ドラマで学ぶ英会話|『BONES』S03E08に学ぶ「come out」の意味と使い方

come out

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回は、日常会話で誰かを誘ったり、集まりに来てくれた人に感謝を伝える時によく使う、とても温かみのあるフレーズをご紹介します。

目次

実際にそのシーンを見てみよう!

建設現場で遺体が発見されたシーンです。

いつもなら現場へ直行する相棒のブレナンではなく、今回は法医学研究所で組織を専門とするカムが呼ばれました。

慣れない現場へやってきたカムが、ブースに対して少し複雑な思いを口にする場面です。

Booth: Traffic?
(渋滞か?)

Cam: Dr. Brennan looked a little hurt when I told her you asked me to come out here instead of her.
(ブレナン博士、私が代わりにここへ来るように言われたと伝えたら、少し傷ついたような顔をしていたわ。)

Booth: No, Bones’s feelings – they don’t get hurt. She’s not like you.
(いや、ボーンズは傷ついたりしない。君とは違う。)

Cam: Like me?
(私みたいって?)

Booth: Yeah. A girl.
(ああ。女の子さ。)
BONES Season3 Episode8 (The Knight on the Grid)

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シーン解説と心理考察

普段、カムは快適な設備の整った研究所(ラボ)で指揮を執る立場です。

しかし今回は遺体の状態から、彼女自身が埃っぽい建設現場へと足を運ぶことになりました。

ここで単に「来る(come)」ではなく「come out」が使われていることで、自分のホームグラウンドという「内側」から、アウェーである現場という「外側」へ引っ張り出されてきた、というカムの状況と労力がさりげなく表現されていますね。

フレーズの意味とニュアンス

come out
意味:わざわざ出向く、外へ出てくる、参加する

基本動詞の「come(来る)」に、「外へ」を意味する「out」が組み合わさった熟語です。

直訳すると「外へ出てくる」となりますが、日常会話では「自分の家や職場から離れて、わざわざ足を運ぶ」「イベントや集まりに参加する」という意味で非常によく使われます。

単なる移動の事実を伝えるだけでなく、相手のために時間や労力をかけてやってきた、という温かいニュアンスが含まれます。

【ここがポイント!】

ネイティブが感じるコアイメージは、心地よいプライベートな空間(内側)から、人々がいる開かれた場所やイベント会場(外側)へと「一歩踏み出して姿を現す」感覚です。

そのため、パーティーなどに誘う時に「You should come out!(おいでよ!)」と言ったり、集まってくれた人々に「Thanks for coming out.(わざわざ来てくれてありがとう)」と伝えたりする際に、相手を大勢の輪の中へ歓迎する響きを持ちます。

実際に使ってみよう!

Thanks so much for coming out in this terrible weather.
(こんなひどい天気の中、わざわざ出向いてくれて本当にありがとう。)
悪天候の中や遠方から、労力をかけてイベントや集まりに足を運んでくれた人たちに対する感謝の定番表現です。

We are going to a bar tonight. You should come out!
(今夜みんなでバーに行くんだ。君もおいでよ!)
友人たちとの集まりに気軽に誘う時に使えます。join usよりも少しカジュアルで、「外の世界に出ておいでよ」という親しみやすい響きですね。

A lot of people came out to support the local team.
(地元チームを応援するために、多くの人が集まった。)
ニュースなどでもよく使われます。家から外へ出て、ひとつの目的のために特定の場所に集結するイメージがよくわかりますよ。

『BONES』流・覚え方のコツ

研究所のドアを開けて、太陽の照りつける野外の現場へと一歩踏み出すカムの姿を思い浮かべてみてください。

「内(in)」から「外の世界(out)」へ向かって「来る(come)」という空間の移動をイメージしながら「come out」と声に出してみましょう。

単なる「行く・来る」ではなく、閉じた場所から開かれた場所へのダイナミックな動きが感覚として定着しやすくなりますよ。

似た表現・関連表現

come over
(相手の家にやってくる、立ち寄る)
相手の家や自分の家に「遊びに来る」という時に使います。outが開かれた場所へ「外に出る」イメージなのに対し、overは「アーチ状に空間を越えてくる」というニュアンスがあり、家から家への個人的な移動によく使われます。

show up
(姿を見せる、現れる)
約束の場所やイベントに人が現れる時に使います。come outが「家から出て向かってくるプロセスや労力」に焦点が当たるのに対し、show upは「その場にポツンと姿を現す」という結果そのものに焦点が当たります。

go out
(外出する、遊びに出かける)
come outが「話し手のいる場所(外)へ相手が来る」視点であるのに対し、go outは「自分が今いる場所から外へ出ていく」視点になります。恋人とのデートや夜遊びに行く時のお決まりの表現ですね。

深掘り知識:「隠れていたものが現れる」魔法の言葉

この「come out」という熟語、実は「人が出向く」以外にも驚くほどたくさんの意味を持っています。

例えば「The sun finally came out.(やっと太陽が出た)」「His new book is coming out next month.(彼の新しい本が来月出版される)」「The truth came out.(真実が明らかになった)」などです。

一見バラバラに見えますが、実はこれらすべてに共通するコアイメージがあります。

それは「雲の中、印刷所、あるいは人の心の奥底といった『隠れた場所』から、人々の目につく『表舞台』へと姿を現す」というイメージです。

そう考えると、カミングアウト(coming out of the closet)という言葉も全く同じ成り立ちですよね。

英熟語は、日本語の訳をいくつも丸暗記するのではなく、こうした「根っこのイメージ」を一つ掴むだけで、芋づる式に理解が深まる面白さがあります。

まとめ|「わざわざ」のニュアンスで感謝を伝えよう!

今回は、日常会話でとても頻繁に使われる、温かみのある移動のフレーズを深掘りしました。

「Thanks for coming.」に「out」を足すだけで、相手の労力への配慮や感謝の気持ちがより深く伝わります。

次に誰かが集まりに足を運んでくれた時は、ぜひこの表現を使って歓迎の気持ちを伝えてみてくださいね。

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