ドラマで学ぶ英会話|『BONES』S6E16に学ぶ「take sides」の意味と使い方

take sides

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

「私の味方をして」「どちらかの肩を持つのはやめて」——日常の人間関係でよく出てくる場面を、英語でどう言えばいいか迷ったことはありませんか?
今回は 「take sides」 という表現を、ブレナンとブースが猛烈に議論するコミカルなシーンから一緒に見ていきましょう。

目次

実際にそのシーンを見てみよう!

地球温暖化と気候変動の違いについて激しく口論するブレナンとブース。
見かねて仲裁に入ろうとしたスイーツが、ブレナンにピシャリと条件を突きつけられてしまいます。

Brennan:No, the term is not “global warming,” it’s “climate change.”
(いいえ、「地球温暖化」じゃなくて「気候変動」よ。)

Sweets:If I can interrupt…
(口を挟んでもいいですか…)

Brennan:If you’re going to take my side.
(私の味方をするならね。)

Booth:I’m not taking sides.
(俺はどっちの味方もしないぞ。)

Brennan:Then, no.
(それならダメよ。)

BONES Season6 Episode16(The Blackout in the Blizzard)

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シーン解説と心理考察

事実と科学的根拠を何より重んじるブレナンと、目の前の体感を信じるブース。
天候をめぐって一触即発になった二人に、スイーツが恐る恐る割って入ろうとします。

実はこの場面、スイーツは二人のパートナーシップについて話し合う機会を伺っていたのですが、そこへ「私の味方をするなら発言を許可する」というブレナンの条件が飛び出します。
自分の科学的な正しさを一ミリも疑っていないブレナンらしさが全開で、このシーンを見るたびについ笑ってしまいます。

ブースの「どちらの陣営にもつかない」という中立宣言も相まって、「味方をする・しない」の応酬がテンポよく描かれた、『BONES』らしい一幕です。

「take sides」の意味とニュアンス

take sides
意味:味方をする・肩を持つ・どちらかの側につく

直訳すると「複数の側(sides)を取る(take)」ですが、実際には「対立する二つの意見や陣営のうち、特定の一方の立場を選んで支持する」という状況を表します。

今回のセリフのように特定の人を指して「私の味方をする」と言いたい場合は、「take my side」「take someone’s side」 と単数形のsideを使います。
一方で、対立構造全体を指して「どちらか一方につく」と一般化する場合は、選択肢が複数あることを前提とした 「take sides」 と複数形になるのが特徴です。

【ここがポイント!】

このフレーズのコアイメージは 「明確な対立関係の中での肩入れ」 です。
誰かを「助ける(help)」や「応援する(support)」とは少し異なり、どちらかを支持すれば必然的にもう一方と対立するというシビアな状況下での「立場の選択」というニュアンスが含まれます。
人間関係の板挟みを表現したい時に、このフレーズ一つで状況がクリアに伝わります。

実際に使ってみよう!

I love both of you, so please don’t ask me to take sides in this argument.
(二人のことどちらも大好きだから、この口論でどちらかの味方をしろなんて頼まないでちょうだい。)
友人や家族が喧嘩している時に板挟みを避けたい気持ちを伝える定番表現です。「I don’t want to take sides」よりも、愛情を込めた柔らかい響きになります。

As a manager, it is crucial to remain objective and avoid taking sides when team members clash.
(マネージャーとして、チームのメンバーが衝突した時には客観性を保ち、どちらかに肩入れするのを避けることが極めて重要です。)
上司やリーダーに求められる公平な姿勢を説明する場面で使えます。職場のトラブル解決で中立的な立場を維持すべきシーンに効果的です。

I didn’t mean to take your brother’s side. I was just pointing out the facts.
(お兄さんの肩を持つつもりはなかったの。ただ事実を指摘しただけよ。)
「向こうの味方をした」と誤解された時に弁明する表現です。日常的な口論の中でよく起こるシチュエーションなので、覚えておくと便利です。

『BONES』流・覚え方のコツ

天秤の片方(side)を、自分の手でガシッと取る(take)イメージを思い浮かべてみてください。

「私のsideをtakeするなら発言していいわよ」と迫るブレナンの姿と、「I’m not taking sides」と両手を上げて中立を宣言するブースの情景。
この二つのコントラストをセットで記憶に焼き付けることで、「対立の中で立場を選ぶ」というフレーズの核心的なイメージが自然と定着します。

似た表現・関連表現

be on someone’s side
(〜の味方である、〜の側についている)
「take sides」がこれから立場を「選んで取る」という動作に焦点を当てるのに対し、こちらはすでに「味方である」という状態を表します。「I’m on your side.(私はあなたの味方よ)」と相手を安心させる際によく使われます。

favor
(贔屓する・特別扱いする)
客観的であるべき状況で、個人的な好みや感情から特定の人や意見を優遇してしまう場合に使います。「えこひいき」というやや否定的なニュアンスを含んでいます。

sit on the fence
(中立の態度をとる・どっちつかずでいる)
フェンスの上に座ってどちらの庭に降りるか決めかねている様子から生まれたイディオムです。はっきりした態度を示さないという、少し批判的なニュアンスが含まれます。

深掘り知識:対立と中立にまつわる英語表現の豊かな世界

人間関係の摩擦や意見の対立は万国共通。英語にはそうした状況を描写するイディオムが非常に豊富に存在します。

議論が平行線をたどった時によく使われるのが、この一言です。

Let’s agree to disagree.
(意見が合わないという点で合意しましょう=この話はここまでにしましょう)

お互いの立場の違いを尊重しながら無駄な衝突を避ける、洗練された大人の表現です。
職場の会議や友人との議論が長引いた時、スパッと場を収めたい場面で活躍します。

また、争いに巻き込まれたくない時のカジュアルな表現として次のようなものもあります。

I’m staying out of this.(この件には首を突っ込まないわ)→ きっぱりと距離を置く時
Don’t drag me into this.(私を巻き込まないでちょうだい)→ 両者から板挟みにされている時

さらに完全な第三者の立場を強調したい時は、「I have no dog in this fight」(この闘いに私の犬はいない=利害関係がない)というユニークな慣用句も使われます。

言葉の選び方一つで、その人がどんなスタンスを取りたいのかが鮮明に浮かび上がるのが英語の面白いところです。

まとめ|人間関係のバランスをとる必須フレーズ

今回は『BONES』のコミカルなやり取りから、「take sides」 を深掘りしました。

友人同士のちょっとした言い争いから、職場の深刻な対立まで、「どちらかの肩を持つ」という状況は日常にあふれています。

喧嘩している二人の友人から「どっちが正しい?」と迫られた時、職場でチームが割れた時——このフレーズがスムーズに出てくると、自分のスタンスを明確に、でも穏やかに伝えることができます。
ブレナンのように「私の味方をするなら話を聞く」と言えるかどうかはさておき、ぜひ使ってみてください。

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