海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
今回扱うのは、BONES シーズン2 第19話「Spaceman in a Crater」に見られる、自分の感じ方や主観を伝える英語表現です。地球の巨大な写真を見下ろすラボのバルコニーや、無重力体験機の機内で、ブースとブレナンはそれぞれ違う言葉で自分の感覚を語ります。
同じ場面を前にしても、言葉の選び方が人によってどう変わるのか、その違いを見ていきます。
同じ景色を見て、違う感想を言う――makes you feel small と personally, I like what I see
床に敷かれた地球の巨大な写真を見下ろしながら、ブースはこう切り出します。
Booth: Makes you feel small, doesn’t it?
(自分がちっぽけに感じるだろ?)BONES Season2 Episode19 (Spaceman in a Crater)
makes you feel + 形容詞 は「~という気持ちにさせる」という意味の型で、景色や出来事が人にどんな感情を引き起こすかを表す時によく使われます。small の代わりに happy や nervous など様々な形容詞を当てはめて応用できます。
これに対してブレナンは、写真そのものへ視点を戻してこう返します。
Brennan: You’re not looking at the universe. You’re looking at an enlarged photograph of Earth.
(あなたが見ているのは宇宙じゃないわ。地球の拡大写真を見ているだけよ。)BONES Season2 Episode19 (Spaceman in a Crater)
You’re not looking at X. You’re looking at Y. は、相手の捉え方を訂正する時に使われる対比の型です。否定文と肯定文を並べ、「実際に見ているものは何か」をはっきりさせています。ブースの壮大な感覚に対し、ブレナンは目の前の事実を指摘しており、そのやり取りを受けてブースはこう締めくくります。
Booth: Well, you see one thing and I see another thing. Personally, I like what I see.
(まあ、お前には一つのものが見えて、俺には別のものが見える。個人的には、自分に見えているものが気に入ってるよ。)BONES Season2 Episode19 (Spaceman in a Crater)
personally は「個人的には」と自分の意見を前置きする副詞で、相手の見方を否定せずに自分の立場を伝えたい時に使えます。I like what I see は「自分に見えているものが気に入っている」という意味で、what I see が「自分の視点そのもの」を指しています。感じ方は人によって違う、というやり取りが personally という一語に集約されています。
素直な感想を言葉にする――I would like very much to do that again と truly amazing
無重力体験機、通称 Vomit Comet(ゲロ彗星)での体験を終えた直後、ブレナンは声を弾ませてこう言います。
Brennan: I would like very much to do that again.
(もう一度、あれをやりたいわ。とてもね。)BONES Season2 Episode19 (Spaceman in a Crater)
would like to do は want to do よりも丁寧な響きを持つ「~したい」の言い方ですが、その間に very much を挟むことで、丁寧さを保ちながら気持ちの強さも伝えています。フォーマルな言い回しの中に率直な感想を織り込む、という組み合わせ方が見どころです。
ラボに戻った後も、ブレナンはこの体験についてこう語ります。
Brennan: They can try me anytime. It was truly amazing.
(いつでも試させてもらうわ。本当に驚異的な体験だった。)BONES Season2 Episode19 (Spaceman in a Crater)
try me は「試してみろ」「かかってこい」といった挑発的な響きも持つ表現ですが、ここでは「いつでも(その機会を)試させてほしい」という前向きな意味で使われています。truly は really よりもやや硬めの響きを持つ副詞で、amazing のような強い形容詞と組み合わさることで、感想の強さを丁寧に底上げする役割を果たしています。
まとめ|同じ体験でも、言葉の選び方は人それぞれ
makes you feel small、you’re not looking at X you’re looking at Y、personally I like what I see、I would like very much to do that again、truly amazing。同じ景色や体験を前にしても、選ばれる言葉には一人ひとりの感じ方が表れています。主観を伝える言い回しの幅が、この回のやり取りから見えてきます。
言葉の選び方そのものが、その人らしさを映し出しているのかもしれません。
このエピソードの英語表現は、フレーズ記事やエピソードまとめでも扱っています。
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