ドラマで学ぶ英会話|『BONES』S9E6に学ぶ「duck the question」の意味と使い方

duck the question

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回は『BONES』シーズン9第6話のシーンから、「duck the question」というフレーズをご紹介します。
「質問をはぐらかす、質問から逃げる」という意味で、ニュースや日常会話でもよく耳にする表現です。
誰かが都合の悪い話題からサッと身をかわした瞬間を見たことはありませんか?

目次

実際にそのシーンを見てみよう!

事件の捜査中、ブースはスイーツに「ブレナンはどうしてる?」と結婚式前の様子を尋ねます。
本当はブレナンが緊張しているかもしれないと薄々気づいているスイーツ。
直接答えることを避け、手元の捜査エリアの図面を指差しながら強引に話を変えようとします。
その不自然な態度を一瞬で見透かしたブースが、すかさずツッコミを入れる場面です。

Sweets: Okay, look, this is the area where the body was found, right? Up in that one.
(スイーツ:ええと、ほら、これが遺体の発見されたエリアですよね?その上の部分の。)

Booth: You’re really gonna duck the question by hiding behind your work?
(ブース:そうやって仕事の陰に隠れて、本当に質問をはぐらかす気か?)

Sweets: Okay. Used to be part of Adams University. It was sold off ten years ago.
(スイーツ:わかりましたよ。以前はアダムス大学の一部だった場所です。十年前に売却されました。)

BONES Season9 Episode6(The Woman in White)

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シーン解説と心理考察

普段は心理学者として人の心を鋭く分析する立場のスイーツ。
しかし、ブースの結婚への複雑な気持ちを誰よりも理解しているからこそ、「ブレナンはどうしてる?」という問いへの答えに詰まってしまいます。
うかつに「緊張してると思います」などと言おうものなら、結婚式前のブースをさらに不安にさせてしまうかもしれない。
答えたくないあまり、捜査の図面を指差して強引に話を変えようとするスイーツ。
しかし直感の鋭いブースには、そんな小手先の誤魔化しはまったく通用しません。
心理学者が心理をかわされているという構図のコミカルさも、このシーンの大きな見どころです。

「duck the question」の意味とニュアンス

duck the question
意味:質問をはぐらかす、質問を避ける、質問から逃げる

名詞の「duck」は鳥の「アヒル」ですが、動詞として使うと「飛んできた物を避けるためにサッと頭や体を下げる」「ひょいと身をかがめる」という意味になります。
水面を泳ぐアヒルが危険を回避するために水中にヒョイッと頭を突っ込む動作から派生したと言われています。
この「飛んでくる何かをサッと避ける」という身体的な動きが比喩として使われ、「飛んできた厄介な質問をサッと身をかわして避ける」=「質問をはぐらかす」というイディオムとして定着しました。

【ここがポイント!】

ネイティブがこのフレーズを使う時、「意図的な回避行動」という明確なニュアンスが含まれます。
単に「答えを知らないから黙った」のではなく、「答えを持っているのに、都合が悪いからわざとサッと逃げた」というコアイメージです。
ボクサーが相手のパンチをスッとよけるような、体ごとかわす躍動感が言葉の裏に隠れているのがこのフレーズの面白さです。
今回のブースのように「はぐらかすなよ」と相手の逃げ道を塞ぐ際にも、非常に効果的に使われます。

実際に使ってみよう!

The politician skillfully ducked the question about the new tax policy.
(その政治家は、新しい税策に関する質問を巧みにはぐらかした。)
ニュース記事や報道番組で非常によく見られる使い方です。記者会見などで、核心を突く質問に対して直接的な回答を避けた状況を客観的に描写する際にぴったりです。

Don’t duck the question. I need a simple yes or no.
(質問をはぐらかさないで。イエスかノーか、はっきり答えてよ。)
相手が話題を変えたり、長々と関係ない言い訳を始めたりした時に、真正面から答えを引き出したい時に使えるフレーズです。誠実な対応を求める強い意志を示せます。

I tried to ask him about his sudden resignation, but he ducked the question by changing the subject.
(彼の突然の辞任について聞こうとしたんだけど、彼は話題を変えて質問をはぐらかしたわ。)
「by -ing」を後ろに続けることで、「どのような手段で」質問を避けたかを具体的に説明できます。今回のブースのセリフも「by hiding behind your work」という形を使っていましたね。

『BONES』流・覚え方のコツ

ブースから「ブレナンはどうしてる?」と聞かれ、答えに詰まったスイーツが「ヒョイッ!」と身をかわすように捜査の図面を指差すシーンを映像として頭に焼き付けましょう。
「duck(アヒル)のようにヒョイと避ける=質問をはぐらかす」というイメージが、このシーンのスイーツのコミカルな動きとリンクして、自然に記憶に残るはずです。
心理学者が心の防衛本能でduckしてしまうというおかしみも、覚え方のヒントになりますよ。

似た表現・関連表現

dodge the question
(質問をはぐらかす、巧みに避ける)
duck the questionとほぼ同じ意味で入れ替えて使える、最も一般的な同義語です。ドッジボール(dodgeball)の「dodge(素早く身をかわす)」と同じ語で、飛んでくるものをサッと避けるというニュアンスを共有しています。

evade the question
(質問を回避する、はぐらかす)
duckやdodgeに比べて少し硬くフォーマルな響きを持つ表現です。法廷での尋問や公式な場での意図的で巧妙な回避行動を表す際によく使われます。

beat around the bush
(遠回しに言う、核心を避ける)
直接的な回答を避けるという点は同じですが、こちらは「要点を言わずにダラダラと関係ない話をする」というアプローチの違いがあります。duckが「サッと避ける」のに対し、こちらは「周りをウロウロする」イメージです。

深掘り知識:「duck」が使われるビジネス英語の応用表現

「duck」は質問(the question)だけでなく、様々な「厄介な抽象概念」を目的語にとることができます。
ビジネスやニュースでは「duck the issue(論点をはぐらかす、問題を避ける)」や「duck responsibility(責任から逃れる)」といった表現が頻繁に登場します。
例えば「He tried to duck responsibility for the project’s failure.(彼はプロジェクト失敗の責任から逃れようとした)」という形で使われます。
「duck=アヒル」という名詞の暗記から一歩踏み出し、「厄介なものからヒョイと身をかわす動作」というコアイメージを掴むことで、一気に語彙の幅が広がります。

まとめ|会話のキャッチボールから逃げる「duck」の面白さ

今回は『BONES』から、都合の悪い質問をヒョイと避ける表現「duck the question」をご紹介しました。
答えを知っているからこそ言葉に詰まってしまうスイーツの人間くささと、それを一言で見抜くブースの鋭さ。
二人のやり取りを知ると、このフレーズが持つ「意図的な逃げ」というニュアンスがぐっと体感として理解できますよね。
ニュースで政治家が質問をかわす場面や、日常のちょっとした会話の駆け引きでも、ぜひこのフレーズを当てはめてみてください。

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