「blow up in someone’s face」の意味と使い方|『ホワイトカラー』S03E10で学ぶ英会話

「blow up in someone's face」の意味と使い方を解説

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

隠していたことや見過ごしていた問題が、いずれ本人のもとへ悪い形で跳ね返ってくるのではないかと、じっと気を揉んでしまう瞬間があります。

そんな不安を語るときにぴったりの「blow up in someone’s face」を、『ホワイトカラー』シーズン3第10話の終盤、夜遅くまで捜査資料に向き合い続けるピーターが、妻エリザベスに胸の内を明かす場面から、一緒に見ていきましょう。

目次

「blow up in someone’s face」の意味とニュアンス

blow up in someone’s face
意味:(計画などが)当人に悪い形で跳ね返る

blow up in one’s face は、目の前で爆発が起きるという物理的なイメージを比喩に転用した表現です。隠していたことや企てが破綻し、それが当の本人に深刻な悪影響として跳ね返ってくることを表します。単なる失敗というよりも、自業自得で痛い目に遭うというニュアンスが強い言い回しです。

隠していた不正や嘘が発覚して当人が窮地に立たされる場面、リスクの高い計画が裏目に出る場面など、企てそのものが破裂して当人に返ってくるという構図が核にあります。will blow up in his face のように未来形で使うと、今はまだ表面化していないが、いずれ発覚するはずだという予感や懸念を伝える言い方になります。まだ何も起きていない段階で漏らす不安の言葉としても、よく使われる形です。

似た意味を持つ backfire と比べると、blow up in someone’s face には「顔の目の前で爆発する」という視覚的な激しさが色濃く残っており、破綻の規模がより大きく、当事者への打撃も深刻であるという含みがあります。隠していた不正が報道で一気に露見する場面や、リスクを承知で進めた計画が最悪の形で表沙汰になる場面など、緊張感を伴う状況で好んで使われる言い回しです。

【ここがポイント!】

  • 「blow up in someone’s face」の核は、企てが目の前で破裂して本人に跳ね返る比喩
  • 隠し事や無理な計画が破綻する場面で使う、自業自得のニュアンスを含む表現
  • will blow up in his face の形にすると、いずれ発覚する懸念を先取りして語れる

『ホワイトカラー』S03E10のシーンで見てみよう

意味を押さえたところで、実際のドラマシーンを見ていきましょう。夜遅くまで捜査資料に向き合い続けるピーターに、エリザベスが休むよう声をかけます。「何かを見落としているんだ」とこぼすピーターが、いずれ訪れる決定的な瞬間への不安を打ち明ける場面に注目です。

Elizabeth: Honey, you’re gonna drive yourself crazy.
(ハニー、そんなことしてたらおかしくなっちゃうわよ。)

Peter: I’m missing something, El.
(何かを見落としてるんだ、エル。)

Elizabeth: You’ve looked as hard as you can. There’s nothing more to find today.
(できる限り目を通したじゃない。今日はもうこれ以上見つかるものはないわよ。)

Peter: But there will be, and when the right evidence surfaces… I’m afraid this will all blow up in Neal’s face.
(でもいずれ出てくるはずだ。決定的な証拠が浮かび上がったとき……これが全部ニールの顔面で爆発することになるんじゃないかと心配なんだ。)

White Collar Season3 Episode10 (Countdown)

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シーン解説と心理考察

夜遅くまで捜査資料から目を離せずにいるピーターに、エリザベスは「そんなことしてたらおかしくなっちゃうわよ」と穏やかに声をかけます。「何かを見落としているんだ」とこぼすピーターに対し、エリザベスは「もうこれ以上今日は見つかるものはない」と現実的に諭す姿が描かれています。

それでもピーターは「いずれ決定的な証拠が出てくるはずで、そのときこれが全部ニールの身に降りかかることになるんじゃないか」と胸の内を明かします。監視対象であり相棒でもあるニールの将来を案じる、父親のような立場の複雑な感情がこの一言ににじみます。夜遅くまで仕事のことで気を揉むピーターの姿と、それを受け止めるエリザベスの落ち着いた態度の対比が、夫婦の間に流れる信頼関係を静かに映し出しています。

『ホワイトカラー』流・覚え方のコツ

blow up in someone’s face は、文字どおり顔のすぐ前で何かが爆発する瞬間をイメージすると覚えやすい表現です。何かを企てたり隠したりしていた本人が、まさに自分の目の前でそれが破裂して、被害を真正面から受け止めることになる、その瞬間の衝撃がそのまま意味に重なります。

