アメリカの学校に息づくタイムカプセル文化|『BONES』S03E07で学ぶ英会話

『BONES』コラム: アメリカの学校に息づくタイムカプセル文化|『BONES』S03E07で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『BONES』シーズン3第7話は、1987年に卒業したクラスが20年ぶりにタイムカプセルを掘り起こす式典から始まります。研究所のチームがカプセルの中身を仕分けながら80年代を懐かしむ場面には、アメリカの学校に息づく「タイムカプセル」という行事の空気がよく表れています。

劇中の会話を手がかりに、この行事の文化的な背景を見ていきましょう。

目次

卒業クラスが埋めて数十年後に開く「タイムカプセル」

物語の冒頭、1987年卒業のクラスが集まり、当時埋めたタイムカプセルを開封する式典が開かれます。

Terry Stinson: Our time capsule was buried in 1987. The year the Dow closed above 2000 for the first time. Regan told Gorbachev to tear down the Berlin Wall.
(私たちのタイムカプセルは1987年に埋められました。ダウ平均が初めて2000ドルを超えた年です。レーガン大統領がゴルバチョフに、ベルリンの壁を壊せと迫った年でもあります。)

BONES Season3 Episode7 (The Boy in the Time Capsule)

アメリカの学校では、卒業を迎えるクラスが手紙や思い出の品を箱に詰めて埋め、数十年後の同窓会などのタイミングで掘り起こして開封するという行事が行われることがあります。すべての学校で制度化された行事というわけではありませんが、卒業年次を記念する催しとして親しまれている慣習のひとつです。劇中では1987年に埋められたカプセルが20年後の式典で開封される設定になっており、当時のクラスメイトたちが久しぶりに顔を合わせる場になっています。

カプセルの中から蘇る「あの頃」の品々

研究所に持ち込まれたカプセルの中身を仕分ける中で、チームは卒業アルバムを見つけます。

Angela: “Have a great summer. Don’t ever change.” Remember those days?
(「素敵な夏を。絶対に変わらないでね。」あの頃を覚えてる?)

Cam: I remember getting grounded every weekend. So many rules to break, so little time.
(私は毎週末、外出禁止を食らってたのを覚えてるわ。破るべきルールが多すぎて、時間が足りなかった。)

BONES Season3 Episode7 (The Boy in the Time Capsule)

卒業アルバムに書き込まれた寄せ書きの文言や、門限を破っていた思い出話は、日本の卒業アルバムや文集とも重なる、世代を超えて共感しやすい題材です。卒業アルバムという形自体はアメリカの学校文化に根付いたものですが、そこに書き込まれる寄せ書きの温かさは、時代や国を問わず似ているところがあります。

フロッピーディスクとニューコークが物語る時代感

カプセルからは、80年代を象徴する品々も次々と見つかります。

Angela: Oh my god. I’m getting flashbacks to braces and stirrup pants and a really, really bad side ponytail.
(うそでしょ。歯列矯正とストラップパンツ、それにひどいサイドポニーテールがフラッシュバックしてくる。)

Hodgins: Certainly grew out of it. I wore Doc Martens that weighted more than I did.
(さすがに卒業したけどね。俺は自分の体重より重いドクターマーチンを履いてたよ。)

BONES Season3 Episode7 (The Boy in the Time Capsule)

歯列矯正の器具やストラップパンツ、ドクターマーチンのブーツといったファッションのほか、カプセルの中には大皿ほどの大きさのフロッピーディスクや、ニューコークの缶も見つかります。ニューコークは1980年代に一時期販売された、味を変更した新しいコカ・コーラのことで、ホッジンスはそれを「80年代の陰謀」と冗談交じりに評します。数十年前の技術や商品が、今となっては懐かしさを誘うのも、タイムカプセルならではの面白さです。

まとめ|数十年越しに開く、学校というタイムカプセル

卒業クラスが埋めたタイムカプセルには、寄せ書きや流行のファッション、当時の技術や商品といった「あの頃」の空気がそのまま閉じ込められています。数十年後に開封して初めて、時代の移り変わりがくっきりと見えてくるのが、この行事の面白いところです。

次回も『BONES』の世界を通して、アメリカの文化的な背景を見ていきましょう。

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