海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
今回扱うのは、『ビッグバン★セオリー』シーズン6 第10話に登場する、苦手なことに挑戦する人を励ます言い方です。義父との釣行を控え気が進まないハワードのために、ペニーが友人たちの前で釣りの準備を実演しながら教え、レナードとラージが背中を押す場面が描かれています。
手順を一つずつ示す言い方から、仲間で励まし合う言い方まで、順番に見ていきます。
手順を一つずつ示しながら教える言い方
義父との釣行を控えたハワードのために、ペニーが自宅アパートで即席の釣りレッスンを始めます。レナードとラージも観客として同席する中、まずはミミズをフックにつける、最初の一歩からです。
Penny: Step one, worms.
(ステップ1、ミミズよ。)TBBT Season6 Episode10 (The Fish Guts Displacement)
Step one, worms. は、これから行う手順を「ステップ1」から簡潔に切り出す言い方です。番号を振って一段階ずつ示すことで、初めての作業でも取り組みやすく感じられる伝え方になっています。手順を細かく分けて教える、実演型のレッスンらしい導入です。短い一言だけで場の空気が引き締まる様子も見どころです。
ハワードは尻込みしながらもペニーに促され、ようやくミミズを手に取ろうとします。
Penny: Just pick up a worm and put him on this hook.
(いいから、ミミズをつまんでこのフックに刺して。)TBBT Season6 Episode10 (The Fish Guts Displacement)
Just pick up a worm and put him on this hook. は、やることを一つずつ具体的に指示する言い方です。抽象的な説明ではなく、次に何をすればいいかがはっきり分かる言い回しが見どころです。動詞を短く並べる指示の仕方は、実演しながら教える場面でよく使われます。命令形が続いても、口調そのものは終始軽く、深刻さを感じさせません。
仲間で背中を押し、茶化しながら肯定する言い方
ハワードが実際にミミズをフックに刺そうとためらう場面で、レナードとラージが横から声をかけます。見守っていた二人が、ここぞとばかりに励ましの言葉をかける場面です。
Raj: You got this, buddy.
(できるよ、相棒。)Leonard: Yeah, come on, Howard. Hook that worm.
(そうだよ、ほら、ハワード。そのミミズをフックに刺すんだ。)TBBT Season6 Episode10 (The Fish Guts Displacement)
You got this, buddy. は、短く背中を押す励ましの言い方です。Hook that worm. という具体的な行動の呼びかけと組み合わさることで、二人がかりでハワードを勇気づけている様子が伝わってきます。深刻になりすぎない、友人ならではの気軽な応援の仕方です。長い説教ではなく、短い一言二言で背中を押すところに、気心の知れた仲間らしさが表れています。
ハワードがようやくミミズをフックに刺すと、ペニーはその励まし方をこう茶化します。
Penny: That’s great. Cheerleading, way to man things up.
(あら、いいじゃない。応援で気合いを入れさせるなんて、なかなかの発破のかけ方ね。)TBBT Season6 Episode10 (The Fish Guts Displacement)
way to man things up は、誰かを鼓舞するちょっとした一言を、軽く茶化して言うくだけた言い方です。励ましてもらった直後にすかさず茶々を入れる、友人同士ならではの軽口の応酬が見どころです。褒め言葉と冷やかしが同時に飛んでくる、気の置けない関係性がにじみ出ています。実演役のペニーが最後にオチをつけることで、レッスン全体が和やかな空気で締めくくられます。
まとめ|手順を示す言い方と、仲間で励ます言い方
手順を一つずつ示す言い方から、仲間で背中を押す励ましの言い方までを見てきました。初めての作業に尻込みする友人を、茶化しながらも後押しする距離感が読み取れます。
次回も『ビッグバン★セオリー』の会話を通して、英語表現の型を見ていきましょう。
このエピソードの英語表現は、フレーズ記事やエピソードまとめでも扱っています。


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