ドラマで学ぶ英会話|『BONES』S03E08に学ぶ「pull up」の意味と使い方

pull up

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回は、ドラマの情景描写はもちろん、ネイティブの日常会話で毎日必ずと言っていいほど登場する、車社会ならではの必須フレーズをご紹介します。

目次

実際にそのシーンを見てみよう!

建設現場で遺体が発見され、ブースが待機しているシーンです。

そこに一台の車がスッと止まり(pull up)、法医学研究所の責任者であるカムが降りてきます。

いつもなら相棒のブレナンが来るはずの現場に自分が呼ばれたことで、カムが少し気まずそうにブースに話しかける場面です。

Booth: Traffic?
(渋滞か?)

Cam: Dr. Brennan looked a little hurt when I told her you asked me to come out here instead of her.
(ブレナン博士、私が代わりにここへ来るように言われたと伝えたら、少し傷ついたような顔をしていたわ。)

Booth: No, Bones’s feelings – they don’t get hurt. She’s not like you.
(いや、ボーンズは傷ついたりしない。君とは違う。)

Cam: Like me?
(私みたいって?)
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シーン解説と心理考察

普段はブレナンが担当する現場ですが、遺体が「まだ肉がついている」という理由で組織の専門家であるカムが呼ばれました。

車で到着したカムに対し、ブースは「渋滞か?」と軽く尋ねますが、カムはブレナンの心中を察して複雑な表情を浮かべています。

それぞれの専門分野の違いと、キャラクター同士の配慮が垣間見える興味深いシーンの導入部ですね。

今回はこのシーンの冒頭、カムの乗った車が「止まる」動きを表す重要な表現に注目します。

フレーズの意味とニュアンス

pull up
意味:(車が)止まる、車を寄せて止める、到着する、引き寄せる

直訳すると「上に引く」ですが、日常会話では「車が止まる」「車を停める」という意味で非常によく使われる熟語です。

stopではなくpullを使うのには、馬車を運転していた時代の名残があります。手綱を「手前に引いて(pull up)」馬を止めていた動作が、現代の自動車にも受け継がれているという、歴史を感じる表現ですね。

また、そこから派生して「(ある場所に)到着する」というカジュアルな意味でも使われます。

【ここがポイント!】

ネイティブが感じるコアイメージは「目的地や特定の場所に、対象物をスッと引き寄せる」という動きです。

単にブレーキをかけて「停止する(stop)」という物理的な動作よりも、「待ち合わせ場所に到着する」「お店の前に車を寄せる」といった、意図を持った到着のニュアンスが強く含まれます。

実際に使ってみよう!

I’ll pull up in front of your house in five minutes.
(あと5分で家の前に着くよ。)
車で迎えに行く時の定番フレーズです。I’ll be there. と言うよりも、相手の家の前に車をスッと横付けする映像がリアルに伝わりますね。

Text me when you pull up to the restaurant.
(レストランに着いたらメールして。)
こちらも「到着する」という意味の応用です。arriveを使うよりも、車でさっと乗り付けるカジュアルでこなれた響きが出ますよ。

Just pull up a chair and join us!
(椅子を引き寄せて、一緒に座りなよ!)
車以外にも使えます。物理的に何かを「自分の手元に引き寄せる」というコアイメージがよくわかる表現です。

『BONES』流・覚え方のコツ

今回の現場にカムの乗った車がスッと横付けされる様子を思い浮かべてみてください。

そして、馬車を引く御者のように、両手で手綱を「グッ」と胸元に引き寄せるジェスチャーをしながら「pull up」と声に出してみましょう。

手前に引くという動作と、指定の場所にピタッと止まるという結果が、身体の感覚としてしっかり結びつくはずですよ。

似た表現・関連表現

pull over
(車を路肩に寄せて停める)
警察に止められた時や道を譲る時など、道路の端(脇)に車を移動させて停める際に使います。pull upが「目的地に到着して止まる」のに対し、こちらは「進行を中断して端に避ける」という目的の違いがあります。

drop off
(車から人を降ろす、物を届ける)
車で誰かを目的地まで送って降ろす時の表現です。目的地にpull up(車を寄せて到着)し、人をdrop off(降ろす)するという一連の動作セットで覚えておくと実用的ですね。

pick up
(車で人を迎えに行く、拾う)
車で誰かを迎えに行く時の定番フレーズです。これもdrop offと対になる表現として、車社会のアメリカでは1日に何度も耳にする必須ワードですよ。

深掘り知識:馬車の時代から続く「乗り物」と「英語」の深い関係

車を止めるのに「pull(引く)」を使うのは不思議に感じるかもしれませんが、英語にはこのように「馬車時代の名残」が数多く存在します。

例えば、車のトランク(trunk)は、かつて馬車の後部に文字通り「旅行用トランク(箱)」を縛り付けていたことに由来します。

また、車のダッシュボード(dashboard)は、馬が蹴り上げる泥や石(dash)から御者を守るための「板(board)」だったのです。

一見すると謎に思える前置詞や単語の組み合わせも、こうした歴史的背景を知ると「なるほど!」と腑に落ちますよね。

単語を丸暗記するのではなく、言葉の成り立ち(語源)に触れることで、英語のニュアンスがもっと深く理解できるようになります。

まとめ|車社会ならではの「生きた表現」をマスターしよう!

今回は、ドラマの情景描写や日常会話で欠かせない、車にまつわる必須フレーズを深掘りしました。

「stop」や「arrive」だけでなく「pull up」を使いこなせるようになると、英語の表現力がグッとネイティブに近づきます。

次に映画やドラマを見る時は、車が止まるシーンでどんな単語が使われているか、ぜひ耳を澄ませてみてくださいね。

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