ドラマで学ぶ英会話|『BONES』S10E19に学ぶ「see this through」の意味と使い方

see this through

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
今回は『BONES』シーズン10第19話から、困難な状況でも最後まで責任を持ってやり抜くという強い意志を伝える「see this through」の意味と使い方をご紹介します。
命がけの交渉シーンから生まれたこの表現、ドラマを見ていた方はきっとアラストの表情と一緒に記憶に残るはずです。

目次

実際にそのシーンを見てみよう!

閉鎖された外科センターの中で、捜査の継続を権力者ナマジ議員に直談判するシーンです。
カムがナマジを感情的に非難した直後、アラストがコーランの言葉で場を静め、そのまま冷静に交渉へと転じます。

Arastoo: Only God is allowed to judge. Our job is to show compassion and mercy.
(裁くのは神だけです。我々の仕事は、思いやりと慈悲を示すことです。)

Namazi: (沈黙)

Arastoo: Mr. Namazi, if you take away the threat of imprisonment, we promise we will see this through.
(ナマジさん、もし投獄という脅しを取り下げてくれるなら、必ずこの捜査を最後までやり遂げると約束します。)

Booth: (傍らでその言葉を見届ける)

BONES Season10 Episode19(The Murder in the Middle East)

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シーン解説と心理考察

アラストとチームは、ナマジ議員の息子が殺害された事件の真相を突き止めようとしていました。
しかしナマジは捜査の打ち切りを命じ、アラストは「何年も服役させる」という令状をちらつかされている状況です。

このシーンの核心は、カムが感情的にナマジを非難した直後にアラストが場の空気を一変させる——その流れにあります。
コーランの言葉を静かに引用して「裁くのは神だけ」と語りかけ、そのまま「だから私たちに最後までやらせてほしい」という交渉へ自然につなげるアラストの話術は、このシーン最大の見せ場です。
自分の身の危険を顧みず、被害者のために真実を明らかにしようとする誠実さと覚悟が伝わってくる、シリーズ屈指の名シーンです。
その後アラストたちは実際に事件を解決し、無事に帰国しました。

「see this through」の意味とニュアンス

see this through
意味:(困難なことや時間のかかることを)最後までやり遂げる、見届ける

「see(見る)」と「through(〜を通り抜けて、最後まで)」が組み合わさった熟語です。
直訳すると「最後まで見る」となりますが、単に傍観するのではなく、「自分が責任を持って、事の顛末がつくまで関わり続ける」という強い意志が込められています。

「finish」や「complete」と似ていますが、「see this through」はただ作業を終える事実よりも、途中にある障害や困難を乗り越えていくプロセスに焦点が当たっているのが特徴です。

【ここがポイント!】

この表現が持つ本質的な感覚は、「長く暗いトンネルに入り、途中で引き返すことなく、出口の光にたどり着くまで歩き続ける」というイメージです。
簡単に終わる作業にはあまり使われず、時間や労力のかかる出来事に対して使うのが自然です。
「I’ll see this through.」のひと言に、相手への約束と自分自身への誓いが同時に込められています。

実際に使ってみよう!

I’ve started reading this 1,000-page novel, and I’m going to see it through.
(この1000ページある小説を読み始めたからには、最後まで読み切るつもりだ。)
シリアスな場面だけでなく、日常の個人的な目標に対してユーモアを交えて決意を語るときにも使えます。

It’s a difficult project, but we need to see it through.
(困難なプロジェクトだが、最後までやり遂げる必要がある。)
ビジネスで難題に直面したとき、チームの士気を高めたり自分自身の覚悟を表明したりする言葉として最適です。

I promised to help him, and I’m going to see this through to the end.
(彼を助けると約束したからには、最後まで見届けるつもりだ。)
人との約束やサポートを途中で投げ出さないという誠実な姿勢を表すときにぴったりです。

『BONES』流・覚え方のコツ

権力者を前にして一歩も引かず、「最後まで責任を持って真実を突き止める」と宣言するアラストの真剣な眼差しを思い浮かべてみてください。
そしてその後実際に事件を解決し、約束通り帰国できた——という物語の結末も一緒に覚えると、「見届ける」という意味がより立体的にイメージできるはずです。

似た表現・関連表現

carry out
(実行する、成し遂げる)
計画や約束を実際に手をつけて完了させるというニュアンスです。「see through」が最後まで見届ける責任感に焦点が当たるのに対し、こちらは実行に移すという行動そのものを強調します。

stick it out
(最後まで耐え抜く、頑張り通す)
つらいことや嫌な状況でも逃げ出さずに持ちこたえるという、少しカジュアルな表現です。困難に耐えるという点で似たニュアンスを持ちます。

follow through
(最後までやり通す、初志貫徹する)
一度始めたことを途中でやめず、結果が出るまで継続するという意味です。テニスやゴルフのスイングの「フォロースルー」と同じ語源の言葉ですね。

深掘り知識:前置詞「through」が持つパワフルな役割

「see this through」に使われている前置詞「through」は、英語表現においてとてもパワフルで立体的な感覚を持つ言葉です。

「through」には「空間や期間を、初めから終わりまで突き抜ける」という感覚があります。
そのため、困難な壁や障害物を「突き破って進む」という力強いニュアンスを生み出します。
例えば「get through(困難を乗り切る)」や「pull through(危機を脱する)」といった熟語にも、この「through」の感覚が活きています。

アラストはまさに、投獄という壁を「through」して最後まで捜査を完遂しました。
「through」という一語が持つ「突き抜ける力」を意識すると、熟語を丸暗記しなくても言葉のニュアンスをより自然にイメージできるようになりますよ。

まとめ|言葉に頼もしさを乗せてみよう

今回は『BONES』シーズン10第19話の心打たれるシーンから、最後まで責任を持ってやり抜く覚悟を伝える「see this through」をご紹介しました。

カムが感情をぶつけ、アラストが言葉で場を静め、そのまま交渉へ転じる——あの一連の流れの締めくくりとして放たれた「we promise we will see this through」という言葉は、このフレーズの使い方の教科書そのものです。
大切な目標に向かっているとき、誰かをサポートし続けたいとき、あのアラストの眼差しとともにこの表現を思い出してみてください。

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