「the struggle is real」の意味と使い方|『BONES』S12E07で学ぶ英会話

「the struggle is real」の意味と使い方を解説

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

やめようと決めたはずなのに、気づけばまた同じ誘惑に負けてしまい、思わず苦笑いしてしまうという経験は、誰にでもあるのではないでしょうか。深刻に悩むほどではないけれど、確かに毎日ちょっとした我慢を強いられている、そんな小さな苦労に名前を付けたくなる瞬間があります。

そんなときにぴったりのthe struggle is realを、『BONES』シーズン12第7話、法医学ラボで被害者の遺骨を調べながら、ヴァジリとカムが仕事の合間に軽口を交わす場面から、一緒に見ていきましょう。

目次

「the struggle is real」の意味とニュアンス

the struggle is real
意味:これがなかなか大変なんだ、苦労してるんだよ

もともとはSNS上で広まった言い回しで、深刻な苦労というより、日常のちょっとした我慢や困難を大げさに、半分おどけて表現するときに使われます。直訳すれば「その苦闘は本物だ」となりますが、本気の悲壮感を訴えているわけではなく、「わかってはいるけど、これがきついんだ」という自虐的なユーモアを込めるのが特徴です。ダイエット中に目の前の誘惑と戦っているとき、眠気と戦いながら仕事を続けているときなど、我慢を強いられる状況を茶化して言う場面でよく使われます。深刻な事態を語るための表現ではなく、軽い調子で共感を誘うための一言として定着しています。

文の最後に付け足す形で使われることが多く、単独の一文としても成立するのが特徴です。「〜だけど、the struggle is real」という形で締めくくることで、真剣な訴えではなく、軽い自虐トークであることが相手にも自然に伝わります。

【ここがポイント!】

  • 核は「本気で大変」ではなく「大げさに苦労を訴える」おどけた調子
  • 深刻な悲壮感と軽いユーモアの間を行き来する、表情豊かな表現
  • 単体でも、文の最後に添える形でも使える手軽さが持ち味

『BONES』S12E07のシーンで見てみよう

意味を押さえたところで、実際のドラマシーンを見ていきましょう。被害者の遺骨を調べる法医学ラボで、ヴァジリとカムが仕事の合間にじゃれ合う一幕です。少し前のシーンでカムが通販番組に夢中になっていたことをヴァジリにからかわれており、その流れを受けて交わされる際どい軽口のやり取りに注目です。

Vaziri: Okay, a little. Only because you’re so professional. I mean, if you weren’t, I would kiss you right now. I might even grab your butt.
(ええ、少しだけね。あなたがちゃんとしてるからよ。だってちゃんとしてなかったら、今すぐキスしてるところだ。お尻だって触っちゃうかもな。)

Cam: Don’t you dare.
(やめてよね。)

Vaziri: Okay, fine. I’ll try not to. But the struggle is real.
(わかった、やめておくよ。我慢するけど、これがなかなか大変なんだ。)

Cam: Well, I’m flattered and appalled by your lack of professionalism.
(光栄だけど、そのプロ意識のなさにはあきれるわ。)

BONES Season12 Episode7 (The Scare in the Score)

Amazon Prime Videoで見る ※配信状況は変更される場合があります(2026年5月時点)

シーン解説と心理考察

ヴァジリの「try not to(やめておくよ)」という譲歩には、本気で我慢しているわけではない軽さが表れています。その直後に添えられる「the struggle is real」は、我慢を宣言しているようでいて、実は冗談の延長線上にある一言です。カムの「flattered and appalled(光栄だけどあきれる)」という返しにも、拒絶と好意が同居した関係性がにじみます。

このやり取りの直前には、カムが通販番組に夢中になっていたことをヴァジリにからかわれる場面があり、二人がお互いの私的な部分を軽くつつき合う流れがすでに出来上がっています。その延長線上で交わされる軽口だからこそ、際どい発言も深刻に受け止められることなく、じゃれ合いとして成立しています。法医学ラボという仕事の場に、私生活の温度感がふっと差し込まれる瞬間として機能している場面と言えます。

『BONES』流・覚え方のコツ

我慢しようと決めたそばから、目の前にもう一度誘惑がちらつく場面を思い浮かべてみましょう。struggle(もがき)がreal(本物)だと言うことで、「頭ではわかっているのに、体がついていかない」感覚を大げさに演出しています。劇中でヴァジリが「やめておくよ」と言った直後にこの一言を添えるのも、まさにその「わかっちゃいるけど」の感覚そのものです。深刻な悲壮感ではなく、軽く笑いながら白旗を上げるようなイメージで覚えておくと、日常のちょっとした我慢を語るときにすっと出てくる一言になります。

