)
会議や商談で、その場ですぐにイエス・ノーを出せない時に最も重宝するフレーズです。相手に敬意を払いつつ、即答を避けられますよ。

The committee took his complaint under advisement.
(委員会は彼の苦情を考慮の対象とした。)
ニュース記事やビジネス文書など、フォーマルな場面で「正式に議題として受け取った」という状況を説明する際によく使われます。

Mom, can I get a new video game? / I’ll take it under advisement.
(お母さん、新しいゲーム買っていい? / 一応、考えておいてあげるわ。)
おねだりに対して、少しもったいぶって返事をする時の定番フレーズです。「ダメ」と即答しないところが、平和なコミュニケーションのコツですね。

『BONES』流・覚え方のコツ

「ブースのもったいぶり」で覚えましょう。

内心では「確かにボーンズの言う通りだ」と納得しているのに、素直に認められず、ちょっと偉そうに「まあ、検討はしてやるよ」と返すブースの少し不器用な表情をイメージしてください。

フォーマルな言葉をあえて親しい間柄で使う、そのユーモアが記憶に定着しやすくなりますよ。

似た表現・関連表現

think about it
(それについて考える)
最も一般的でカジュアルな表現ですが、I’ll think about it. と言うと、文脈によっては「たぶんやらないけどね」というネガティブなニュアンスを含むことがあります。

take ~ into consideration
(〜を考慮に入れる)
今回のフレーズと非常に似ており、ビジネスでもよく使われます。こちらの方が「決断を下すための材料として含める」という実務的なニュアンスが少し強くなりますよ。

keep ~ in mind
(〜を心に留めておく、覚えておく)
アドバイスや忠告を受けた時に、「忘れずに気をつけておくね」と前向きに受け取る表現です。検討するというよりは、記憶にキープしておく感覚ですね。

深掘り知識:名詞「advice」と「advisement」の違い

動詞 advise(忠告する、助言する)の名詞形として、よく知られているのは advice(アドバイス、助言)ですよね。
では、今回の advisement とはどう違うのでしょうか?

advice が「他人に与える意見や助言」そのものを指すのに対し、advisement は「受け取った意見を、自分の中でじっくり検討する状態や行為」を指します。

つまり、take ~ under advisement というフレーズの中には、「あなたのアドバイス(advice)を、私の熟考のプロセス(advisement)に入れますよ」という、一段階深い心の働きが隠されているのです。
英語の語彙の豊かさを感じる、とても素敵な表現ですね。

まとめ|角を立てない保留のスキル

会話の中で、すぐに白黒つけられない場面はたくさんあります。

そんな時、むやみに反論するのではなく、I’ll take it under advisement. とスマートに受け流せるようになると、コミュニケーションの幅がグッと広がりますよ。

ぜひ日々のやり取りの中で試してみてくださいね。

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