『フレンズ』S06E01 で英語学習|あらすじ&厳選フレーズ10選
海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。『フレンズ』シーズン6第1話では、ベガスでの一夜を終えた面々が、それぞれのやり方でその余波と向き合います。すぐには本音を明かさず、様子を見ながら話を先延ばしにする人がいれば、疑問や本音を間を置かずそのまま口にする人もいます。本心を隠して先延ばしにする言葉と、思ったことをその場ですぐ口にしてしまう言葉の速度差が、この回の会話には表れています。
あらすじ(ネタバレなし)
『フレンズ』シーズン6第1話。ベガスでの一夜を終えた面々は、それぞれのペースで前夜の余波を消化していくことになる。ある2人は思いがけない決断の行方について話し合い、また別の2人は関係をさらに一歩進める決意を固めていく。長時間のロードトリップに疲れ果てた2人も、ちょっとした珍道中に振り回されながら家路をたどる。誰が本音を隠し、誰がそれをすぐ口にしているかに注目すると、『フレンズ』S06E01のあらすじがより楽しめる。
このエピソードで学べる英語フレーズ10選
1. tell me about it
まったくその通り、よく分かるよ
Ross: Tell me about it.
(まったくだよ。)
前夜の記憶が曖昧なことを愚痴り合う中で、共感を示すために使われている場面での一言です。
→ 詳しく読む
2. wake-up call
目を覚まさせる出来事、警鐘
Chandler: Was like a wake-up call that Monica and I are moving so fast, you know.
(モニカと僕のペースが速すぎるんだって、まるで目を覚まさせられるような感じがしたんだよ。)
友人の衝動的な行動を目の当たりにして、自分たちの関係の速さに気づかされたと語る場面での一言です。
→ 詳しく読む
3. marriage material
結婚相手にふさわしい人
Joey: Tell her she’s not marriage material.
(彼女には、お前は結婚相手にふさわしくないって言えばいいんだよ。)
恋人に切り出しにくい本音をどう伝えるか相談された際、身も蓋もない助言をする場面での一言です。
4. the joke’s on someone
からかった側が結局笑い者になる
Ross: But the joke’s on you.
(でもその冗談、お前に返ってくるぞ。)
Laugh it up.とからかわれたことへの仕返しとして、状況が逆転すると言い返す場面での一言です。
→ 詳しく読む
5. work out
(物事が)うまくいく
Phoebe: And then it won’t work out so you’re going to have to divorce it, divorcing guy.
(で、それもうまくいかなくて、また離婚することになるのよ、離婚野郎。)
離婚経験の多い友人をからかい、うまくいかない未来を茶化して予言する場面での一言です。
6. talk someone into
(人を)説得して~させる
Ross: I really thought I’d have to talk you into this more.
(もっと説得しなきゃいけないと思ってたんだ。)
思いのほかすんなり同意を得られ、驚きを口にする場面での一言です。
7. under the impression
~だと思い込んでいる
Rachel: Because I was under the impression that the boxes were far away from each other.
(だってチェック欄同士がずっと離れてるものだと思い込んでたんだもの。)
書類のチェック欄の位置を引き合いに、勝手な思い込みを冗談めかして語る場面での一言です。
8. pick up
(人を)車に乗せる、拾う
Phoebe: How could you pick up a hitchhiker?
(どうしてヒッチハイカーなんて乗せたのよ?)
見知らぬヒッチハイカーを車に乗せたことを知り、危険はなかったのかと問い詰める場面での一言です。
9. ball’s in your court
あとはあなた次第だ、判断はそちらに委ねる
Phoebe: Ball’s pretty much in your court.
(あとはほとんどあなた次第ね。)
ヒッチハイカーとの別れ際、連絡先を伝えたうえで今後の判断を相手に委ねる場面での一言です。
10. taken care of
(問題などが)片付いている、処理済みである
Ross: It’s all taken care of.
