海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
今回扱うのは、『ビッグバン★セオリー』シーズン3 第21話に登場する、質問や主張をAとBの二点に整理して畳みかける言い方です。プリンプトン博士を自室に泊めると聞かされたハワードが動揺し、シェルドンに二部構成の質問をぶつける場面から、要点を分けて伝える英語表現を見ていきます。
「二部構成の質問がある」という前置きから、そのやりとりを見ていきましょう。
「二部構成の質問がある」と前置きしてから切り出す言い方
大学のカフェテリアで、シェルドンがプリンプトン博士を自室に泊めると仲間に告げた直後の場面です。動揺したハワードは、いきなり本題に入らず、まず質問の構成を宣言してから話し始めます。
Howard: Yeah, um, I have a two-part question.
(ああ、その、二部構成の質問があるんだけど。)Sheldon: Go ahead.
(続けたまえ。)TBBT Season3 Episode21 (The Plimpton Stimulation)
I have a two-part question. のように、これから聞く内容が「二部構成である」と前置きしてから話し始める言い方は、質問が長くなりそうなときや、聞き手に心の準備をしてもらいたいときに使える型です。いきなり質問に入るより、聞き手が話の見通しを立てやすくなる言い方と読み取れます。
これに対するシェルドンの Go ahead. は、相手に発言を促す短い相槌です。難しい単語を使わずに「どうぞ、続けて」と伝えられる、実用性の高い一言です。
AとBで畳みかける、質問の型とその切り返し
前置きどおり、ハワードはAとBの二点を立て続けにぶつけます。シェルドンも同じA・B構成をそのまま使って切り返し、二人のやりとりはかみ合っているようで、かみ合っていない一幕です。
Howard: A, are you kidding me? And B, seriously, are you freaking kidding me?
(Aとして、冗談だろ? そしてBとして、マジで、本当に冗談だろ?)Sheldon: A, I rarely kid. And B, when I do kid, you will know it by my use of the word bazinga.
(Aとして、僕はめったに冗談を言わない。そしてBとして、冗談を言うときは、バジンガという言葉を使うから分かるはずだ。)TBBT Season3 Episode21 (The Plimpton Stimulation)
A, … And B, … の形で主張や質問を並べると、伝えたいポイントが2つあることが聞き手にはっきり伝わります。ハワードは同じ内容の問いをAとBで重ねて強調しており、動揺の大きさがそのまま構成に表れている場面です。
面白いのは、シェルドンがハワードの二部構成をそのままなぞって切り返しているところです。相手の話法を借りて応じる返し方が、ユーモラスな効果を生んでいると言えます。質問する側だけでなく、答える側もAとBの型を流用できるという点が、このやりとりの面白いところです。
まとめ|AとBで整理して伝える型
I have a two-part question.、A, … And B, …、Go ahead.。質問や主張を二点に整理して伝える型と、それを受け止める短い相槌が揃っています。相手の話法をそのまま使って切り返すやりとりも含めて、要点を分けて伝える会話の組み立て方が見えてきます。
次回も『ビッグバン★セオリー』の会話を通して、英語表現の型を見ていきましょう。
このエピソードの英語表現は、フレーズ記事やエピソードまとめでも扱っています。


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