海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
『BONES』シーズン2第4話では、行方の分からない少女の手がかりを急ぐブースが、車の中から電話でラボのチームを急き立てる場面が描かれます。焦りをぶつけるブースと、それでも自分の手順を譲らないホッジンス、そして間に入って場をなだめるアンジェラ。3人の言葉のせめぎ合いから、土壇場での言い回しを見ていきます。
急かす一言と、それを受け止める一言、それぞれの言葉の重みを追ってみましょう。
「時間がない」と迫るブース ― There is NO time / give me your best guess
車を運転するブースの隣で、ブレナンが電話をかけてホッジンスに手がかりを尋ねます。統計モデルで4つ5つの可能性を示すという悠長な答えが返ってくると、痺れを切らしたブースが会話に割って入り、声を張り上げます。
BOOTH: There is NO time. A girl’s life is at stake here.
(時間なんてないんだ。少女の命がかかってるんだぞ。)BONES Season2 Episode4 (The Blonde in the Game)
be at stake は「危機にさらされている」という意味の表現で、命や評判など重要なものが主語になることの多い言い回しです。畳みかけるように、ブースはこう続けます。
BOOTH: Just give me your best guess right now!
(とにかく今すぐ、一番あり得る推測を聞かせてくれ!)BONES Season2 Episode4 (The Blonde in the Game)
give me your best guess は「一番あり得る推測を教えてくれ」という意味の言い方です。best guess は、確証が持てなくても今分かっている中で最も可能性が高い答えを指し、証拠が固まるのを待つ余裕がない場面で暫定的な判断を求めるときに使えます。
それでも譲らない一言 ― I have a process
電話越しに急かされ続けたホッジンスは、追い詰められた声でこう言い返します。
HODGINS: I can’t just guess! I have a process!
(当てずっぽうになんて答えられない! 僕にはやり方があるんだ!)BONES Season2 Episode4 (The Blonde in the Game)
I have a process は「自分にはやり方(手順)がある」という意味の言い方で、根拠のない当てずっぽうを拒み、自分のペースを守りたいという主張を表します。can’t just guess の just が「単純に推測するだけでは済まされない」という抵抗の強さを補っています。ホッジンスが取り乱す中、ブースは電話越しに simmer down という一言でなだめようとしますが、それでも不安は収まりません。
相手のペースに合わせて聞き出す ― pretend it’s me asking
異変に気づいたアンジェラがその場に現れ、動揺するホッジンスに慎重に歩み寄って声をかけます。
ANGELA: Pretend it’s me asking, okay? Look, we’re just exchanging theories here at work like always.
(私が聞いてるってことにして、いい? ねえ、いつも通り職場で仮説を交換してるだけよ。)BONES Season2 Episode4 (The Blonde in the Game)
pretend it’s me asking は「私が聞いているつもりで」という意味の言い方です。プレッシャーの発信源をブースからアンジェラへとすり替えることで緊張をほぐそうとする狙いがあります。exchanging theories(仮説を交換する)、like always(いつも通り)という言葉が、非常時の会話を普段の仕事の延長線上に引き戻しているのも見どころです。
| 表現 | 意味 |
|---|---|
| be at stake | 危機にさらされている |
| give me your best guess | 一番あり得る推測を聞かせてくれ |
| I have a process | 自分にはやり方がある |
| pretend it’s me asking | 私が聞いてるつもりで |
まとめ|急かす言葉と、譲らない言葉
There is NO time、give me your best guess、I have a process、そして pretend it’s me asking。時間に追われる場面でも、急かす側と譲らない側、それぞれの言葉には理由があることが分かります。相手を急かしたいときも、自分のペースを守りたいときも、この4つの言い回しは会話の中でそのまま応用できます。
次回も『BONES』の会話を通して、英語表現を見ていきましょう。
このエピソードの英語表現は、フレーズ記事やエピソードまとめでも扱っています。
[dde_episode_columns id=”BONES_US_S02E04″]


コメント