海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
今回は、イベントの企画や準備に追われているときにぴったりの表現をご紹介します。
計画をサクッと形にする魔法のフレーズを学んで、会話の幅を広げていきましょう。
実際にそのシーンを見てみよう!
ホッジンズがアンジェラにプロポーズし、結婚式について話し合っている甘いシーンです。
ホッジンズは春のイタリア挙式を夢見ていますが、アンジェラは「来週がいい」と急な提案をして彼を驚かせます。
Hodgins: … how about, uh, Italy! Italy in the spring? Um, Umbria?!
(…イタリアはどう? 春のイタリア! ええと、ウンブリア州とか!?)Angela: No. Right away. Next week.
(ダメよ。すぐに。来週がいいわ。)Hodgins: We cannot get a wedding together in a week.
(1週間で結婚式を形にするなんて無理だよ。)Angela: We have to. One week.
(やらなきゃ。1週間よ。)
BONES Season2 Episode20 (The Glowing Bones in the Old Stone House)
シーン解説と心理考察
「春のイタリア」を夢見るロマンチックなホッジンズに対し、アンジェラは「来週がいい」と超現実的かつ急な提案を突きつけます。
愛する人の願いを叶えたい気持ちと、「物理的に時間が足りない!」というパニック状態が入り交じったホッジンズのリアルな焦りが伝わってきますね。
二人のペースの違いがよく表れている、コミカルで愛情深いシーンです。
フレーズの意味とニュアンス
get together
意味:(人・物・考えなど)を集める、まとめる、準備する
「get together」と聞くと「人が集まる、会う」という意味を真っ先に思い浮かべる方が多いかもしれませんが、実は「物事を手配する、計画をまとめる」という意味でも頻繁に使われます。
バラバラになっている要素を寄せ集めて、ひとつの完全な形にするというニュアンスを持っています。
【ここがポイント!】
このフレーズのコアイメージは「散らばっているものを一つに集約する」ことです。
イベントの企画、会議の資料作り、あるいは自分の考えをまとめる時など、必要な要素をかき集めて「準備を完了させる」という達成感やプロセスに焦点が当たります。
今回のドラマのように、短期間で何かを急いで形にする際にもよく登場しますよ。
実際に使ってみよう!
I need to get a presentation together by tomorrow morning.
(明日の朝までにプレゼンの資料をまとめなきゃいけないんだ。)
ビジネスシーンで非常に役立つ表現です。データやスライドなど、複数の要素を組み合わせてひとつの資料を完成させるニュアンスが自然に伝わります。
Let’s get together a farewell party for him.
(彼のために送別会を企画しようよ。)
目的語が名詞(a farewell party)の場合、「get」と「together」をくっつけて後ろに目的語を置くことも可能です。仲間内でワイワイと準備を進めるような温かい響きがあります。
Give me a minute to get my thoughts together.
(考えをまとめるから、少し時間をちょうだい。)
物理的なものだけでなく、「考え(thoughts)や頭の中」を整理する際にも使えます。パニックになった時や、複雑な質問に答える前の定番フレーズですね。
BONES流・覚え方のコツ
「1週間で結婚式なんて!」と目を丸くするホッジンズの慌てぶりを想像してみてください。
ウェディングドレス、ケーキ、招待客のリストなど、山のようなタスク(バラバラの要素)を両手で必死にかき集めて「ひとつの結婚式(together)」にしようとしている姿をイメージしましょう。
このフレーズの持つ「まとめ上げる」感覚が、スッと腑に落ちやすくなりますよ。
似た表現・関連表現
put together
(〜を組み立てる、まとめる)
「get together」とほぼ同じように使われますが、こちらは部品を「組み立てる」という物理的な作業や、論理的に構成するというニュアンスが少し強くなります。
organize
(〜を組織する、企画する)
イベントや会議などを計画する際に使われる、よりフォーマルな表現です。会社や公式な場でしっかりと体制を整えて準備を進める場合に適しています。
arrange
(〜を手配する、整える)
日時や場所、チケットなどの「具体的な段取り」をつける際に使います。バラバラのものを集めるというよりは、必要なものをきちんと配置して整えるイメージです。
深掘り知識:人が集まるのか、モノを集めるのか
誰もが楽しめる、さらに一歩踏み込んだ知見としてご紹介したいのが、文法的な構造の違いです。
「get together」には大きく分けて2つの顔があります。「人が集まる(自動詞)」と「モノや計画をまとめる(他動詞)」です。この2つを見分ける決定的なポイントは「目的語があるかどうか」です。
「We should get together sometime.(いつか集まろうよ)」のように、後ろに名詞がない場合は「人が集まる」という意味になります。
一方、今回のホッジンズのセリフのように「get a wedding together(結婚式をまとめる)」と目的語が挟まっていたり後ろに続いたりする場合は「まとめる」という意味になります。この構造を知っておくと、リスニングの際にも一瞬で意味を判断できるようになりますよ。
まとめ|バラバラなものを形にする便利フレーズ
いかがでしたでしょうか。今回は「集まる」以外の意外な意味を持つ「get together」を解説しました。
資料作成からイベントの企画、さらには頭の中の整理まで、日常のあらゆる「まとめる」作業に使える万能フレーズです。
ぜひ今日のタスクを説明する際に、実際に声に出して使ってみてくださいね。


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