海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
『BONES』シーズン2、エピソード1では、新しくフォレンジック部門の責任者に着任したカム・サロヤンが、ジェファーソニアン研究所のチームと向き合っていきます。今回は、カムの新しいルールと、それを受け止めるブースの一言から、まとまらないチームを率いる英語表現を見ていきます。
立場や温度の違う言い回しを並べて、チーム運営にまつわる英語表現の幅を広げていきましょう。
実験室で示された、カムの新しいルール
ジェファーソニアン研究所の実験室では、無許可の実験をしていたチームに対して、カムが新しいルールを言い渡す場面があります。
CAM: Your encouragement does not signify my authorization. If it happens again, I will take action. And I’m from New York, which means that I will take New York action. Am I clear?
(あなたの後押しは、わたしの許可を意味しません。次に同じことがあれば、然るべき対応を取ります。わたしはニューヨーク出身ですから、ニューヨーク流の対応を、ということです。分かりましたか?)BONES Season2 Episode1 (Titan on the Tracks)
take actionは「行動に出る、対処する」という基本表現ですが、カムはそこに自分の出身地(New York)を差し込んでNew York actionと言い換えています。ありふれた言い回しに一言添えることで、警告に個性と重みを加える言い方だと言えます。
続けて、チームの上下関係についてもこう釘を刺します。
CAM: You know, what I’d really like to do here is enjoy a meeting of the minds. But, if you insist on an organizational pyramid, I will be at the top.
(本当は、みんなで意見をすり合わせながらやりたいんです。でも、上下関係のあるピラミッド組織にしたいと言うなら、頂点に立つのはわたしですよ。)BONES Season2 Episode1 (Titan on the Tracks)
meeting of the mindsは「意見の一致、合意」を表す成句で、対話を重視する姿勢が伝わってきます。一方でその直後に「頂点に立つのはわたし」と付け加えるところに、合意を望みつつも譲らない一線があるという場面です。
ロイヤルダイナーでの一言と、ブースが漏らした本音
場面はロイヤルダイナーに移り、ブースとブレナンがカムの新方針について話す場面です。
BOOTH: Mmhmm. And Cam, she got all…bent out of shape.
(うんうん。それでカムのやつ、すっかりカリカリしちまってさ。)BONES Season2 Episode1 (Titan on the Tracks)
bent out of shapeは「カリカリする、機嫌を損ねる」というカジュアルな口語表現で、形が歪むという体の感覚を借りて感情の乱れを表す言い方です。会話の中で軽く相手の様子を評するときに使いやすい表現だと言えます。
物語が進み、司法解剖室でブースがカムに転職の理由を尋ねる場面では、こんな一言も飛び出します。
BOOTH: Because it’s basically herding cats, and you’re a dog person.
(だって、猫の群れを追い集めるようなもんだろ、これは。なのにお前は犬派だからな。)BONES Season2 Episode1 (Titan on the Tracks)
herding catsは、まとまらない猫の群れを追い集める様子を借りて、統率の難しい集団をまとめる大変さを表す比喩表現です。ブースがカムの新しい仕事をこう評しているのが見どころです。
チーム運営をめぐる4つの表現を並べると、フォーマルさと温度の違いが見えてきます。
| 表現 | 使われる場面 |
|---|---|
| take action / New York action | 行動に出る、対処する(強調した言い方) |
| meeting of the minds | 意見の一致、合意 |
| bent out of shape | カリカリする、気分を害する |
| herding cats | まとまらない集団を統率する大変さ |
まとめ|チームを率いる言葉のニュアンス
カムの言葉にはNew York actionやmeeting of the mindsのように合意を重んじる姿勢が見られる一方、ブースの側からはbent out of shapeやherding catsのように、外から見たチームの様子を評する表現が出てくることが読み取れます。
『BONES』の会話を通して、これからも英語の引き出しを増やしていきましょう。
このエピソードの英語表現は、フレーズ記事やエピソードまとめでも扱っています。
[dde_episode_columns id=”BONES_US_S02E01″]


コメント