「客観的でいる」を英語で言うと|『BONES』S01E21で学ぶ英会話

『BONES』コラム: 「客観的でいる」を英語で言うと|『BONES』S01E21で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『BONES』シーズン1第21話では、元軍人であるブースに向けてブレナンが放ったある忠告が、姿を変えながらエピソード全体で繰り返し登場します。今回はその反復に注目し、「客観的でいる」を語る英語表現を追いかけてみます。

同じ言葉が場面を変えて響き合う構成から、英語表現を見ていきます。

目次

元軍人への忠告 ― “stay objective”という一言

捜査に向かう車内で、ブースの様子に何かを感じ取ったブレナンは、こう釘を刺します。

BRENNAN: I just think inside, you’re still military, Booth. You might be too close to this one. I just wanna make sure you stay objective.
(内心では、あなたはまだ軍人のままなんだと思うの、ブース。この件には近すぎるんじゃない。ちゃんと客観的でいてほしいだけよ)

BONES Season1 Episode21 (The Soldier on the Grave)

stay objectiveは「客観的でいる、冷静さを保つ」という意味の表現です。個人的な感情や立場に引きずられず、事実に基づいて物事を見る姿勢を指し、専門家や捜査官が自分自身を戒める場面でよく使われます。too close to ~は「~に近すぎる、入れ込みすぎている」という意味で、物理的な距離の近さを心理的な巻き込まれ方の比喩として使う言い方です。

ブレナンの忠告は一度きりでは終わりません。VA病院の廊下でも、彼女は同じ言葉を繰り返します。

BRENNAN: Booth, you’ve gotta stay objective.
(ブース、客観的でいなきゃだめ)

BONES Season1 Episode21 (The Soldier on the Grave)

have got to ~(gotta)は「~しなければならない」というくだけた義務表現で、stay objectiveと組み合わさることで「絶対に客観的でいて」という強い念押しになっています。同じ助言を場面を変えて繰り返す様子から、ブレナンがこの一件をどれだけ気にかけているかが伝わってきます。

客観性を失うということ ― “he wasn’t being objective”から”create a distance”へ

ラボに戻ったブレナンは、アンジェラに車内でのやり取りを振り返りながらこう説明します。

BRENNAN: He wasn’t being objective. I just had to get him to focus.
(彼は客観的になれていなかったの。集中してもらう必要があっただけ)

BONES Season1 Episode21 (The Soldier on the Grave)

be being objectiveは、ある瞬間だけを切り取って「(今この時)客観的な状態でいる」ことを表す言い方です。通常のbe動詞ではなく進行形にすることで、性格そのものではなく一時的な様子を指しているニュアンスが出ます。ブースへの忠告の理由を、ブレナンはこの一言でアンジェラに説明しています。

遺体安置室の場面では、ブレナン自身も距離の取り方について語ります。言葉を選びながら、こう続けます。

BRENNAN: I’m sorry. I need to create a distance from the victim. It’s how I deal.
(ごめんなさい。被害者との間に距離を置く必要があるのそれが私のやり方だから)

BONES Season1 Episode21 (The Soldier on the Grave)

create a distance from ~は「~との間に距離を作る」という意味で、感情的に巻き込まれすぎないための対処法を語る言い方です。it’s how I deal(それが私の対処法だ)は、howの節を使って「(困難に対する)自分なりの向き合い方」を端的に説明する言い回しで、自分の性質を短く相手に伝える場面で使えます。ブースに客観性を求めていたブレナン自身も、同じように距離を取ることで気持ちを保っていることが分かる場面です。

表現 意味
stay objective 客観的でいる
too close to ~ ~に近すぎる、入れ込みすぎている
be being objective (今)客観的な状態でいる
create a distance from ~ ~との間に距離を作る

まとめ|”客観的でいる”という言葉が行き来する場面

stay objective、too close to、be being objective、そしてcreate a distance from。ブースへの忠告として始まった言葉が、ブレナン自身のあり方を語る言葉として戻ってくる構成から、「客観性」という概念が形を変えながら繰り返される様子が見えてきます。

同じ言葉が視点を変えて行き来する場面を、これからも『BONES』の世界とともに追いかけていきます。

このエピソードの英語表現は、フレーズ記事やエピソードまとめでも扱っています。


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