ゲームで「どうする?」と順番を回すには?|『ヤングシェルドン』S01E11で学ぶ英会話

『Young Sheldon』コラム: ゲームで「どうする?」と順番を回すには?|『ヤングシェルドン』S01E11で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

シットコム『ヤングシェルドン』シーズン1第11話は、高校の友人タムが進行役になり、シェルドンと隣家のビリーとゲームを遊ぶ場面から始まります。タムは状況を言葉で示しては、役の名前を呼んで二人に次の行動を尋ね、途中では母メアリーがおやつを持って来ます。

「どうする?」と順番を回す問いかけ、「〜する」と行動を宣言する答え方、そして遊びの場への声のかけ方を、場面の流れに沿って見ていきます。

目次

「what do you do?」で次の行動を聞く

タムはまず、二人が置かれた状況を語り、シェルドンの役の名前を呼んで次の行動を尋ねます。

Tam: You walk down a hallway and come to a wooden chest. Lord Gray Matter, what do you do?
(廊下を進むと、木の箱に行き当たる。ロード・グレイ・マター、どうする?)

Sheldon: I poke it with my dagger to see if there are any traps.
(短剣でつついて、罠がないか確かめる。)

Tam: There are no traps. Fire Beak, what do you do?
(罠はない。ファイヤー・ビーク、どうする?)

Young Sheldon Season1 Episode11(Demons, Sunday School, and Prime Numbers)

You walk down a hallway and come to a wooden chest. は、相手を主語にして、現在形で状況を語る文です。walk down は「(廊下などを)進む」、come to は「〜に行き当たる」という意味で、聞き手をその場に立たせるような語り方になっています。

続く what do you do? は、直訳すると「君は何をする?」ですが、ここでは「さあ、どうする?」と次の一手を促す問いです。直前に Lord Gray Matter と役の名前を呼んでいるので、誰の番なのかがはっきりします。

シェルドンの答えを受けたタムは、Fire Beak と別の役の名前を呼び、同じ問いを繰り返しました。名前を呼んでから what do you do? と尋ねる組み立てが、順番を回す合図として働いている場面です。答える側も、主語を I にして現在形で行動を言えば足ります。問いも答えも現在形でそろうため、目の前で起きていることとして話が進んでいきます。

  • A: You open the door and see a dark room. What do you do?
    (ドアを開けると、暗い部屋が見える。どうする?)
  • B: I turn on my flashlight.
    (懐中電灯をつける。)

「to see if」で行動を宣言する

シェルドンの I poke it with my dagger to see if there are any traps. は、主語 I と現在形で「〜する」と行動を宣言する答え方です。poke は「つつく」という意味の動詞で、it は直前に出てきた木の箱を指します。

to see if ~ は「〜かどうか確かめるために」という意味で、行動の目的を後ろから添える形です。箱を開ける前に、まず罠の有無を確かめるという段取りが、この一文に収まっています。if のあとには、確かめたい内容を普通の文の語順で置きます。タムは There are no traps. と結果を告げ、宣言と結果の往復で遊びが進んでいきます。

次の番に回されたビリーには、タムが役の名前を改めて伝えます。

Tam: You are Fire Beak.
(君がファイヤー・ビークだよ。)

Billy: Okay.
(わかった。)

Tam: So what do you do?
(それで、どうする?)

Billy: I’m Fire Beak.
(僕はファイヤー・ビーク。)

Young Sheldon Season1 Episode11(Demons, Sunday School, and Prime Numbers)

You are Fire Beak. は、be 動詞で役を割り当てる言い方です。So what do you do? の So は「それで」と話を本題に戻す働きをしていて、名前ではなく行動を聞いています。ビリーの答えは役の名前の繰り返しで、問いの意図とずれたままのやり取りになっています。

  • A: I’ll knock on the door to see if anyone’s home.
    (誰かいるか確かめるために、ドアをノックしてみる。)

遊びの場に声をかける「I brought snacks.」

ゲームの途中、母メアリーがおやつを持ってやって来ます。

Mary: Hey, guys, I brought snacks.
(みんな、おやつを持ってきたわよ。)

Sheldon: Thanks, Mom.
(ありがとう、ママ。)

Mary: What are y’all playing, Chutes and Ladders?
(何して遊んでるの? シュート・アンド・ラダーズ?)

Sheldon: Tam is teaching us Dungeons & Dragons.
(タムがダンジョンズ&ドラゴンズを教えてくれてるんだ。)

Young Sheldon Season1 Episode11(Demons, Sunday School, and Prime Numbers)

Hey, guys は、その場にいる複数の相手への気軽な呼びかけです。続けて I brought snacks. と、何をしに来たのかを先に伝えています。シェルドンの Thanks, Mom. は、持ってきてもらったものへの短いお礼です。

What are y’all playing? の y’all は you all のくだけた話し言葉で、相手が複数のときの「君たち」「みんな」にあたります。文末に Chutes and Ladders と具体的な遊びの名前を添え、「〜とか?」と見当をつけて尋ねる形になっています。

シェルドンの答えは「タムが僕たちに〜を教えてくれている」という意味です。teach us ~ のように、teach のあとに「人」と「教わるもの」を並べる形で、現在進行形にすると今まさに続いていることを表せます。誰に何を教わっているのかが一文で伝わり、何をしているのか聞かれたときにそのまま使える答え方と言えます。

  • A: What are you guys doing?
    (みんな何してるの?)
  • B: Ken is teaching us a new card game.
    (ケンが新しいカードゲームを教えてくれてるんだ。)

まとめ|状況を語り、行動を聞き、行動で答える

現在形で状況を語る You walk down ~、順番を回す what do you do?、目的を添える to see if ~。遊びの場に声をかける What are y’all playing? と、答えの teach us ~ まで、ゲームを囲む英語がひとつの場面にそろっています。

タムの進行ぶりを思い出しながら、次のエピソードの会話も一緒に楽しんでいきましょう。

この回のほかのコラムでは、別の場面の会話を取り上げています。



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