「curveball」捜査の急展開を表す英語|『BONES』S02E05で学ぶ英会話

『BONES』コラム: 「curveball」捜査の急展開を表す英語|『BONES』S02E05で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『BONES』シーズン2、第5話「The Truth in the Lye」を取り上げます。今回は、遺体の身元調査が二転三転していく捜査パートに登場する言い回しに注目します。手がかりが空振りに終わる瞬間から、予想外の展開が飛び込んでくる瞬間まで、捜査の浮き沈みを表す表現が続けざまに出てきます。

謎解きが振り出しに戻ったり、思わぬ方向に転がったりする感覚は、英語でどう表現されるのでしょうか。順を追って見ていきましょう。

目次

振り出しに戻る back to square one と、皮肉な that narrows it down

証拠の指紋が容疑者の妻ふたりのどちらとも一致しないと分かった瞬間、ブレナンが静かにつぶやくのが back to square one です。

BOOTH: [into phone] Are you sure? Thanks. [he hangs up phone]

(電話に向かって)本当か? ありがとう。(電話を切る)

BRENNAN: Oh, so it’s back to square one.
(そう、それじゃあ振り出しに戻ったということね。)

BONES Season2 Episode5 (The Truth in the Lye)

back to square one は、ボードゲームのマスに例えて「振り出しに戻る」という意味で使われる定番表現です。積み重ねてきた手がかりが振り出しに戻る徒労感が、短いひとことに凝縮されています。

square one という言い方には、すごろくやボードゲームで最初のマスに戻される感覚が重なっています。捜査という長い道のりを一歩ずつ進めてきたのに、その積み重ねごと出発点へ押し戻される。そんな徒労感が、短いひとことに凝縮されています。

この少しあとの場面では、ブレナンが容疑者像についてある見立てを口にした直後、ブースが皮肉を込めて that narrows it down と返す一幕もあります。「それでずいぶん絞れたな」という表現ですが、実際には手がかりがほとんど絞れていない状況で使われており、字面どおりの意味とは裏腹の皮肉として機能しています。日常会話でも、進展のなさをやんわり茶化すときに使える言い回しです。

things couldn’t get any more twisted からの How’s this for a curveball?

事件はやがて、偽装自殺のさらに奥に別の真相が隠れていたことが判明します。「これ以上ややこしくなりようがない」と思った矢先に、新しい事実が飛び込んでくる。そんな急展開を表すのが、次のやり取りです。

BOOTH: Now, just when you think things couldn’t get any more twisted-
(これ以上ややこしくなりようがないと思っていたら、ちょうどそのとき―)

CAM: [entering] How’s this for a curveball?
(部屋に入ってきて)これはどう、変化球でしょ?

BOOTH: -in walks Cam.
(カムのお出ましだ。)

BONES Season2 Episode5 (The Truth in the Lye)

curveball は、野球の変化球そのものを指す単語ですが、比喩として使われるときは「予想外の変化」「不意打ちの展開」を意味します。ブースの twisted (ねじれた、ややこしい)という言葉を受けて、カムがさらに curveball を投げ込む構成になっており、捜査がもう一段階転がっていく勢いが伝わってきます。捜査ドラマに限らず、仕事や日常の会話でも、想定外の知らせが飛び込んできた場面で curveball というひとことがよく使われます。

表現 直訳 使われる場面
back to square one 振り出しのマスに戻る 手がかりが空振りに終わったとき
that narrows it down それで絞り込める 実際には絞れていない皮肉として
curveball 変化球 予想外の急展開が起きたとき

まとめ|捜査の浮き沈みを映す英語表現

back to square one、that narrows it down、curveball という3つの表現は、捜査が空振りに終わる瞬間から、思いがけない急展開まで、事件の浮き沈みをそれぞれ違う角度から映し出しています。

振り出しに戻ったかと思えば、思わぬ方向に転がっていく。その揺れ動きの中に、英語ならではのニュアンスが見えてきます。

捜査のシーンで使われた言い回しは、同じエピソードの他の記事でも角度を変えて取り上げています。


[dde_episode_columns id=”BONES_US_S02E05″]

  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次