例文で覚える「the struggle is real」

日常のささやかな我慢から、仕事のちょっとした忍耐まで、深刻ぶらずに使える表現です。3つの例文で使い方の幅を見ていきましょう。

I’m trying to cut back on coffee, but the struggle is real.
(コーヒーを減らそうとしてるんだけど、これがなかなか大変で。)
オフィスでの雑談で使える一言です。健康的な習慣を続けようとする苦労を、深刻ぶらずに軽い調子で共有できます。

Three kids and one bathroom in the morning—the struggle is real.
(子ども3人にトイレは1つ、朝はこれが本当に大変で。)
家庭内の「あるある」を大げさに語る場面にぴったりです。深刻さよりも共感を誘う言い方になります。

A: Have you tried the new restaurant downtown?
B: Yeah, but finding parking near there? The struggle is real.
(A:街の新しいレストラン行ってみた?)
(B:うん、でもあの辺の駐車場探し、本当に大変なんだよね。)
友人同士のカジュアルな会話の中で、ちょっとした苦労話を深刻ぶらずに笑い飛ばすように使われる、掛け合いの一例です。

あわせて覚えたい関連表現

It’s a real struggle.
(本当に大変なことなんだ。)
the struggle is real がやや定型化された決まり文句としてカジュアルに響くのに対し、こちらは普通の文としても使え、深刻度の幅がより広い言い方です。ネットミーム由来の軽さを持たない分、フォーマルな場面でも使いやすくなります。

easier said than done
(言うは易く行うは難し。)
the struggle is real が「今まさに苦労している最中」を表すのに対し、こちらは「口で言うほど簡単ではない」という一般論・忠告のニュアンスが強い表現です。

I’m barely holding it together.
(何とか持ちこたえている状態だ。)
the struggle is real が軽いおどけた調子で使われることが多いのに対し、こちらはより切実で真剣な疲労・限界感を伝える言い方です。冗談として使う余地はほとんどありません。

Note|ネットミームから日常会話へ、the struggle is realの広まり方

ちょっとした苦労を大げさに語るこの言い回しは、もともとインターネットのハッシュタグ文化から広まったとされています。

SNS上で「#StruggleIsReal」というハッシュタグが広く使われるようになったとされ、ダイエット中の誘惑や、寝坊しそうな朝、仕事の締め切りに追われる様子など、誰もが経験する小さな苦労を写真や短い一言とともに投稿する際の合言葉として広まっていったと言われています。深刻な社会問題を語る言葉ではなく、あくまで日常のちょっとしたぼやきを、笑いに変えて共有するための表現として定着した点が特徴です。ネット発の言い回しが、やがて口頭の会話にも自然に取り込まれていく現象は、英語の慣用表現の成り立ちとしてもよく見られる流れで、the struggle is realはその代表例のひとつに数えられます。

劇中でヴァジリが軽い調子で口にした一言も、この背景を踏まえると、本気の苦悩ではなく、あえて大げさに言うことで場を和ませる冗談としての機能がより鮮明に見えてきます。ハッシュタグとして生まれた表現が、画面の外に出て日常の口語表現になっていった過程そのものが、この一言に重なっています。

ネットのつぶやきから生まれた言葉が、日常会話にすっと馴染んでいく様子は、英語という言語の柔軟さを映す一例と言えます。

まとめ|ヴァジリの軽口から見える、我慢のユーモア

the struggle is realは、本気の悲壮感ではなく、わかってはいるけどやめられない状況を、あえて大げさに語ることで笑いに変える言い回しです。

コーヒーを我慢しているとき、寝坊しそうな朝、家庭内のちょっとした慌ただしさなど、深刻ではないけれど確かにある小さな苦労を共有したい場面で、この一言が役立ちます。

ヴァジリの軽口とカムの呆れ混じりの返しが交わる場面は、我慢という言葉に軽やかなユーモアを添える、この表現らしい使われ方を映していました。日常のちょっとした苦労を語る場面で、表現の引き出しに加えてみてください。

このエピソードを見るには

(タップすると各配信サービスの視聴ページへ移動します)

※配信状況は変更される場合があります(2026年5月時点)



おすすめ記事
日常英会話を学びたい方におすすめの海外ドラマはこちら
「the struggle is real」のような、日常で使いやすい英語表現をもっと学びたい方におすすめです。
日常英会話が学べる海外ドラマを見る

the struggle is real

  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次