ドラマで学ぶ英会話|『BONES』S4E14に学ぶ「conduct an investigation」の意味と使い方

conduct an investigation

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回は、人気法医学サスペンス『BONES』シーズン4第14話から、知的な響きを持つフレーズを紹介します。

事件の謎を追う警察のプロセスや、ビジネスにおける正式なリサーチ業務などで頻繁に使用される表現です。

ぜひマスターして、表現の幅を広げてみてくださいね。

目次

実際にそのシーンを見てみよう!

過去に「墓掘り人」と呼ばれる連続誘拐殺人犯の標的となったブレナンとホッジンズ、そして同じく被害者である作家のヴェガ。

連邦判事に呼び出された3人が、突如現れた新たな担当検事タフェットと対峙し、前任の検事の不審な死について言葉を交わす緊迫のシーンです。

Brennan: What happened to Ms. Kurland?
(カーランド検事には何があったのですか?)
Hodgins: She was killed in a car accident in Boston.
(彼女はボストンでの自動車事故で亡くなったんだ。)
Vega: So what? You think the Gravedigger had Kurland killed because she was getting close?
(だから何だ?真相に近づいていたから、墓掘り人がカーランドを殺させたと思っているのか?)
Hodgins: She wasn’t getting close, she was barely conducting an investigation.
(彼女は真相になんて近づいていない。まともに捜査を行ってすらいなかったんだ。)
Bones Season 4 Episode 14 (The Hero in the Hold)

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シーン解説と心理考察

突然現れた後任のタフェット検事に対し、前任のカーランド検事の行方を尋ねるブレナン。

ホッジンズが「彼女は自動車事故で死んだ」と事実を告げると、同じく被害者であるヴェガは陰謀論めいた推測を口にします。

「真相に近づきすぎたため、口封じに墓掘り人に殺されたのではないか」というのです。

しかし、権力や司法の体制に対して常に批判的でありながら、事実を重んじる科学者でもあるホッジンズは、ヴェガの推測を即座に一蹴します。

ホッジンズにとって、カーランド検事は果敢に事件に挑む有能な人物などではなく、自分たちを苦しめた犯人を捕まえるための努力を怠っていた人物として映っていました。

そのため、単に「調べていなかった」ではなく、あえて「まともに捜査を実施(conduct an investigation)してすらいなかった」と、公的な業務を指す格式張った言葉を用いて彼女の職務怠慢を痛烈に批判しています。

被害者としての拭いきれないフラストレーションと、機能しない司法への皮肉が、この短いやり取りの中に痛いほど凝縮されていますね。

フレーズの意味とニュアンス

conduct an investigation
意味:捜査を行う、調査を実施する

conductは「(業務や会議などを)行う、実施する、指揮する」、investigationは「捜査、調査、研究」という意味を持つ名詞です。

これらを組み合わせることで、単なる日常的な「調べ物」の枠を超え、公式な手続きを踏んで組織的に事実を解明していくという、非常に本格的でフォーマルな意味合いを持つようになります。

【ここがポイント!】

英語には「調べる」「捜査する」という意味の単語として、investigateという動詞単体も存在します。

では、なぜわざわざ conduct an investigation と、動詞と名詞を分けた形にするのでしょうか。

最大の理由は、表現の柔軟性と重厚感にあります。

investigationという名詞の前に形容詞を置くことで、「どのような捜査・調査なのか」を非常に細やかに表現できるのです。

たとえば、thorough investigation(徹底的な捜査)や、independent investigation(第三者による独立した調査)、preliminary investigation(本格的な前の予備調査)のように、状況に応じたトーンを自在に調整できます。

また、conductという動詞が持つ「公式なプロセスを順序立てて管理・進行する」という響きが加わります。

そのため、警察の犯罪捜査だけでなく、企業におけるコンプライアンス調査や学術的な研究など、高い信頼性と責任が求められる場面で圧倒的なプロフェッショナル感を生み出します。

社会的な責任を伴う業務の重要性を正確に伝えたい時に、大活躍するフレーズです。

実際に使ってみよう!

