ドラマで学ぶ英会話|『BONES』S10E2に学ぶ「be up to ~」の意味と使い方

be up to ~

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
今回は大人気法医学サスペンス『BONES』シーズン10エピソード2から、日常会話で本当によく耳にする「be up to ~」の意味と使い方を紹介します。
「あなたに任せるよ」「あなた次第だよ」——そんな場面で使えるフレーズ、英語でどう言うか知っていますか?

目次

実際にそのシーンを見てみよう!

仲間のスイーツが命を落とし、その遺体がラボに運ばれてきた直後のシーンです。
深い悲しみの中、ブレナンはそれでも学者として前を向こうとします。
自分を奮い立たせながら、仲間への言葉を選ぶ様子が印象的な場面です。

Brennan:I don’t know if I can do this to him.
(彼に対してこんなこと(解剖)ができるかどうか、わからないわ。)

Brennan:This is a set of remains that will give us the man who killed Sweets.
(これはスイーツを殺した男を突き止める手掛かりをくれる遺体なの。)

Brennan:One more thing. Just listen to me… Then it’s up to Hodgins until I get the bones. Thanks.
(もう一つだけ。よく聞いて……私が骨を調べる段階になるまでは、ホッジンズに任せるわ。お願いね。)

Bones Season10 Episode02 (The Lance to the Heart)

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シーン解説と心理考察

「I don’t know if I can do this to him(彼に対してこんなことができるかどうか、わからない)」と一瞬弱音を吐いたブレナンが、次の瞬間には「This is a set of remains(これは遺体だ)」と自分に言い聞かせ、学者としての意識を取り戻します。
学者として感情を切り離した直後に出てきたのが、「it’s up to Hodgins(ホッジンズに任せる)」というセリフです。

「骨」が専門のブレナンが登場する前段階として、衣服などに付着した微小証拠をホッジンズが徹底的に調べる必要があります。
普段は自分の腕に絶対の自信を持つ彼女が、重大な第一歩を仲間に委ねる姿から、チームの強い結束と信頼が伝わってくる名場面です。

「be up to ~」の意味とニュアンス

be up to ~
意味:〜次第だ、〜に任せる、〜の責任である

「be up to ~」は、日常会話からビジネスまで幅広く使われる超頻出フレーズです。
直訳すると「〜のところまで上がっている」となりますが、そこから「決定権や責任が(人)に委ねられている」という意味で使われています。

大きく分けて二つの使い方があります。
一つ目は「あなたに任せるよ/あなたが決めていいよ」と、選択肢を相手に委ねるカジュアルな使い方。
二つ目は今回のブレナンのように「ここから先は彼の責任だ(彼にかかっている)」と、重大な任務を人に託す使い方です。
文脈によって「気軽な選択」から「重い責任」まで、ニュアンスが変化する奥深いイディオムです。

【ここがポイント!】

このフレーズの核心は、「ボールは相手のコートにある」という感覚です。
選択権や責任という名のボールを、ポンッと相手に手渡しているイメージを持ってみてください。
笑顔で「好きなもの選んでいいよ!」と言っているのか、真剣な顔で「あとは君の腕次第だ」と言っているのかで、言葉の持つ「重さ」がガラリと変わるのがこのフレーズの面白いところです。

実際に使ってみよう!

I don’t mind which restaurant we go to, so it’s completely up to you.
(どのレストランに行っても構わないので、完全にあなたに任せますよ。)
日常会話で最もよく耳にするカジュアルな使い方です。「あなたが決めて」という柔軟な姿勢を示せるので、友人や家族とのやり取りで重宝します。

We have provided all the materials, and now it is up to the client to make the final decision.
(必要な資料はすべて提出しました。ここから先、最終的な決断を下すのはクライアント次第です。)
ビジネスシーンでよく使われる形です。「自分たちの役割は終わったので、ここからの判断は相手側にある」という状況をスマートに伝えることができます。

Whether this project succeeds or fails is entirely up to our team’s effort.
(このプロジェクトが成功するか失敗するかは、完全に私たちの努力次第です。)
「人」だけでなく「行動」や「努力」に対しても使えます。結果が何に依存しているかを強調したい時に役立つ表現です。

『BONES』流・覚え方のコツ

このフレーズを感覚で覚えるには、ラボでブレナンがゆっくりと手袋を外し、ホッジンズに視線を向けて「ここからはあなたのターンよ」と静かに伝えている情景をイメージしてみてください。
「骨を調べる自分の出番が来るまで、この大切な第一歩はホッジンズ、あなたのところ(up to Hodgins)にある」というバトンの渡し方です。
決定権や責任という「目に見えないバトン」が相手のところへすっと上がっていく(up to)感覚を持つと、「委ねる」というコアイメージがしっかり定着します。

似た表現・関連表現

depend on ~
(〜に依存する、〜次第である)
「be up to」と非常に近い表現ですが、「depend on」の方がより客観的で、条件や事実関係に基づくニュアンスがあります。(例:It depends on the weather. = 天気次第だ)

leave it to ~
(〜に任せる、〜に委ねる)
「be up to」と似た意味ですが、こちらは「(手放して)そのまま相手に預ける」という行動そのものに焦点が当たっています。「Leave it to me!(私に任せて!)」という決まり文句でよく使われます。

be responsible for ~
(〜の責任がある、〜を担当している)
「be up to」の「責任がある」という側面をよりフォーマルかつ明確に言い表した表現です。ビジネスの場面で、誰がどの業務を担っているかを説明する際に適しています。

「What are you up to?」という別の顔

「be up to」には「〜に任せる」という使い方以外に、ネイティブが毎日のように使うもう一つの表現があります。
それが「What are you up to?」です。

これは「今何してるの?」「最近どう?」という意味で使われるカジュアルな挨拶フレーズです。
「任せる」の「up to」が「責任や決定が〜のところまで届いている」というニュアンスなのに対し、こちらは「何かに向かって取り組んでいる」という方向性から来ており、同じ「up to」でも出発点が異なります。
英語では一つの表現が文脈によって全く違う意味を持つことが多く、それを感覚でつかめるのがドラマ学習の面白さです。

親しい友人に「Hey, what are you up to?(よお、何してる?)」と声をかけられたら、「Not much.(別に何も)」「Just reading a book.(本を読んでるよ)」のように気軽に返すのが自然です。

まとめ|「任せる」英語をマスターして会話の幅を広げよう

今回は『BONES』シーズン10エピソード2のセリフから、「be up to ~」という表現を紹介しました。
ランチの場所を決めるような日常のちょっとした場面から、ブレナンのように重大な責任を仲間に委ねるシリアスな場面まで、本当に幅広く使える万能フレーズです。
「ボールはあなたにあるよ」というイメージを持ちながら、英会話の中で「It’s up to you!」と自然に使えるようになっていきましょう。

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※配信状況は変更される場合があります(2026年2月時点)

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