『BONES』S12E05 で英語学習|あらすじ&厳選フレーズ10選

『BONES』シーズン12 エピソードまとめ
EPISODE GUIDE
BONES
Season 12 Episode 5

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。『BONES -骨は語る-』シーズン12第5話「The Tutor in the Tussle」は、家庭教師派遣会社にまつわる事件を追う回です。事件の関係者たちは、家族への強い思いや過去のいきさつを驚くほど率直に語ります。その一方で、捜査にあたるオーブリー自身は、自分の家族について多くを語りません。他人の家族の事情には踏み込んでいく捜査が、自分の家族の話になると静かになる、その落差を追いながらこの回の英語を見ていきます。

目次

あらすじ(ネタバレなし)

『BONES -骨は語る-』シーズン12第5話では、若い男性の遺体が発見され、身元は家庭教師派遣会社に勤める青年オースティン・ウィルソンだと分かる。ブースとブレナンは、教育に熱心な保護者たちが行き交う家庭教師業界を捜査し、金銭やプライドをめぐる複数の関係者を一人ずつ調べていく。並行して、オーブリーの前には長らく音信不通だった実の父親が現れ、複雑な過去とどう向き合うかが問われることになる。結末や犯人には触れないが、事件の捜査と私的な事情が同時並行で進む、『BONES』S12E05らしい一話である。

このエピソードで学べる英語フレーズ

1. that happens to the best of us

意味の目安は「誰にでもあることだ」です。

Booth: That happens to the best of us, Aubrey.
(「こういうことは誰にでもあるものだ、オーブリー。」)
BONES Season 12 Episode 5 (The Tutor in the Tussle)

鑑識現場で体液を浴びてしまったオーブリーに、ブースが軽い調子で声をかける場面の一言です。失態を指摘するのではなく、「誰にでも起こること」と一般化することで、その場の気まずさを和らげる働きをしています。本題に入る前に「まあ、そういうこともあるさ」と一拍置いてから切り出すその間の取り方にも、深刻に受け止めさせまいとする配慮がにじんでいます。

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2. (a) long shot

意味の目安は「望み薄なこと、うまくいく可能性が低い試み」です。

Forensic Staff: Gonna be a long shot, but I may be able to get ID.
(「望み薄だとは思いますが、身元を特定できるかもしれません。」)

現場で見つかったコンタクトレンズから指紋を採取し、身元特定につなげられるかもしれないと切り出す場面です。可能性を認めつつ、あらかじめ期待値を下げておく前置きとして使われています。

3. (b) come up in the system

意味の目安は「(里親制度など)福祉制度の下で育つ」です。

Roommate: No. No, people think ‘cause we came up in the system, we got to be gangsters.
(「違う、俺たちが施設育ちだからってギャングだと決めつけられるのは心外だ。」)

被害者の同居人が、里親制度のもとで育った過去だけを理由に犯罪者扱いされることへの反発を口にする場面です。育った環境と人格を安易に結びつける見方に対して、はっきりと異を唱えています。

4. (c) get one’s heart set on

意味の目安は「〜に強く心を寄せる、〜をどうしても欲しがる」です。

Mother: I wasn’t paying $300 an hour for Jacob to get his heart set on some community college.
(「時給300ドルも払ってきたのは、ジェイコブがコミュニティカレッジなんかに気持ちを向けるためじゃないの。」)

息子が名門大学ではない進路を望んでいることを許せない、教育に熱心な保護者の発言です。お金と時間をかけてきた分だけ、子どもの進路選択に強く介入しようとする姿勢が言葉の端々に表れています。

5. whatever it takes

意味の目安は「何としてでも、そのためなら何でも」です。

Sue Casey: Whatever it takes to get some peace, so Jacob can focus.
(「ジェイコブが集中できる平穏のためなら、何だってするから。」)
BONES Season 12 Episode 5 (The Tutor in the Tussle)

息子の受験勉強のためなら銃の提出にも応じるという、母親スー・ケイシーの発言です。get one’s heart set on と同じ人物が、教育のためという理由で強い意志を示し続けている点がうかがえます。「わかったわ」と渋々ながら一度は折れてから続くこの発言には、納得はしていなくても要求そのものは飲み込む姿勢が表れています。

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6. (d) have an in with

意味の目安は「〜へのコネがある、〜への伝手がある」です。

Tutor: There’s no better in with Beltway insiders than their kids.
(「政界関係者への一番の伝手は、その子どもたちなんです。」)

生徒である子どもたちを通じて、政界関係者の親へのコネを築けると語る、家庭教師業界の内情を示す一言です。教育という建前の裏にある人脈づくりの実態が、率直に言葉にされています。

7. blow the whistle on

意味の目安は「〜を告発する、〜の不正を明るみに出す」です。

Booth: Austin was gonna blow the whistle on her.
(「オースティンは彼女を告発しようとしていたんだ。」)
BONES Season 12 Episode 5 (The Tutor in the Tussle)

経営者への事情聴取の最中、弁護士が割って入った直後にブースが放つ一言です。隠されていた不正が公になる寸前だったという事情が、短い一文の中に凝縮されています。その直前には「彼女は嘘をついていた」という一言も添えられており、隠していた事実が芋づる式に暴かれていく流れが見て取れます。

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8. (e) fall in with

意味の目安は「(悪い仲間)とつるむようになる」です。

Suspect: Look, I fell in with the wrong people, into some bad things that I shouldn’t have.
(「聞いてくれ、俺は悪い連中とつるむようになって、手を出すべきじゃないことに手を出したんだ。」)

銃の入手経路を追及された人物が、自分の経緯を告白する場面です。悪い仲間との関わりを認める言い方の中に、後悔と弁解の両方が混ざっています。

9. (f) search high and low

意味の目安は「あらゆる場所をくまなく捜す」です。

Investigator: We searched Benny’s place high and low.
(「ベニーの家を隅々まで捜索した。」)

