『ビッグバン★セオリー』S05E17 で英語学習|あらすじ&厳選フレーズ10選

『The Big Bang Theory』シーズン5 エピソードまとめ
EPISODE GUIDE
The Big Bang Theory
Season 5 Episode 17

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
『ビッグバン★セオリー』シーズン5第17話「The Rothman Disintegration」では、退職した教授の空いた個室をめぐって、シェルドンとクリプキが子どもじみた争いを繰り広げます。バスケットボールや早押しクイズまで持ち出す勝負の場面と、ペニーたちの友情をめぐる誤解の場面を並べて見ると、主張を通そうとする言い方と、相手をなだめる言い方の違いが見えてきます。二つの騒動はまったく別の場所で進みながら、どちらも意地を張り合った末に落ち着き先を見つけるという構図が共通しています。

目次

あらすじ(ネタバレなし)

大学の個室をめぐり、シェルドンとクリプキが競争する。限られた資源を手に入れるため、二人は科学的な能力だけでなく、交渉と勝負の手段を持ち出す。職場の競争、所有、条件提示を中心に構成する。学部長を巻き込んだやり取りや、周囲の友人たちが仲裁に回る様子も、この回ならではの見どころです。
教授の部屋をめぐる勝負は、じゃんけんに似た遊びからバスケットボールまで形を変えながら続き、決着のつけ方そのものがコメディになっています。同じ頃、ペニーの部屋では友人からの贈り物をめぐるすれ違いが起きており、二つの騒動がどうつながるのかは見てのお楽しみです。どちらの筋も、最初は些細なきっかけから始まりながら、次第に本人たちの意地の張り合いへと発展していく点が共通しています。

このエピソードで学べる英語フレーズ

1. drop by

立ち寄る

Sheldon: Feel free to drop by any time.
(「いつでも気軽に立ち寄ってくれ」というセリフです。)

念願だったロスマン教授の部屋を手に入れたシェルドンが、それまで同室だったラージに向けて放つ一言です。この直後に「電話してから来るように」と釘を刺しており、社交辞令の奥に本音がのぞく場面になっています。

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2. screw with

からかう、もてあそぶ

Howard: He’s screwing with you.
(「あいつはお前をからかっているんだ」というセリフです。)

シェルドンが同じ説明を何度も繰り返させられている場面で、ハワードがようやく種明かしをする一言です。screw with は相手を意図的にもてあそぶという意味で、悪意のあるからかいを指す表現だと分かります。

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3. out of sight, out of mind

見えなければ忘れる

Penny: Out of sight, out of mind.
(「見えなくなれば忘れられる」ということわざです。)

エイミーからもらった巨大な絵を壁から下ろしながら、ペニーが漏らす一言です。直後に「そうだといいけど」と続けており、ことわざ通りにはいかない気まずさも伝わってきます。

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4. let someone in on

人に秘密を打ち明ける

Amy: I’ll let you in on a little secret.
(「ちょっとした秘密を教えてあげる」というセリフです。)

絵を掛け直したあと、エイミーがペニーに打ち明け話を始める前置きです。let someone in on は情報を独り占めせず相手にも分け与えるという意味で、二人の空気が和らいだ場面で使われています。

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5. get down to brass tacks

本題に入る

Kripke: Wet’s get down to bwass tacks.
(「本題に入ろう」というセリフです。)

クリプキはRの音をWで発音する話し方の癖があり、台本でも bwass tacks のように綴られていますが、意味は標準的な get down to brass tacks と変わりません。紅茶を勧めるシェルドンをさえぎり、単刀直入に交渉を切り出す場面です。

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6. call dibs

早い者勝ちで権利を主張する

Leonard: You just called dibs.
(「今、お前も先取り宣言をしただろ」というセリフです。)

「先に言った者勝ちなんて子どもじみている」とクリプキを非難したシェルドンに、レナードが指摘する一言です。call dibs は日本語の「早い者勝ち」の宣言に近く、大学の場でも使われる砕けた表現だと分かります。

7. butter someone up

ご機嫌を取る、お世辞を言う

Sheldon: Oh, he’s just trying to butter you up.
(「ああ、あいつは君のご機嫌を取ろうとしているだけだ」というセリフです。)

クリプキが学部長に愛想よく振る舞う場面で、シェルドンが冷静に種明かしをする一言です。自分が同じことをされて気づかなかった経緯を棚に上げ、他人の手口だけは的確に見抜くところにも皮肉が効いています。butter someone up はバターを塗るように相手を滑らかにする、つまりお世辞で懐柔するという意味の表現です。

8. get your motor running

気分が盛り上がる、興奮する

Amy: Those singing hooligans really got my motor running.
(「あの歌う不良たちのおかげで気分が盛り上がったわ」というセリフです。)

