ドラマで学ぶ英会話|『BONES』S9E16に学ぶ「factor in」の意味と使い方

factor in

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
今回は『BONES』シーズン9第16話から、論理的な判断を下す際に欠かせない「factor in」の意味と使い方を詳しく解説します。
「考慮する」と言いたいとき、”think about” や “consider” より一段上の表現を使ってみませんか?

目次

実際にそのシーンを見てみよう!

このエピソードの冒頭、ブレナンは「現場での危険度は私のほうが低いはずなのに、なぜ保険料が高いのか」とブースと口論になっていました。
その後、自分で改めて計算し直したブレナンが、結果をブースに報告するシーンです。

Brennan: I revisited the life insurance company’s calculations about the level of risk I assume in the field.
(現場で私が負うリスクのレベルについて、生命保険会社の計算を再検討してみたの。)

Brennan: I factored in my many considerable strengths, but… their numbers are correct.
(私の多くの優れた強みも考慮に入れたけれど、彼らの数字は正しかったわ。)

Booth: Okay, so you’re okay with them slapping a higher premium on you?
(それじゃ、高い保険料を課されることに納得したのか?)

Brennan: It’s rational.
(合理的だもの。)

Bones Season9 Episode16(The Source in the Sludge)

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シーン解説と心理考察

エピソード冒頭では「保険会社の判断はおかしい」と憤っていたブレナンが、自分で計算し直した結果、あっさり「合理的だわ」と結論付けます。
自らの格闘能力や生存本能といった「優れた強み」すらも、ひとつの計算要素として組み込んで(factor in)冷静に再評価したわけです。
「高い保険料を理不尽に押し付けられている」と感じているブースとの対比が絶妙で、感情で物事を捉えるブースと、すべてをデータで処理するブレナンの違いが短いやり取りにくっきりと表れています。
自分の強みさえも「変数」として扱えるブレナンのキャラクターが、このフレーズにこれほどよく似合う理由がわかりますね。

「factor in」の意味とニュアンス

factor in
意味:〜を考慮に入れる、〜を計算に含める、〜を要素として組み込む

「factor in」は、名詞としての “factor”(要因・要素)を動詞として使い、特定の要素を判断の材料や計算の中に「投げ入れる(in)」感覚の句動詞です。
ビジネスの意思決定、予算の算出、スケジュール計画などで、見落としてはいけない重要な要素を考慮に加えるという文脈で多用されます。

単に「考える(think about)」や「検討する(consider)」と言うよりも、最終的な結論や数字に直接影響を与える具体的な変数として組み込むというニュアンスが強い表現です。

【ここがポイント!】

“consider” が「頭の中で検討した」で終われるのに対し、”factor in” には「その結果を最終的な判断に反映させた」という意味が含まれます。
つまり、考えただけで採用しなかった要素は “factor in” とは言いません。
「計算式に組み込んだ変数」として扱う——この感覚こそが、”factor in” を使いこなす上で最も大切なポイントです。

実際に使ってみよう!

When planning your study schedule, you should factor in some time for review.
(学習スケジュールを立てる際は、復習のための時間を考慮に入れるべきです。)
語学学習や試験勉強など、計画に特定の要素を組み込むようアドバイスする際に使える実践的な表現です。

We forgot to factor in the shipping costs when we set the price.
(価格を設定するとき、配送料を計算に入れるのを忘れてしまった。)
ビジネスの予算や見積もりで、必要なコストを見落としていた際によく使われる定番のフレーズです。

I didn’t factor in the heavy traffic, so I might be late.
(ひどい渋滞を計算に入れていなかったので、遅れるかもしれません。)
移動時間を見誤った原因を客観的な要因で論理的に説明する際に便利です。

『BONES』流・覚え方のコツ

ブレナンが、自身の「格闘能力」「生存本能」「判断力」といった目に見えないものまで、ひとつひとつ計算式に放り込んでいる姿を想像してみてください。
感情ではなく変数として自分を分析する——そのブレナンらしい思考スタイルと “factor in” をセットで覚えると、このフレーズの持つ論理的な響きが自然と身についていきます。

似た表現・関連表現

take ~ into account
(〜を考慮に入れる)
“factor in” とほぼ同じ意味ですが、より一般的で幅広い文脈で使われます。”factor in” のほうが、具体的な数値や個別の要因を扱うニュアンスが強めです。

consider
(〜を検討する、考える)
最も基本的な言葉です。単に「検討する」だけで、必ずしも結論や計算に反映させるとは限らないため、”factor in” よりも重みが軽く主観的な響きがあります。

allow for
(〜を考慮に入れる、見込む)
特に将来の遅延や予期せぬトラブルに備えて、時間や予算に「余裕を持たせる・バッファを設ける」という文脈でよく使われます。

深掘り知識:「因数分解」から読み解くスマートな思考

日本の数学で「因数分解(factorization)」を習ったことを覚えていますか?
あの “factor” こそが、この表現のニュアンスを掴む鍵になります。

数学において、複雑な数式を掛け算の形(因数)に細かく分けることを因数分解と言います。
英語圏の人々にとって “factor” とは、「複雑な物事を構成している一つひとつの細かなパーツ(変数)」という感覚です。

だからこそ、”factor in” と言うと「結果を導き出すために、このパーツを計算式の中に入れておこう」という、極めて論理的な思考プロセスが伝わります。
反対に、考慮すべき要素から外すときは “factor out” という言葉が使われます。
ブレナンが自然にこの言葉を使う理由が、英語の構造レベルから納得できますね。

まとめ|変数を見極める目が、英語を変える

今回は、論理的な思考や正確な見積もりに欠かせない「factor in」を解説しました。
「考えた」と「計算に組み込んだ」は似て非なる言葉——その違いを表現できるだけで、英語の説得力がぐっと増します。
ブレナンのように、自分の状況をクールに分析して言葉にする習慣が身につくと、英語でのコミュニケーションが一段階変わります。
次に何かを計画したり見積もったりするとき、ぜひ “factor in” を試してみてください。

このエピソードを見るには

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※配信状況は変更される場合があります(2026年2月時点)

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