海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
今回は、鋭い観察眼で相手の正体を見抜くパトリック・ジェーンの活躍を描く『メンタリスト』シーズン1・第1話から、物理的にも心理的にも使える便利な表現「keep A out of B」をご紹介します。
自由奔放に捜査現場をかき乱すジェーンと、彼をなんとかコントロールしようとする警察側の攻防が見える、とっても実用的なフレーズですよ!
実際にそのシーンを見てみよう!
Lisbon: Where’s Jane? (ジェーンはどこ?)
Officer: He’s in the kitchen. (キッチンにいますよ。)
Lisbon: Keep him out of the kitchen! That’s a crime scene. (彼をキッチンに入れるなと言ったでしょ!あそこは犯行現場なのよ。)The Mentalist Season1 Episode1 (Pilot)
殺人事件の現場に現れたジェーンは、警察関係者ではないにもかかわらず、勝手にキッチンへ入り込み、勝手に紅茶を淹れてくつろぎ始めます(笑)。そんな彼に頭を抱えるリズボンが、現場の警察官に対して「彼をあそこに入れるな!」と注意するシーンです。ジェーンの型破りなキャラと、リズボンの苦労が伝わってきますね。
フレーズの意味とニュアンス
keep A out of B は、直訳すると「AをBの外側の状態に保つ」という意味になります。ここから転じて、大きく分けて3つのニュアンスで使われます。
- 物理的に入れない:特定の場所への立ち入りを制限する(例:現場に入れない)
- 関わらせない・巻き込まない:トラブルや面倒な事柄から遠ざける(例:喧嘩に巻き込まない)
- 情報を遮断する:特定の話題や計画から除外する(例:秘密にする)
境界線を引いて「そこから先はダメ!」と守るイメージを持つと分かりやすいですよ。ドラマでは「捜査の邪魔をさせない」という強い意志が込められています。
実際に使ってみよう!
日常のちょっとした「困りごと」や「お願い」をするときに、意外と役立つフレーズです。
Keep the kids out of the kitchen while I’m cooking. It’s dangerous.
(料理中、子どもたちをキッチンに入れないようにしてね。危ないから。)
Please keep me out of your fight. I don’t want to take sides.
(あなたたちの喧嘩に私を巻き込まないで。どちらの味方もしたくないの。)
I tried to keep my personal life out of my work.
(私生活を仕事に持ち込まないように(関わらせないように)努めています。)
メンタリスト流・覚え方のコツ
『メンタリスト』のジェーンのように、人の領域にズカズカ入り込む人が周りにいたら「Keep out!(立ち入り禁止)」という標識をイメージしてみてください。
そこに「誰を(A)」と「どこから(B)」をパズルのように当てはめるだけで、このフレーズの完成です!また、似た表現で “keep A away from B” がありますが、こちらは「距離を置いて近づけない」という遠巻きなイメージ。一方で “keep A out of B” は「中に入れない」という、よりはっきりした境界線を意識した表現だと覚えておくと、ネイティブっぽく使い分けられますよ。
まとめ|「keep A out of B」で境界線を守ろう
今回は『メンタリスト』から、ジェーンとリズボンのやり取りでお馴染みの「keep A out of B」をご紹介しました。
自分と相手の境界線をしっかり引きたいときや、子どもを危険から守りたいときなど、このフレーズを知っているととてもスマートに意思表示ができます。ジェーンのように魅力的な「かき乱し役」にならないためにも(笑)、この表現を覚えて境界線を意識した会話を楽しんでみてくださいね。


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