海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
教科書通りの綺麗な英語も大切ですが、相手との心の距離をグッと縮めるような、こなれた表現に憧れることはありませんか?
今回は、親しい間柄だからこそ使える、短くても強い絆を感じさせる粋なフレーズをご紹介します。関係性を確認するこの表現をマスターして、ネイティブらしいリズム感を手に入れていきましょう。
実際にそのシーンを見てみよう!
ダイナーでコーヒーを飲みながら、事件の捜査に向かう前の会話です。
今回の事件が通常とは違う長期戦になることを予想したブースが、相棒であるブレナンに対し、チームの核である自分たちの関係性に揺るぎがないかを改めて確認しています。
Booth: Look, there’s something else I gotta know, and it’s important. We solid?
(なぁ、もう一つ聞いておきたいことがあるんだ、重要なことだ。俺たちの関係は大丈夫か?)Brennan: You and me? Yeah!
(あなたと私? ええ!)Booth: No, not just you and me. Squints, too.
(いや、俺とお前だけじゃない。スクインツもだ。)
BONES Season3 Episode1 (Widow’s Son in the Windshield)
シーン解説と心理考察
様々な変化を経て、再び難解な連続殺人事件に立ち向かおうとする直前の場面です。
ブースは、自分とブレナンというチームの中心となる二人の信頼関係が確かなものであるか、あえて言葉にして確認しています。
論理的なブレナンに対して、感情や絆を大切にするブースの人間らしさと、彼にとってブレナンがいかに不可欠な存在であるかが垣間見える名シーンですね。
フレーズの意味とニュアンス
we solid
意味:俺たちの関係は大丈夫か?、問題ないか?、確かな絆があるか?
solidはもともと「固い」「中身の詰まった」「空洞のない」という意味を持つ形容詞です。
そこから派生して、人間関係においては「揺るぎない」「確かな」「信頼できる」といった精神的な強さを表すニュアンスを持つようになりました。
【ここがポイント!】
本来は Are we solid? という疑問文ですが、親しい間柄のカジュアルな会話では、Be動詞が省略されて We solid? となることが非常に多いです。
喧嘩の後に「もうしこりはないよね?」と確認する時や、大きなミッションの前に「心は一つだよな?」とチームの結束を確かめ合う時など、相手との「絆の固さ」を確認する際に使われる、男気あふれるストレートな表現です。
実際に使ってみよう!
I know I messed up yesterday, but we solid, right?
(昨日はやらかしちゃってごめん。でも、俺たちの関係はこれで崩れたりしないよな?)
自分のミスで相手を怒らせてしまった後、謝罪とともに相手の許しと関係の修復を確認するシチュエーションです。
Before we sign this contract, I need to know we solid on the terms.
(この契約にサインする前に、条件面で私たちの認識にズレがないか確認しておきたい。)
ビジネスシーンでの応用例です。「関係性」だけでなく、合意内容が「固まっているか」を確認する際にも使えます。
Yeah, man. We’re solid. Don’t worry about it.
(ああ、俺たちの絆は固いよ。心配すんなって。)
We solid? と聞かれた場合の定番の返答です。相手の不安を吹き飛ばし、安心感を与える力強いフレーズになりますよ。
BONES流・覚え方のコツ
コンクリートや岩石のように、隙間なく「カチカチに固い(solid)」絆で結ばれたブースとブレナンを思い浮かべてみましょう。
二人の間に一切の空洞(迷いや疑い)がない、密度がギュッと詰まった状態をイメージするのがポイントです。
この単語が持つ頼もしいニュアンスが、直感的にスッと掴めるはずですよ。
似た表現・関連表現
Are we cool?
(俺たち、もう怒ってないよな?、問題ないよな?)
we solidよりもさらにカジュアルで、ちょっとした言い合いや誤解の後に「もう気にしてないよね?」「仲直りしたよね?」と軽く確認する際によく使われます。
Are we good?
(大丈夫か?、問題ないか?)
こちらも関係性の修復に使われますが、それ以外にも「準備できた?」「これで進めて平気?」といった日常の些細な確認事にも使える汎用性の高さがあります。
on the same page
(共通の認識を持っている、意見が一致している)
感情的な絆というよりは、「認識」や「理解」がズレていないかを確認するビジネスライクな表現です。「同じページを見ている」という比喩から来ています。
深掘り知識:Be動詞を削ぎ落とす「引き算の英語」
誰もが楽しめる、さらに一歩踏み込んだ知見としてご紹介したいのが、日常会話特有の「省略」の面白さです。
日常会話では、今回の We solid? のように、Be動詞や助動詞が省略されて「主語+形容詞(または名詞)+上昇イントネーション」だけで疑問文を作る形が頻繁に登場します。You okay?(大丈夫?)や You serious?(マジで?)がその代表例ですね。
文法的には不完全ですが、ネイティブは親しい間柄において、あえて言葉を削ぎ落とすことで「よそよそしさ」を消し、感情のやり取りのテンポを上げているのです。ドラマのセリフを通じて、この「引き算の美学」とも言えるリズム感に慣れていきましょう。
まとめ|短い言葉に込められた深い信頼関係
いかがでしたでしょうか。今回は「we solid」の意味と使い方を解説しました。
相手との確かな絆を確認する、短くても心に響く表現です。
大切なパートナーや友人との会話で、ぜひこのニュアンスを感じ取ってみてくださいね。


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