ドラマで学ぶ英会話|『BONES』S01E20に学ぶ「take A up on ~」の意味と使い方

take A up on ~

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

相手からの親切な申し出や魅力的な提案に対して、「じゃあ、お言葉に甘えて」とスマートに返事をしたい時、英語でどう表現しますか?

今回は、FBI捜査官ブースの少し皮肉なカマかけのセリフから、相手の言葉を巧みに捉える、ネイティブらしいこなれた表現をご紹介します。

目次

実際にそのシーンを見てみよう!

ブースとブレナンが、移植コーディネーターのオグデン医師に話を聞くシーンです。
命を救う臓器や骨を求める患者の家族が、いかに必死になるかをオグデンが語り、ブースがそれに鋭く切り込みます。

Ogden: Well, when you’re responsible for finding body parts that save lives, you have no idea. I have one gentleman offer me his cattle ranch in Montana.
(命を救う体の部位を見つける責任があるとなると、想像もつかないでしょう。モンタナの牧場を差し出すと言ってきた紳士もいましたよ。)
Booth: Well, people, they get desperate, right? Did you take him up on it?
(まあ、人は必死になりますからね。で、その話に乗ったんですか?)
Ogden: That would be dishonest, Agent Booth. If anything, this office is built on the goodness of people.
(それは不誠実というものです、ブース捜査官。どちらかと言えば、このオフィスは人々の善意の上に成り立っているんです。)
BONES Season1 Episode20 (The Graft in the Girl)

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命を救う部位を割り当てる強大な権限を持つオグデンに対し、ブースはあえて Did you take him up on it? と直球の質問をぶつけます。

ただ「受け取ったか(accept)」と事実を確認するのではなく、「相手がそう言ってきたのをいいことに、ちゃっかりその話に乗ったんじゃないのか?」というニュアンスを含んだフレーズを選んでいますね。

彼が裏で不正な取引(賄賂)をしていないかを探っている、現場を知り尽くした捜査官らしい、非常に鋭い牽制球です。

フレーズの意味とニュアンス

take A up on ~
意味:A(人)の〜(申し出や提案)を受ける、〜に乗る

基本動詞の take(取る)に up on が組み合わさることで、「人が持ちかけてきた提案や誘いを、上に乗っかるようにして(up on)受け入れる」というイメージになります。

日常会話では、今回のように代名詞の it を使って take A up on it(Aのその話に乗るよ)という形で非常によく登場します。

【ここがポイント!】

単なる accept(受け入れる)よりも、「相手がせっかくそう言ってくれたんだから、お言葉に甘えて」というポジティブなニュアンスや、逆に「その勝負、受けて立とうじゃないか」という積極的な勢いが含まれるのが特徴です。

相手の言葉をヒョイっとすくい上げるような、フットワークの軽さがありますね。

実際に使ってみよう!

相手からの親切な申し出を受けたり、魅力的な誘いに乗ったりする際に使ってみましょう。

Thank you for offering to help. I think I’ll take you up on that.
(手伝おうかと言ってくれてありがとう。お言葉に甘えさせてもらうわ。)
親切な申し出に対して、好意をありがたく受け入れる際の定番フレーズです。大人らしいスマートな返答になりますよ。

My boss suggested I take a few days off, and I gladly took him up on it.
(上司が数日休むよう勧めてくれたので、喜んでその言葉に甘えた。)
過去の出来事を語る際にも便利です。took him up on it と it でまとめるのが会話のテンポを良くするコツですね。

Are you really going to take them up on their challenge?
(本当に彼らの挑戦を受けて立つつもりなの?)
親切な申し出だけでなく、勝負や挑戦など「相手の挑発に乗る」という文脈でも使うことができます。

『BONES』流・覚え方のコツ

「ブースの鋭い眼差し」でイメージしましょう。

「牧場をくれるって人がいてね」と自慢げに語るオグデンに対し、ブースが「おっ、じゃあその話にちゃっかり乗っかったのかい?」と鋭い視線を送る姿を想像してみてください。

相手が差し出してきた手のひら(提案)の上に、ヒョイっと乗る(up on)ような身軽な感覚が掴めるはずです。

似た表現・関連表現

accept
(受け入れる、受諾する)
最も一般的でフォーマルな表現です。今回のような「お言葉に甘えて」といった口語的な温かいニュアンスは薄くなります。

receive
(受け取る)
手紙や贈り物など、物理的なものや、客観的に何かを与えられるという受動的な動作に焦点を当てた単語です。

turn down
(断る、辞退する)
対義語としてセットで覚えておきたい句動詞です。提案や申し出を「却下する」際に使われます。

深掘り知識:会話のテンポを生み出す魔法の「it」

このフレーズを会話で使う際、圧倒的に多いのが take A up on “it” のように、後ろに it を置く形です。

これは、直前の会話ですでに相手が「手伝おうか?」「休んだら?」といった提案(offer)をしてくれているため、わざわざ on that offer と繰り返さず、it だけで済ませるのが自然だからです。

英語は同じ言葉の繰り返しを嫌う言語。
ポンと it を置くだけで、「さっき言ってくれた『それ』ね!」という会話のキャッチボールのテンポが生まれ、グッと流暢に聞こえるようになりますよ。

まとめ|「お言葉に甘えて」を使いこなそう

ブースの放った一言は、相手の不正を探るための鋭い牽制でしたが、日常会話では相手の優しさに甘えるための温かいフレーズとしても大活躍します。

誰かが親切な提案をしてくれたら、ただ Thank you と言うだけでなく、笑顔で I’ll take you up on that! と返してみてくださいね。

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