容疑者の自宅を徹底的に捜索した結果を報告する場面です。high and low という対になる語で、上から下まで見落としなく調べたことを短く伝えています。それだけ調べても凶器は見つからなかったという結果まで併せて聞くと、捜索の徹底ぶりと収穫のなさの落差がより際立ちます。

10. (g) have no poker face

意味の目安は「感情がすぐ顔に出る、ポーカーフェイスができない」です。

Novelist: Oh, that kid’s got no poker face.
(「まあ、あの子は顔にすぐ出るタイプね。」)

相手の様子から気持ちをすぐに読み取ったと語る、軽い調子の一言です。表情から本音が漏れてしまう様子を、皮肉交じりに評しています。

このエピソードの英語学習ポイント

家庭教師業界の事件では、関係者たちが家族への強い思いを隠さず口にします。I wasn’t paying $300 an hour for Jacob to get his heart set on some community college. という母親の発言は、お金と期待を注いできた分だけ、子どもの進路にまで踏み込む姿勢をそのまま言葉にしたものです。同じ人物の Whatever it takes to get some peace, so Jacob can focus. という発言も合わせて聞くと、教育のためという理由づけがあれば、銃の提出のような踏み込んだ要求にもすぐ同意する速さが伝わってきます。

被害者の同居人が口にする No, people think ‘cause we came up in the system, we got to be gangsters. という一言も、私的な生い立ちについて驚くほど率直に語る場面です。育った環境をそのまま人格の証拠のように扱われることへの反発が、感情を交えながらもはっきりとした言い方で示されています。

一方で、あらすじで触れたとおり、この回ではオーブリーの前に長らく音信不通だった実の父親が現れます。事件の関係者たちが自分の家族について雄弁に語るのに対し、捜査官であるオーブリー自身は、自分の父親をめぐる事情を積極的に語ろうとしません。誰かの家族の事情を聞き出す側と、自分の家族の事情を明かさない側という非対称さが、この回の会話全体に流れています。

実際、オーブリーが父親の帰国について切り出すのも、証拠品の整理という仕事の合間にひとこと添える程度にとどまり、ブースから水を向けられてもすぐに話を切り上げようとします。ブース自身もかつて父親から酒に酔って暴力を振るわれ、育ての親であるポップスに引き取られた過去を短く明かしており、二人とも自分の父親については進んで多くを語らない点は共通していますが、それでもオーブリーの口数の少なさは際立っています。

視聴のときは、家族について話す場面ごとに、話し手が捜査対象なのか捜査する側なのかを意識してみると、この非対称さがより見えやすくなります。同じ「家族の話」でも、誰が話すかによって言葉の量も踏み込み方もまったく違うことが、音声を聞き比べることで確認できます。

キャラクター別|英語の特徴

ブース|軽口と鋭い指摘を切り替えながら証言を引き出す

ブースの英語には、軽い調子で場の空気をほぐす場面と、核心を突く場面をすばやく切り替えるという特徴が表れています。

Booth: Oh, well, you know what? That happens to the best of us, Aubrey.
(「まあ、こういうことは誰にでもあるものだ、オーブリー。」)
BONES Season 12 Episode 5

鑑識現場でのこの一言では、失態を茶化さずに一般化して受け流す言い方が選ばれています。一方で、経営者への事情聴取では She lied to us. Austin was gonna blow the whistle on her. と、相手の嘘を短く言い切る直接的な言葉に切り替わります。軽口の場面と告発の場面とで、文の長さも語調もはっきり変わる点に、この人物の話し方の幅が表れています。

視聴のときは、ブースが誰に対して軽口を使い、誰に対して直接的な言い方を選んでいるかを比べてみると、その場の力関係が言葉づかいから読み取れます。

ブレナン|不快な事実も淡々と言い切る科学者の言葉

ブレナンの英語には、他人が言いよどむような内容でも、感情を交えず事実として述べるという特徴が表れています。

Brennan: I use Susan at Dupont Cleaners. For blood and feces, there’s no one better.
(「デュポン・クリーナーズのスーザンを使っているの。血液や排泄物には、彼女以上の腕はいないから。」)
BONES Season 12 Episode 5

血液や体液の処理という、通常なら遠回しに済ませたくなる話題を、固有名詞まで添えて具体的に語っている点がこの発言の特徴です。この回ではほかに、ブレナン自身の小説への評価をめぐるやり取りも描かれており、仕事の話では揺るがない語り口が、私的な創作物への言及になると違う調子を見せる場面もあります。

科学的な説明の場面でも私生活の場面でも、ブレナンが同じ調子で押し通そうとする瞬間と、そうでない瞬間を分けて聞くと、この人物の言葉の使い分けが見えてきます。

オーブリー|捜査では踏み込み、自分の家族には踏み込ませない

オーブリーの英語には、捜査対象には遠慮なく踏み込む一方で、自分の私的な事情については多くを語らないという特徴が表れています。

Aubrey: He recognized you. Picked you out of a lineup, no problem.
(「彼はあなたを覚えていました。ラインナップの中から迷いなく選び出しましたよ。」)
BONES Season 12 Episode 5

目撃者の証言結果を伝えるこの場面では、はっきりとした言い切りで捜査の進展を報告しています。その一方で、長らく音信不通だった実の父親が現れるという私的な出来事については、この回を通じて多くを語らず、抑えた態度のまま話が進んでいきます。

他人の証言を扱うときの明快さと、自分の家族について語るときの寡黙さ、その落差を意識しながら聞くと、この人物の英語がどこで踏み込み、どこで踏みとどまっているかが見えてきます。

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