海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
シットコム『ヤングシェルドン』シーズン1第15話では、高校の友人タムと二人で昼食をとってきたシェルドンが、地質学に関心を持つ生徒リビーを仲間に誘います。
誘うかどうかの相談、実際の誘い文句、そして誘いに乗る一言まで、仲間が増えていく場面には使える英語が順に並んでいます。新しい友だちに声をかけたいときの言い方を、場面の流れに沿って見ていきます。
「Should we invite her ~?」誘う前の相談
地球統計学の本を読んでいる生徒が話題になったあと、タムが誘ってみようと持ちかけます。
Tam: Should we invite her to have lunch with us?
(あの子をお昼に誘おうか?)Sheldon: I don’t know. So far, it’s just been you and me, and we know that works. Do we really want to mess with success?
(どうかな。これまでは君と僕の二人だけで、それでうまくいってる。うまくいってるものを、わざわざいじりたい?)Tam: We could think of it as an experiment.
(実験だと思えばいいよ。)Sheldon: Oh, you do know how to push my buttons.
(ああ、君は僕のツボの押し方を心得てるね。)Tam: All right, go ask her.
(よし、誘ってきなよ。)Sheldon: Why me?
(なんで僕が?)Young Sheldon Season1 Episode15(Dolomite, Apple Slices, and a Mystery Woman)
Should we ~? は「〜しようか?」と、相手の意見を聞きながら提案する形です。主語が we なので、二人で決めようという相談の響きになります。
シェルドンの mess with success は「うまくいっているものに手を出す」という言い回しで、今の形を変える必要はないという慎重な返事です。それに対してタムは think of it as ~(〜だと考える)を使い、誘うことを「実験」と言い換えました。
push my buttons は、相手の反応を引き出すツボを押すという言い回しで、怒らせる意味でも使われます。ここでは experiment という言葉に乗せられた、という向きで使われており、シェルドンが乗り気になったことが分かります。最後の go ask her は go and ask の and を省いた形で、「誘ってきなよ」と背中を押す一言です。言い出したタムが、声をかける役はシェルドンに任せている点も、二人の関係が見える場面です。
- A: Should we invite the new guy to the party?
(新しく来た人もパーティーに誘おうか?) - B: Sure. Think of it as a chance to get to know him.
(いいね。知り合うきっかけだと思えばいいよ。)
「Would you like to ~?」と「You’re welcome to join us.」
シェルドンはリビーに声をかけ、昼食に誘います。
Libby: What do you want?
(何か用?)Sheldon: Would you like to have lunch with me and my friend?
(僕と友だちと一緒に、お昼を食べない?)Young Sheldon Season1 Episode15(Dolomite, Apple Slices, and a Mystery Woman)
Would you like to ~? は「〜しませんか?」という丁寧な誘いの形です。初めて言葉を交わす相手に向けた、改まった誘い方と言えます。
三人で食事をしながら話したあと、今度はタムが、これからも一緒に食べようと誘います。
Tam: So we eat in the library every day. You’re welcome to join us.
(で、僕たちは毎日図書館で食べてるんだ。よかったら一緒にどうぞ。)Sheldon: It’s much better than the cafeteria.
(カフェテリアよりずっといいよ。)Young Sheldon Season1 Episode15(Dolomite, Apple Slices, and a Mystery Woman)
You’re welcome to ~ は「どうぞ自由に〜してください」という意味で、相手の参加を歓迎しつつ、決めるのは相手だという余地を残す言い方です。join us と合わせて「よかったら一緒に」という気軽な誘いになります。シェルドンの Would you like to ~? に対し、タムの二度目の誘いは相手に選択を委ねる形です。
シェルドンがさらに図書館のよさを挙げたあと、リビーはこう答えます。
Libby: Yeah. Maybe I’ll see y’all tomorrow.
(うん。たぶん、明日みんなのところに行くね。)Tam: Right. Maybe y’all will.
(そうだね。たぶん、みんなもね。)Sheldon: Bye, Libby.
(じゃあね、リビー。)Young Sheldon Season1 Episode15(Dolomite, Apple Slices, and a Mystery Woman)
Maybe I’ll see y’all tomorrow. は「たぶん明日会おう」と、約束はせずに前向きに応じる返事です。y’all は you all を縮めたくだけた話し言葉で、タムはその語をそのまま繰り返して返しています。誘われた側が即答せず、Maybe で含みを残すことで、相手の誘いを受け止めつつ気軽さも保っている返事と言えます。
「Count me in.」で誘いに乗る
別の場面で、リビーが博物館で上映される映画の話を持ち出し、リビーの運転で出かける話になります。行く前に親に聞くべきだと考えるシェルドンに、タムはこう答えます。
Sheldon: Don’t you need to ask your parents first?
(先に親に聞かなくていいの?)Tam: No, Sheldon, I don’t.
(いいんだよ、シェルドン。)Sheldon: But won’t they worry where you are?
(でも、どこにいるのか心配されない?)Tam: They’ll be fine. Count me in.
(大丈夫だよ。僕も行く。)Sheldon: Glad you’re not my son.
(君が僕の息子じゃなくてよかったよ。)Young Sheldon Season1 Episode15(Dolomite, Apple Slices, and a Mystery Woman)
Count me in. は「僕も数に入れて」、つまり「参加する」と伝える決まった言い方です。反対に加わらないときは Count me out. と言います。誘いに短く答えられる便利な一言です。ここでは親の心配を気にかけるシェルドンの問いを受け流し、すぐに参加を決めた形になっています。その直前の They’ll be fine. は「大丈夫だよ」と相手の心配を打ち消す返しで、主語の they は親のことです。
シェルドンの Don’t you need to ~? は否定の形の疑問文で、「〜しなくていいの?」と、必要なはずの手順を確かめる問いです。最後の Glad you’re not my son. は、親に聞かずに決めるタムに向けた一言で、子どものシェルドンが親のような口ぶりで返す冗談めいたやり取りと読めます。
- A: We’re going to the beach on Saturday. Want to come?
(土曜日にビーチに行くんだ。来る?) - B: Count me in!
(行く行く!)
| 場面 | 表現 |
|---|---|
| 誘うかどうか相談する | Should we invite ~? |
| 丁寧に誘う | Would you like to ~? |
| 気軽に誘う | You’re welcome to join us. |
| 前向きに応じる | Maybe I’ll see y’all tomorrow. |
| 参加を伝える | Count me in. |
まとめ|相談から参加表明までの誘いの英語
Should we invite ~? で相談し、Would you like to ~? や You’re welcome to join us. で誘い、Count me in. で参加を伝える。仲間が一人増える流れに、誘う側と誘われる側の英語がそろっています。
これからも『ヤングシェルドン』の学校の場面から、身近な英語を拾っていきましょう。
フレーズ記事やエピソードまとめとあわせて読むと、この回の会話全体が見通しやすくなります。


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