「勘」と「証拠」、英語での言い分け方|『BONES』S01E02で学ぶ英会話

『BONES』コラム: 「勘」と「証拠」、英語での言い分け方|『BONES』S01E02で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『BONES』シーズン1、第2話のバーでの一幕には、写真一枚から浮気を決めつけるブースと、感覚だけでは判断できないと反論するブレナンの対立が描かれています。感覚に頼る側の言葉と、根拠を求める側の言葉、それぞれの言い分け方を押さえておくと、意見が対立する場面での英語表現の幅が広がります。

「勘」を表す言葉と「証拠」を表す言葉を、このやり取りを手がかりに整理していきましょう。

目次

“勘だけの決めつけ”へのブレナンの反論――offensive assumptionとwild accusations

Wong Foo’sのバーで、ブースは被害者の妻が浮気をしていたと写真一枚から決めつけます。ブレナンはすぐさま反論します。

Booth: She was having an affair!
(浮気していたに違いない!)

Brennan: I’m sorry but that’s an offensive assumption!
(悪いけど、それは不愉快な決めつけだわ!)

Booth: Well all the signs are there.
(だって、兆候はすべて揃ってるんだぜ。)

Brennan: You can’t make wild accusations about somebody’s personal life based on a feeling.
(勘だけで、誰かの私生活について根拠のない非難をしてはだめよ。)

BONES Season1 Episode2 (The Man in the SUV)

assumptionは「思い込み、決めつけ」、accusationは「非難、告発」を表す名詞です。どちらも根拠が薄いまま相手を判断する行為を指し、offensive(不愉快な)やwild(根拠のない、無茶な)という形容詞がつくと、その決めつけの強引さが強調されます。based on a feeling(感覚だけを根拠に)というひとことも、ブレナンが繰り返し使う「勘」への不信のあらわれです。

証拠曰くの応酬――evidence just as solid asとisn’t empirical

ブースは自分の見立てを裏付けようと、証拠という言葉を持ち出します。

Booth: It’s more then a feeling. Okay, that photograph is evidence just as solid as the markers you squints pick up looking at your little bones.
(単なる感覚以上のものだ。あの写真は、お前たち学者連中が骨を見て拾い上げる手がかりと同じくらい確かな証拠なんだよ。)

Brennan: The evidence that I find isn’t empirical. What you consider evidence is merely conjecture.
(私が見つける証拠は実証的なものではないわ。あなたが証拠だと思っているものは、単なる憶測にすぎないわ。)

BONES Season1 Episode2 (The Man in the SUV)

evidence just as solid as ~は「~と同じくらい確かな証拠」という比較表現で、ブースは自分の直感的な読み取りを、ブレナンの科学的な証拠と同列に置こうとしています。一方でブレナンは、isn’t empirical(実証的でない)、merely conjecture(単なる憶測)という言葉で線を引き、感覚に基づく判断を証拠として認めません。この後も同じ調子でやり取りは続き、ブレナンは最後までconcrete proof(確たる証拠)の欠如を指摘し続けます。

「勘」側の言葉と「証拠」側の言葉を並べると、次のように整理できます。

「勘」側の言葉 意味 「証拠」側の言葉 意味
a feeling 感覚、勘 empirical evidence 実証的な証拠
assumption 思い込み concrete proof 確たる証拠
conjecture 憶測 solid evidence 確かな証拠

まとめ|感覚の言葉と根拠の言葉を並べてみる

offensive assumption、wild accusations、evidence just as solid as、isn’t empirical、merely conjectureと、感覚に基づく判断と根拠に基づく判断、それぞれの言葉を見てきました。どちらの立場で話しているかによって選ぶ語彙が変わることが、このバーでのやり取りからよく分かります。

対立しているように見える二人のやり取りは、感覚と根拠という異なる角度から同じ事件に迫る、捜査の両輪とも読み取れます。

同じ回の別の場面で使われた英語表現は、フレーズ記事やエピソードまとめでも紹介しています。


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