「Flattery will not get you this job, Ms. Jenson」に見る、面接でのお世辞のかわし方と採用の伝え方|『ビッグバン★セオリー』S06E03で学ぶ英会話

『The Big Bang Theory』コラム: 「Flattery will not get you this job, Ms. Jenson」に見る、面接でのお世辞のかわし方と採用の伝え方|『ビッグバン★セオリー』S06E03で学ぶ英会話

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今回扱うのは、『ビッグバン★セオリー』シーズン6 第3話に登場する、面接でのやりとりです。新しいアシスタントの面接に臨んだシェルドンが、相手の経歴を事前にどこまで調べ上げていたかを明かしたのち、お世辞をかわしながらも採用を告げる場面が描かれています。

大げさな身辺調査を明かす言い方から、お世辞のかわし方、採用を告げる決まり文句まで、順番に見ていきます。

目次

大げさな身辺調査を明かす、シェルドン流の面接の始め方

新しいアシスタントの面接で、シェルドンは相手の経歴を事前にどこまで調べ上げていたかを明かします。

Sheldon: All right, so I see here you’re from Des Moines, Iowa. Uh, you’re summa cum laude in theoretical physics from Stanford University. Oh, and two years ago, you had a persistent ear infection. I hope that didn’t cause any hearing loss.
(さて、ここに書いてあるが、君はアイオワ州デモインの出身だね。スタンフォード大学の理論物理学を優等首席で卒業している。おっと、2年前に慢性の耳の感染症にかかっていたようだが、聴力に影響は出なかったかい?)

Ms Jenson: No, of course not. How did you know about that?
(いいえ、もちろん影響はありません。どうしてそれをご存じなんですか?)

Sheldon: I did a comprehensive background check. Medical records, credit reports, criminal history. I trust you paid off those parking tickets.
(入念な身辺調査をさせてもらった。医療記録、信用情報、犯罪歴。駐車違反の罰金もちゃんと払ったんだろうね。)

TBBT Season6 Episode3 (The Higgs Boson Observation)

I did a comprehensive background check. は、事前に相手を徹底的に調べ上げたことを明かす言い方です。実際の採用面接でここまでの調査内容を口にする場面はまずなく、シェルドンらしい極端さが際立つ描写として描かれています。医療記録から犯罪歴までを淡々と読み上げたあとに続く I trust you paid off those parking tickets. は、深刻な項目の列挙の締めくくりに軽い一言を挟む言い方で、ずれた緊張感がそのままユーモアになっています。

お世辞のかわし方と、採用を告げる決まり文句

身辺調査の話を終えたところで、Ms. Jensonは志望動機を熱心に伝えます。

Ms Jenson: Look, Dr. Cooper, I really want this position. It would be an incredible honour to work for a man of your brilliance.
(あの、クーパー博士、私は本当にこの職に就きたいんです。あなたほど優秀な方の下で働けたら、この上ない光栄です。)

Sheldon: Flattery will not get you this job, Ms. Jenson.
(お世辞を言ってもこの職は手に入らないよ、ミズ・ジェンソン。)

Ms Jenson: It’s not flattery if it’s the truth.
(真実であれば、それはお世辞ではありません。)

Sheldon: Oh, well, thank you. Welcome aboard.
(ああ、それはどうも。ようこそ、これから頼むよ。)

TBBT Season6 Episode3 (The Higgs Boson Observation)

It would be an incredible honor to work for… は、面接でかしこまった敬意を伝える言い方です。incredible(この上ない)という強めの形容詞と、honor(光栄)という硬い語を組み合わせることで、フォーマルな場にふさわしい敬意の表し方になっています。

Flattery will not get you this job. は、相手のお世辞を軽くいなす決まり文句です。flattery(お世辞)が主語になっているため、相手そのものを否定せず、お世辞という行為だけを退ける言い方になっています。これに対する It’s not flattery if it’s the truth. は、褒め言葉が事実であればお世辞には当たらないと切り返す、気の利いた返し方です。

この切り返しにシェルドンは thank you とだけ返し、そのまま Welcome aboard. で採用を告げます。Welcome aboard は、新しく仲間に加わる相手を迎え入れる際の一言で、堅苦しい採用通知というより、チームへの合流を歓迎する軽さのある言い方です。

まとめ|お世辞のかわし方と採用の伝え方は、短い決まり文句で成立する

大げさな身辺調査の明かし方から、お世辞をかわす決まり文句、採用を告げる一言までを見てきました。緊張感のある面接の場面でも、短いフレーズの積み重ねでやりとりが成立していく様子が伝わってきます。

『ビッグバン★セオリー』の会話は、こうした短いやりとりの積み重ねでできています。

このエピソードの英語表現は、フレーズ記事やエピソードまとめでも取り上げています。

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