(もう全部片付いてる。)
任されていた手続きについて尋ねられ、Oh, yeah. No problems.と切り出したあと、すべて終わったと報告する場面での一言です。
このエピソードの英語学習ポイント
このエピソードの言葉には、本音を先延ばしにする慎重な言い方と、気づいたそばから声に出してしまう言い方が、対照的に並んでいる。Oh, yeah. No problems. It’s all taken care of. という一言は、任された手続きについて尋ねられたときの返答だが、言葉のとおりに事が進んでいるとは限らない。I really thought I’d have to talk you into this more. のように、本音をすぐには出さず、相手の反応を探りながら話す言い方も、この回の随所に見られる。
一方、フィービーの言葉には迷いがない。How could you pick up a hitchhiker? と、疑問に思ったことをそのまま相手にぶつけ、And then it won’t work out so you’re going to have to divorce it, divorcing guy. と、からかいたいこともすぐに口にする。別れ際には Ball’s pretty much in your court. と、判断を相手に委ねる一言もためらわず告げる。隠して後で漏らす側と、思ったことをすぐ言葉にする側、この二つの話し方の速度差が、この回の会話の温度を作っている。
チャンドラーの言葉は、そのどちらとも違う。前夜のある出来事を目撃したことをきっかけに、Was like a wake-up call that Monica and I are moving so fast, you know. と、自分の内側で起きた変化を隠さずに打ち明けている。like a… like a と言い直しながら言葉を探る間合いには、ロスのように結論を隠し続けるのでも、フィービーのように即座に言い切るのでもなく、考えながら少しずつ言葉を形にしていく速度がある。
ジョーイの助言の仕方にも、隠さず言い切るタイプの言葉が表れている。Tell her she’s not marriage material.という身も蓋もない提案のあと、Girls say it to me all the time.と悪びれもせず言い添える。ロスが相手の出方を探りながら慎重に進めるのとは対照的に、思ったことをためらいなく口にする言い方がここにも見られる。
同じ朝食の場面では、Tell me about it. のように、相手の愚痴にすぐ調子を合わせる短い相槌も登場する。深刻な話にはゆっくり言葉を探り、軽い愚痴には即座に相槌を打つ。この使い分けの速さの違いも、この回の会話を聞くうえでの手がかりになる。ドラマをもう一度見るときは、字幕で意味を確認したあと、字幕を外して、本音を先延ばしにする言い方と、即座に言葉にする言い方、その中間で言葉を探る言い方、三つの速度の違いを聞き比べてみてほしい。
キャラクター別|英語の特徴
ロス|本音を隠して先延ばしにする英語
頼まれていた用事の進み具合を聞かれたとき、ロスは言葉を濁さなかった。台本にはOh, yeah. No problems. It’s all taken care of.という発話が確認できる。すべて終わっていると言い切る短い返答だが、実際にどこまで進んでいるかは、この一言だけでは分からない。
同じ先延ばしの姿勢は、別の場面でも顔を出す。I really thought I’d have to talk you into this more.という発話には、相手を説得する準備をしていたのに、思いのほかあっさり同意を得られて驚く様子が表れている。すんなり進んだことへの驚きの裏には、自分から強く主張する前に、まず相手の出方を探ろうとする慎重さがうかがえる。からかわれた場面ではLaugh it up. But the joke’s on you.と強気に言い返しもするが、その勢いの根っこには、本音をすぐには明かさず、状況を見極めてから動こうとするロスらしい話し方が一貫している。
フィービー|思ったことを即座に口にする英語
台本では、フィービーの発話としてHow could you pick up a hitchhiker?が確認できる。見知らぬ人物を車に乗せたと知った瞬間、疑問と不安をそのまま相手にぶつける一言だ。間を置かず、遠慮もなく、感じたことをすぐ言葉にする話し方がここに表れている。
車内での提案の仕方にも、この直截さが表れている。台本にはThis could be our chance to, like, renew our friendship.という発話が残っている。回りくどい前置きを挟まず、思いついたことをそのまま切り出すこの言い方は、疑問や不満をそのままぶつける先の場面とも一貫している。
この即応性は、からかいの場面でも同じように働く。And then it won’t work out so you’re going to have to divorce it, divorcing guy.と、友人の離婚歴を茶化す一言も、思いついた瞬間にそのまま口から出てくる。別れ際にはBall’s pretty much in your court.と、あとの判断はまるごと相手に投げてしまう一言も飛び出す。疑問も、からかいも、判断の受け渡しも、間を置かずに言葉にしてしまうところに、フィービーらしいテンポの良さが表れている。
チャンドラー|気づいたことを率直に打ち明ける英語
前夜のある出来事を目にしたチャンドラーは、自分の内側の変化を隠さなかった。台本にはSeeing Ross and Rachel coming out of that chapel was like a wake-up call that Monica and I are moving so fast, you know.という発話が確認できる。was like aと控えめに言葉を選びながらも、最終的には自分の焦りをそのまま言葉にしている。
この率直さは、隠して後から漏らすロスの話し方とも、即座に口にするフィービーの話し方とも違う。時間をかけて自分の気持ちを言葉にし、茶化してくる友人にもHow do I tell her without crushing her?と真剣に向き合おうとする姿勢からは、勢いや隠しごとではなく、自分の変化を丁寧に言葉にしようとするチャンドラーらしさが見えてくる。
友人からTell her she’s not marriage material.と身も蓋もない助言をされても、チャンドラーはその場で切り捨てたりしない。Girls say it to me all the time.と悪びれずに重ねられる軽口をよそに、相手を傷つけない伝え方をなお探し続けるところに、思いついたことをすぐ口にする周囲の話し方とは一線を画す慎重さがにじんでいる。
軽い場面と重い場面での言葉の速度の違いも見逃せない。恋人に本音を伝える方法をLook, I just don’t think that Monica and I are ready to get married yet, you know?と落ち着いて言葉にする一方、友人からのTell her she’s not marriage material.という身も蓋もない助言にはWhat?と即座に驚きを返す。話題の重さに応じて言葉の速度を変えられるところに、チャンドラーの会話上の器用さが表れている。
関連コラム記事
このエピソードが見られる配信サービス
配信状況は時期や地域によって変わるため、最新の案内は表示される情報を確認してください。
前後のエピソード
この回の前後にあるエピソードへ移動し、同じ人物の表現が別の場面でどう変わるかも確認できます。
シーズンまとめはこちら
『フレンズ』シーズン6の全体像と各話の学習ポイントは、シーズンまとめで一覧できます。
シーズン6まとめはこちら

コメント