「Nice of you to show up.」と遅刻をからかわれたら、何と返す?|『メンタリスト』S03E03で学ぶ英会話

『The Mentalist』コラム: 「Nice of you to show up.」と遅刻をからかわれたら、何と返す?|『メンタリスト』S03E03で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『メンタリスト』シーズン3第3話は、リズボンが遅れて着いたリグスビーに、皮肉まじりの一言を向ける場面で始まります。リグスビーはすぐに詫びを入れ、理由を添えて返します。

遅刻をからかわれたとき、どう返すかで場の空気は変わります。この回の冒頭の場面を中心に、皮肉の言い方、遅れた側の詫び方、理由を問われたときのかわし方を、台詞とあわせて見ていきます。

目次

「Nice of you to show up.」遅れて着いた相手への一言

物語はCBI(カリフォルニア州捜査局)のリズボンとリグスビーのやり取りから始まります。遅れて着いたリグスビーに、チーフのリズボンがまず声をかけます。

Lisbon: Nice of you to show up, Pokey.
(よく顔を出してくれたわね、ポーキー。)
Rigsby: Yeah, sorry I’m late. Bad traffic on the 50.
(ええ、遅れてすみません。50号線がひどい渋滞で。)
Lisbon: Looks like the coroner’s finishing up. Talk to him, see what he’s got.
(検視官は作業を終えるところみたい。話を聞いて、何をつかんでるか確かめてきて。)
The Mentalist Season3 Episode3 (The Blood on His Hands)

Nice of you to show up. は、It’s nice of you to ~(〜してくれて親切だ)の It’s を省いた形です。字面は礼を述べる形ですが、遅れて来た相手に向ける場面では、遅れをとがめる皮肉として働きます。リズボンはあだ名の呼びかけを添えていて、リグスビーはすぐ詫びを入れます。文の終わりに相手の名前やあだ名を添える形は、くだけた響きを加える働きをしています。

リグスビーの Sorry I’m late. は、I’m sorry の I’m を省いた短い詫び方です。続く Bad traffic on the 50. は、文にせず名詞のまとまりだけで理由を添える形になっています。道路の番号の前に the を付けて呼ぶ点も、この台詞から読み取れます。

リズボンは詫びに触れず、すぐ仕事の指示に移ります。Looks like ~ は It looks like ~ の It を省いた形で、「〜のようだ」と状況を見立てる言い方です。Talk to him, see what he’s got. は、命令の形を二つ並べた短い指示です。see what he’s got は「相手が何を持っているか(何をつかんでいるか)を確かめる」という意味で、ここでは検視官から話を聞き出してくることを指しています。

「What’s your excuse?」理由を問われたときのかわし方

同じ冒頭の場面の少しあとにも、遅れをめぐるやり取りがあります。

— Late and later. What’s your excuse?
(遅刻の次は、さらに遅刻ね。言い訳は?)
— It’s all a journey, Lisbon.
(すべては旅ですよ、リズボン。)
The Mentalist Season3 Episode3 (The Blood on His Hands)

Late and later. は、late(遅れた)に、その比較級の later を重ねた言い方です。「遅れた」のさらに上を行く、とからかう響きがあります。続く What’s your excuse? は、理由を尋ねる聞き方です。excuse には「言い訳」というニュアンスがあるため、親しい間柄での軽いとがめとして使われることもある問いです。

返事は理由そのものを答えていません。It’s all a journey. は「すべては旅だ」という意味で、遅れたことを旅の一部のように言い換えてかわしています。末尾の呼びかけの名前から、返す側がリズボンではないことも分かります。

ここでの返し方は、謝ってから理由を添えるリグスビーの例とは対照的です。リグスビーの Sorry I’m late. は詫びが先で理由があとに来る順序ですが、こちらは詫びも理由も出てきません。一方は具体的な理由(渋滞)を示し、もう一方は具体的な理由に触れずに受け流しています。同じように遅れをとがめられても、返し方には幅があります。

「Took a nap.」姿が見えなかった間のことを聞かれたら

遅れではなく、姿が見えなかった間の理由を尋ねられる場面もあります。団体での聞き込みの結果を話し合ったあとで、こんな呼びかけがあります。

— Jane. Kinda lost track of you at Visualize.
(ジェーン。ヴィジュアライズで、ちょっと見失ってたんだけど。)
— Took a nap.
(ひと眠りしてた。)
The Mentalist Season3 Episode3 (The Blood on His Hands)

Kinda は kind of が縮まった形で、「ちょっと」「なんとなく」とやわらげる語です。lose track of ~ は「〜の所在が分からなくなる」という意味で、ここでは「あなたの姿を見失っていた」と、姿が見えなかった間のことをやんわり話題にしています。文末の at Visualize は、見失っていた場所を示す前置詞 at の使い方です。

返事の Took a nap. は、主語の I を省いた過去形だけの短い返しです。nap は短い睡眠を指す語で、理由を長く説明せず一言で済ませています。この返事が本当なのか、軽く流した冗談なのかは、このやり取りだけでは分かりません。

遅刻をとがめる「What’s your excuse?」と同じく、不在の理由を問われたときも、長く弁解せず短く返す選択肢があります。

まとめ|遅れや不在の理由を問われたときの英語

Nice of you to show up. という皮肉、Sorry I’m late. に理由を添える詫び方、What’s your excuse? に理由を明かさずかわす返し、Took a nap. という短い返事を見てきました。

遅れをからかわれたときの返し方には、謝る、理由を示す、受け流すといった選択肢があります。

この回のほかのコラムやフレーズ記事でも、別の場面の英語を取り上げています。

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