ニュース記事で見かけるような堅い表現から、日常の中で少しユーモアを交えて使うシチュエーションまで、幅広く活用できるオリジナルの例文を3つ紹介します。

The police chief announced that they will conduct a thorough investigation into the cause of the fire.
(警察署長は、火災の原因について徹底的な捜査を行うと発表しました。)
ニュース報道や公式な声明などで最もよく耳にする、非常にスタンダードな使い方です。thorough(徹底的な)という形容詞を間に挟むことで、事実解明に向けた強い意志と、公式なプロセスに則って進められるという信頼感が伝わります。

Our team was asked to conduct an internal investigation regarding the recent data breach.
(私たちのチームは、最近のデータ漏洩に関する内部調査を実施するよう求められました。)
企業活動などのビジネスシーンで、何か問題が発生した際の原因究明タスクを表すシチュエーションです。単に「調べる」のではなく、ヒアリングや記録の照合など、きちんとした手順を踏んだ公式な調査(internal investigation)であるという業務の重みが表現されています。

I need to conduct a little investigation to find out who ate my chocolate in the fridge.
(冷蔵庫にあった私のチョコレートを誰が食べたのか、ちょっと独自の調査を実施する必要があるわね。)
あえて大げさでフォーマルな言葉を日常の些細な出来事に使うことで、ユーモアを生み出すテクニックです。家族や友人の間で「犯人探しをしてやる!」と冗談めかして宣言する時にぴったりな、ネイティブらしい言葉遊びの感覚が味わえます。

BONES流・覚え方のコツ

ホッジンズが忌々しそうな表情で「あいつはまともに本格的な捜査すらしていなかった」と吐き捨てる姿を思い浮かべてみてください。

ただインターネットで検索したり、人に立ち話で聞いたりするレベルの軽い「調査」ではありません。

証拠を集め、チームを動かし、公式なレポートをまとめるような「重厚なプロセス」というイメージを重ねてみましょう。

言葉の持つフォーマルな手触りと重量感が、自然と記憶に定着しやすくなりますよ。

似た表現・関連表現

carry out an investigation
(意味:調査を実施する、実行する)
conductと非常に似ていますが、carry outは「計画されたものを最後までやり遂げる、実行に移す」という実務的で物理的な行動面に焦点が当たった表現です。

look into
(意味:〜を調べる、検討する)
今回のフレーズよりもはるかにカジュアルで、日常会話で頻繁に使われる表現です。「ちょっと調べてみるよ」「その件については後で確認しておくね」といった、日常業務や軽いトラブル対応に適しています。

launch an investigation
(意味:捜査に乗り出す、調査を開始する)
launchは「ロケットを打ち上げる」という意味でも知られていますが、捜査という大きなプロジェクトが「まさに今スタートした」という開始のタイミングや勢いを強調したい時に選ばれます。

深掘り知識:オーケストラと捜査を繋ぐ「conduct」の語源

この表現をより豊かに理解するために、conductという単語の成り立ちを紹介します。

この単語は、ラテン語の「con-(共に、一緒に)」と「ducere(導く、引っ張る)」が組み合わさって生まれました。

つまり、バラバラに存在している人や物事を「一つにまとめて、あるべき方向へと導いていく」という力強いコアイメージを持っています。

このイメージを知ると、なぜこの単語が様々な場面で使われているのかがクリアになります。

たとえば、オーケストラの「指揮者」を英語で「conductor」と呼びますが、これも数多くの楽器奏者を一つにまとめて美しい音楽へと「導く」役割を担っているからです。

また、電気が通る「伝導体」や、ツアーの「添乗員」も同じ語源から派生しています。

これを犯罪捜査や企業の内部調査に当てはめてみると、単に一つの物を見るだけでは成り立たないことがわかります。

現場の証拠、関係者の証言、専門家のデータなど、無数にあるバラバラの要素を「一つにまとめて、真実というゴールへ導いていく」壮大なプロセスです。

単なる「Do(する)」ではなく、様々な要素をまとめ上げて真実へと指揮していく。

語源を知ることで、このフレーズが持つ知的な響きと、それに伴う責任の重さがより鮮明に感じられるようになりますね。

英語の背景にある美しい論理のつながりを知ることは、学習の素晴らしいスパイスになります。

まとめ|フォーマルな場面で信頼感を与える表現

今回は「conduct an investigation」の意味と使い方を紹介しました。

事件の捜査からビジネスにおける本格的なリサーチ、そして少し冗談めかした日常会話まで、自分が取り組んでいるプロセスがしっかりとした手順を踏んでいることをスマートに伝えることができるフレーズです。

例文を参考にしながら、ぜひ実際の場面で活用してみてくださいね。

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