ドラマで学ぶ英会話|『BONES』S01E14に学ぶ「pro forma」の意味と使い方

pro forma

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

「形だけですから」「一応の手続きですので」……。

大人の社会には、中身よりも「手順を踏むこと」が重視される場面が多々あります。

今回は、そんな少し冷めた、でも知的な響きを持つラテン語由来の表現をご紹介します。

目次

実際にそのシーンを見てみよう!

行方不明者の元恋人、カレンに話を聞きに来たブースとブレナン。

しかし、彼女はFBIが本気で捜査しているとは思っていません。「どうせ規則で決まってるから来たんでしょ?」と、鋭くこう尋ねます。

Booth: Just a few questions…
(いくつか質問を……)

Karen: Wait, you said the crash was an accident, right?
(待って、墜落は事故だったと言ったわよね?)

Karen: So this is a proforma interview?
(つまり、これは形式的な聴取ってこと?)

Brennan: No, we have unidentified remains.
(いいえ、身元不明の遺体が見つかったの。)
BONES Season1 Episode14 (The Man on the Fairway)

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この一言で、彼女がただの一般人ではなく、警察や組織の論理をよく理解している賢い女性だと分かります。

「事故ならFBIが来るはずがない。来たということは、何か規則上の理由があるだけ(=本気ではない)でしょ?」と見抜くカレン。

ブースの痛いところを突く、ピリッとした皮肉と、彼女の警戒心の強さが表れているシーンですね。

フレーズの意味とニュアンス

pro forma
意味:形式的な、儀礼的な、見積もりの

ラテン語の pro forma(for form / 形式のために)がそのまま英語化した表現です。

【ここがポイント!】

実質的な意味(Substance)よりも、「手続きとして必要だから行う」「形を整えるための通過儀礼」というニュアンスです。

「結果はもう決まっているけれど、一応会議を開く」「使う予定はないけれど、規則だから書類を作る」といった、中身のない空虚さや、官僚的な冷たさを漂わせる言葉です。

実際に使ってみよう!

It was just a pro forma meeting.
(あれは単なる形式的な会議だったよ。)
解説:シャンシャン総会のように、結論ありきで行われた会議を皮肉る時に使えます。「時間の無駄だった」「やる意味がなかった」という含みがあります。

Please send us a pro forma invoice.
(プロフォーマ・インボイス(見積送り状)を送ってください。)
解説:これは皮肉ではなく正式名称。本契約の前に発行する「仮の請求書(見積書)」のこと。貿易事務では必須単語です。形(フォーム)を整えて相手に送る書類です。

We need to file a pro forma appeal.
(形式上の異議申し立てを行う必要がある。)
解説:勝てる見込みは薄くても、次の法的手続きに進むために、あえて申し立てを行わなければならないような状況です。「形だけでもやっておかないと権利を失う」という切実な文脈で使われます。

『BONES』流・覚え方のコツ

「カレンの冷めた視線」で覚えましょう。

ブースたちを前にして、「ハイハイ、形式的なやつね」と言い放つカレンの冷ややかな目。

熱意や真実味のない、ただの「形(Form)」だけの手続きを見透かされた瞬間の気まずさをイメージしてください。

似た表現・関連表現

似た意味を持つ表現との違いを押さえておきましょう。

formality
(意味:形式上の手続き)
解説:”It’s just a formality.”(ほんの手続きですよ)は、署名を求める際などに相手を安心させるためによく使われます。”Pro forma” の方がより堅く、法律的・文書的な響きがあります。

rubber stamp
(意味:追認する、判子を押すだけ)
解説:中身を審査せずに、言われるがまま承認すること。「ゴム印を押すだけの仕事」という皮肉な表現です。こちらは「承認する側」の怠慢さに焦点があります。

going through the motions
(意味:形だけこなす、ふりをする)
解説:心がこもっていなかったり、熱意がないまま作業をすることを指すイディオムです。”Pro forma” は手続きそのものを指しますが、こちらは「人の態度や動作」に焦点を当てています。

深掘り知識:インテリに見えるラテン語英語

ブレナン博士のような科学者や弁護士は、会話にラテン語を混ぜるのが大好きです。

  • ad hoc(その場限りの、臨時の)
  • status quo(現状)
  • per se(それ自体は)

“Pro forma” もその一つ。これらをさらっと使いこなせると、知的な「博士クラス」の英語力に見えるかもしれません。

ただし、日常会話で多用すると「気取っている(Pretentious)」と思われるので、使いどころにはご注意を!

まとめ|「形」にも意味がある

“Pro forma” と言われたら、相手は「本気ではありません、手続きです」とシグナルを送っています。

言葉の裏にある「大人の事情」を読み取るのも、高度な英語コミュニケーションの一つですね。

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