劇中でもピーターは、ニールが隠していた行動がいずれ露見して本人に跳ね返ってくることを、まだ起きていない未来として案じていました。爆発の火薬が今はまだ静かにくすぶっている、そんな不穏な予感ごと覚えておくと、リスクの高い計画について話す場面で自然に使える一言になります。

例文で覚える「blow up in someone’s face」

隠蔽工作の発覚から家族間の気まずい行き違いまで、blow up in someone’s face を、3つの例文で確認していきましょう。

His plan to cover up the mistake blew up in his face.
(ミスを隠そうとした彼の計画は、彼自身に跳ね返って大失敗に終わった)
隠蔽工作が発覚して立場が悪くなる場面です。過去形で使うと、すでに破綻してしまった結果を報告する言い方になります。

She kept putting off the talk with her sister, and the misunderstanding blew up in her face at dinner.
(彼女は妹との話し合いを先延ばしにし続け、誤解は夕食の席で彼女自身に跳ね返ってしまった)
家族間で先延ばしにしていた誤解が、思わぬ場面で気まずく表面化する日常の場面です。感情的なもつれが後から大きくなって返ってくる様子を伝えられます。

A: Should we hide the budget overrun from the client?
B: That could blow up in our faces if they find out later.
(A:予算超過をクライアントに隠しておくべきかな?)
(B:後でばれたら、こっちに跳ね返ってくるかもしれないよ)
隠し事のリスクを同僚に警告する会話です。if they find out を添えると、発覚した場合の展開が具体的に伝わります。

あわせて覚えたい関連表現

backfire
(裏目に出る、逆効果になる)
blow up in someone’s face よりも一般的でやや穏やかな表現で、計画や作戦が意図とは逆の結果になるという、広い意味で使われます。

come back to bite someone
(自分に跳ね返ってくる、後々になって困った結果を招く)
blow up in someone’s face が「一気に破綻する」印象を持つのに対し、come back to bite someone は時間差で後から報いを受けるニュアンスがより強く出ます。

get burned
(痛い目に遭う、損をする)
blow up in someone’s face が計画そのものの破綻を指すのに対し、get burned は結果として自分が被害を受けたことに焦点がある表現です。

Note|blow up in someone’s face と backfire、come back to bite の使い分け

「裏目に出る」という意味を持つ英語表現には、blow up in someone’s face のほかにも backfire や come back to bite があり、それぞれ思い浮かべる破綻の規模やタイミングに違いがあります。

blow up in someone’s face は、目の前で一気に爆発するという激しいイメージを持つため、隠していたことが一瞬で発覚し、当人が深刻な打撃を受ける場面にふさわしい表現です。一方で backfire は、計画や作戦が意図とは逆の結果になったという事実そのものを淡々と伝える、より一般的で穏やかな表現です。come back to bite someone は、その場では問題にならなかったことが、時間が経ってから改めて報いとして返ってくるという、時間差のニュアンスが際立つ言い回しです。何かをした直後に破綻するのか、それとも後になってから静かに報いを受けるのかという時間軸の違いが、三つの表現を分ける大きなポイントになります。

劇中のピーターが案じていたのも、まさに blow up in someone’s face がふさわしい場面でした。今はまだ表面化していないものの、決定的な証拠が出た瞬間に一気にニールの身に降りかかるという、激しい破綻を予感させる状況だったからこそ、この表現がぴったり当てはまります。

破綻が一気に起きるのか、時間差で報いが返ってくるのか。時間軸と規模に注目すると、三つの表現の使い分けが自然と見えてきます。

まとめ|隠していたことが跳ね返る瞬間

blow up in someone’s face は、隠していたことや企てが破綻し、当の本人に深刻な形で跳ね返ってくる様子を表す表現です。まだ起きていない懸念を先取りして語れる、緊張感のある言い回しでもあります。

隠し事の発覚を心配する場面でも、リスクの高い計画について話す場面でも、この一言があれば「跳ね返ってくるかもしれない」という不安をすっきり伝えられます。

決定的な証拠がいずれニールの身に降りかかることを案じたピーターの姿には、監視する立場でありながら相棒の将来を気にかける、複雑な思いやりが表れていると言えます。

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