ドラマで学ぶ英会話|『BONES』S02E12に学ぶ「spoil the mood」の意味と使い方

spoil the mood

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回は日常会話でとても便利なフレーズ、「spoil the mood」を深掘りしていきましょう。
「せっかくのいい雰囲気が…」なんて経験、誰にでもありますよね。そんな時にぴったりの表現ですよ。

目次

実際にそのシーンを見てみよう!

連続殺人犯エップスが脱獄し、ジェファソニアン研究所のメンバーにも危険が迫る緊迫した場面です。
ブースは警備のため、全員をラボに留まらせるようカムに伝えます。

Cam: Are you inviting me over?
(私を家に誘っているの?)

Booth: I’m just thinking that everyone should just stay here at the lab.
(ただ、全員がこのラボにとどまるべきだと考えているだけだ。)

Cam: Leave it to a serial killer to spoil the mood.
(ムードをぶち壊すなんて、連続殺人鬼にはうってつけね。)
BONES Season2 Episode12 (The Man in the Cell)

Amazon Prime Videoで見る ※配信状況は変更される場合があります(2026年2月時点)

シーン解説と心理考察

ブースとカムはかつて恋愛関係にあった間柄です。
ブースの「ここに残るべきだ」という言葉に対し、カムは一瞬、個人的な誘いかと期待して甘い冗談を返します。
しかし、ブースの真剣な態度から状況の深刻さを察知し、すぐに現実へと引き戻されます。

ここでカムが使った「Leave it to A to B(BさせたらAの右に出る者はいない)」という構文には、強烈な皮肉が込められています。
かつての恋人とのふとした甘い雰囲気を、よりによって連続殺人鬼の存在が切り裂いたことへの戸惑いや恐怖。
それをあえて軽口で隠そうとする、大人の気丈さが伺える名シーンですね。

フレーズの意味とニュアンス

spoil the mood
意味:雰囲気を台無しにする、ムードを壊す、水を差す

「spoil」の本来の語源は、ラテン語の「spoliare(略奪する、奪い取る)」から来ています。
そこから派生して「(価値や質を)ダメにする、台無しにする」という意味になりました。

その「spoil」に、その場の空気感や感情を表す「mood」を合わせることで、せっかくの心地よい空間や楽しい雰囲気を「奪い取って台無しにする=水を差す」というニュアンスになります。

【ここがポイント!】

ネイティブはこのフレーズを、ロマンチックな場面に限らず幅広く使います。
楽しいパーティーの最中に仕事の愚痴が始まった時や、前向きな会議中に誰かがネガティブな発言をした時など。

「せっかくの良い空気が壊れてしまった」という残念な気持ちを込めて使われるのが特徴です。

実際に使ってみよう!

日常やビジネスで使える例文をチェックして、実際の会話に活かしていきましょう。

Please don’t bring up the budget cuts now. You’ll spoil the mood.
(今は予算削減の話は出さないで。雰囲気が台無しになるから。)
せっかくの打ち上げや前向きな場で、現実的で厳しい話題を出されそうな時に使える表現です。

The sudden thunderstorm completely spoiled the mood of our beach party.
(突然の雷雨で、ビーチパーティーの雰囲気がすっかり台無しになった。)
人の言動だけでなく、天気や予期せぬトラブルなど、コントロールできない要因で場が白けてしまった際にも自然に使えます。

I knew he was lying, but I didn’t want to spoil the mood by pointing it out.
(彼が嘘をついているのは分かっていたけれど、空気を壊したくなかったので指摘しませんでした。)
あえて波風を立てないように空気を読んだ、という状況を説明する際にも便利な言い回しですね。

BONES流・覚え方のコツ

カムがブースとのロマンチックな展開をふと期待した瞬間に、「serial killer(連続殺人鬼)」という最も場違いで恐ろしい現実が立ちはだかるシーンを映像として思い浮かべてみましょう。

「甘い空気を容赦なく略奪する(spoil)存在」とセットで記憶するのがおすすめです。
このフレーズの持つ「せっかくのムードが唐突に途切れる感覚」が、スッと腹落ちするはずですよ。

似た表現・関連表現

kill the joy
(興ざめさせる、場をしらけさせる)
「喜び(joy)を殺す(kill)」という言葉通り、楽しい空気を終わらせてしまう行為に対して使われます。「spoil the mood」よりも、直接的で少し強い響きを持ちます。

ruin the atmosphere
(雰囲気をぶち壊す)
「ruin(完全に破壊する)」を使っているため、ちょっとした水差しではありません。取り返しがつかないほど、その場の空気を悪化させてしまった深刻な状況で用いられます。

put a damper on
(〜に水を差す、勢いをそぐ)
「damper(暖炉の火の勢いを弱める装置)」から生まれたイディオムです。盛り上がっている空気や順調な計画を、一気にトーンダウンさせてしまう時に使われます。

深掘り知識:ネイティブは使い分ける!「mood」「atmosphere」「vibe」の違い

英語学習を進めていると、「雰囲気」を表す単語の使い分けに迷うことはありませんか?

今回登場した「mood」は、人の内面から滲み出る感情の波や、その場にいる人々の心理的な空気感を指します。

一方「atmosphere」は、レストランの照明やインテリア、自然の景色などが作り出す「物理的・空間的な雰囲気」を表す際によく使われます。

また、最近のネイティブが日常会話で頻繁に使う「vibe (vibes)」は、直感的に感じる「オーラや波長」に近く、よりカジュアルで感覚的な表現です。

「雰囲気が壊れた」と言いたい時、空間そのもの(atmosphere)が変わったのか、人々の気分(mood)が落ちたのか。
これを意識できるようになると、英語の表現力がさらに一段階アップしますよ。

まとめ|「spoil the mood」で生きた会話力を!

今回は『BONES』シーズン2第12話から、「spoil the mood」の意味と使い方をご紹介しました。

会話の中で誰かが空気を読まない発言をした時や、予期せぬハプニングで場が白けてしまった時。
ぜひこのフレーズを思い出してみてくださいね。

ドラマのセリフを通じて、楽しく生きた英語を身につけていきましょう!

このエピソードを見るには

(タップすると各配信サービスの視聴ページへ移動します)

※配信状況は変更される場合があります(2026年2月時点)

  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次