映画『グリース』を見終えたエイミーが、興奮気味に感想を漏らす場面です。get one’s motor running は文字通りエンジンがかかるイメージから、気持ちが高ぶる様子を表す口語表現です。

9. come on

いい加減にして、そんなことないよ(相手をなだめる)

Penny: No, come on, you’re not an idiot.
(「もう、そんなことないって、バカなんかじゃないわ」というセリフです。)

絵を大きすぎると思われたと落ち込むエイミーを、ペニーが急いでなだめる場面のセリフです。come on はここでは相手の自己否定をやんわり止め、話を切り替えようとする働きをしています。

10. take something up with someone

〜に相談する、問題を持ちかける

Siebert: Can’t you take this up with your department chairman?
(「それは学部長に相談できないのか」というセリフです。)

トイレで詰め寄られたシーバート学部長が、面倒な交渉を別の人物に押し付けようとする一言です。take something up with someone は問題や相談ごとを特定の相手に持ちかけるという意味で使われています。

このエピソードの英語学習ポイント

このエピソードは、空いた個室をめぐるシェルドンとクリプキの争いと、贈り物をめぐるペニーとエイミーのすれ違いという、二つの対立を軸に進みます。どちらも、相手に自分の言い分を通そうとする言い方と、場を収めようとする言い方が交互に出てくる点が共通しています。専門用語がほとんど出てこない回なので、日常のちょっとした対立を収める表現に集中して聞くことができます。
個室をめぐる場面では、権利を主張する言い方と、それをからかって崩す言い方が繰り返し出てきます。誰が先に何を主張したか、誰がそれを茶化しているかを意識しながら聞くと、同じ話題でも人物によって言葉の選び方が違うことに気づけます。バスケットボールの場面のように、勝負のルールをその場で決め直していく展開では、指示を出す側と従う側の言葉の量にも差が出ています。
ペニーの部屋の場面では、気まずさをごまかす短い相づちと、本音を打ち明ける長めの説明とが対照的に描かれています。深刻な話ほど、切り出す前の言い訳めいた一言に感情がにじみやすい点は、この回に限らず会話全体を聞くときの手がかりになります。絵をめぐるやり取りが二転三転する中で、相手を思いやる言葉と、本音を隠すための言葉が入り混じっていく過程も聞きどころです。最終的に二人が仲直りするまでの会話には、謝罪と言い訳が交互に出てくる場面もあり、感情の揺れがそのまま言葉の長さに表れています。誰か第三者を話題にすることで場の空気を和らげようとする言い回しも出てきて、正面からの謝罪だけが仲直りの方法ではないことがうかがえます。贈り物の重さを金額や大きさといった具体的な数字で語り直す場面もあり、感情を数字に置き換えることで本音を伝えやすくしている様子も見て取れます。

キャラクター別|英語の特徴

シェルドン|権利と能力を形式的に主張する

部屋を得る資格を、シェルドンは終始「規則」や「先着順」といった理屈で正当化しようとします。相手の主張を子どもじみていると切り捨てる一方で、自分に有利な条件は同じ理屈で押し通そうとする二重基準にも、この人物らしい一貫性のなさが表れています。drop by で歓迎の言葉を口にしながらも、すぐに条件をつけ加える言い方に、本音を隠さない実直さが表れています。call dibs のような子どもっぽい主張を自分でもしていたことを指摘されても悪びれず、理屈さえ通れば筋が通っていると考える姿勢が一貫しています。バスケットボールでの勝負の場面でも、下手さをごまかそうとせず、負けを認めない理屈をその都度組み立て直す様子に、この人物らしい粘り強さが表れています。

クリプキ|挑発と皮肉で交渉を崩す

クリプキは、シェルドンの説明を延々と繰り返させることで場を支配しようとします。get down to brass tacks のように本題を急かす一言と、butter someone up のようにおだてを見抜く一言が組み合わさり、交渉の主導権を握ろうとする姿勢が見えます。独特の発音の癖はあるものの、言葉自体は率直で駆け引きに迷いがありません。シェルドンの持ち出す複雑なルールにも臆せず張り合い、勝負の場面でも軽口を絶やさない図太さが、この人物らしい強みになっています。

レナード|競争を外側から観察する

レナードは終始、二人の争いを客観的に眺め、ルールを決める役に回ります。call dibs を指摘する場面のように、当事者の矛盾を淡々と突く言い方が多く、感情的に加わることはありません。勝負の采配を任される立場から、簡潔な指示で場を進行させる話し方が一貫しています。ルールが機能しなくなるたびに次の勝負方法を提案する場面でも、感情的にならず段取りを組み直す落ち着いた言葉選びが目立ちます。友人二人の張り合いに巻き込まれる立場でありながら、最後まで審判役に徹する姿勢にも、この人物らしいバランス感覚が表れています。

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