海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
今回は『BONES』シーズン4の第5話から、相手の異変に気づいた時や、物事がうまくいかない時にサッと使える定番フレーズをご紹介します。
日常の些細な違和感からビジネスのトラブルまで幅広く使える便利な表現です。
一緒に楽しく学んでいきましょうね。
実際にそのシーンを見てみよう!
廃工場でこっそり会っている若者、トッドとカレンのシーンです。
いい雰囲気になった直後なのに、トッドが落ち着きなく不自然に飛び跳ねています。
Karen: The others are coming, right?
(他の子たちも来るんでしょ?)Todd: We still got time.
(まだ時間はあるよ。)Karen: What is the matter with you?
(あなた、どうしたの?)Todd: I gotta take a leak.
(トイレに行きたいんだ。)Karen: Go!
(行ってきなよ!)
BONES Season4 Episode5 (The Perfect Pieces in the Purple Pond)
シーン解説と心理考察
カレンの前でカッコつけたいトッドですが、直前に飲んだ特大サイズのジュースのせいでトイレを我慢できず、不自然にモジモジと飛び跳ねてしまっています。
その異様な動きを見たカレンは、ロマンチックな雰囲気が台無しになったことに少し呆れつつ、「一体あなた、どうしちゃったの?」とストレートに疑問をぶつけています。
「what is the matter」が、相手の目に見える明らかな異変に対して使われることがよく分かる、ティーンエイジャーらしいコミカルなやり取りですね。
フレーズの意味とニュアンス
what is the matter
意味:どうしたの?、何が問題なの?、どこか具合が悪いの?
直訳すると「何が問題(matter)ですか?」となります。
相手の様子がおかしい時、元気がなさそうな時、あるいは機械などが正常に動かない時など、通常とは違う「何か良くないこと」が起きていると察知した際に、その原因を尋ねる表現として使われます。
【ここがポイント!】
ネイティブがこのフレーズを使う際、単なる好奇心ではなく「普段と違うから気になっている」「明らかに何か問題が起きているよね?」という、具体的な異変に対する懸念がコアイメージとして含まれています。
また、カレンのセリフのように後ろに「with [人/物]」をつけることで、「〜のどこが問題なの?」と対象を明確に指定できるのが大きな特徴です。
実際に使ってみよう!
You’ve been quiet all morning. What is the matter with you?
(朝からずっと静かですね。どうしたんですか?)
相手の様子がいつもと違う時に、心配して声をかける際の最もスタンダードな使い方です。「with you」をつけることで相手へのフォーカスが強まります。
Do you know what is the matter with the printer? It’s making a weird noise.
(プリンターのどこがおかしいか分かりますか?変な音がしているんです。)
人だけでなく、機械やシステムが正常に機能しない時に「何が問題なのか」と物理的な原因を探る際にも非常によく使われます。
Let’s figure out what is the matter with this project before we move forward.
(前に進める前に、このプロジェクトの何が問題なのかを洗い出しましょう。)
ビジネスシーンにおいて、進行が滞っている計画やトラブルに対して、客観的に課題を見つけ出そうとする頼もしい表現です。
BONES流・覚え方のコツ
トイレに行きたくて不自然に飛び跳ねるトッドと、それを呆れ顔で見つめるカレンの姿を思い浮かべてみてください。
「明らかにおかしい相手の挙動」に対して「一体どうしたの?」と問いかける場面とセットで記憶するのがおすすめです。
このフレーズの持つ「目に見える異変への指摘」というニュアンスが、スッと頭に入ってきやすくなりますよ。
似た表現・関連表現
what is wrong
(意味:どうしたの?、何が間違っているの?)
「what is the matter」とほぼ同じように使われますが、「wrong(間違っている、悪い)」という単語が入るため、より直接的にネガティブな問題が起きていることを前提とした響きになります。
what is going on
(意味:何が起きているの?)
相手の心身の異変というよりは、「この状況(騒ぎなど)は一体何事か」と、周囲の出来事や状況そのものを把握したい時に使われる表現です。
is everything okay
(意味:すべて大丈夫ですか?)
問題があるかどうかを直接聞くのではなく、「大丈夫?」と相手を気遣いながら様子を伺う、よりソフトで控えめなアプローチです。
深掘り知識:「matter」と「wrong」のネイティブの使い分け
「What is the matter?」と「What is wrong?」はどちらも「どうしたの?」と訳されますが、ネイティブの感覚では少し違いがあります。
「matter」はもともと「物質・事柄」を意味する名詞で、より客観的な「事象」や「事実」に焦点を当てています。
そのため、病気や機械の故障など、具体的な原因を探るニュアンスが強くなります。
一方「wrong」は「間違っている・異常である」という主観的な判断が含まれる形容詞です。
そのため、相手の感情の乱れや道徳的な間違いなど、「何かがおかしい」という状況そのものへの懸念を表す際によく使われます。
この微妙なフォーカスの違いを知っておくと、より自然な英会話が楽しめますよ。
まとめ|違和感に気づいてサッと声をかける
今回は、相手や物事の異変に気づいた時に声をかける定番フレーズ「what is the matter」をご紹介しました。
人への気遣いからビジネスのトラブルシューティングまで幅広く活躍する言葉ですので、ぜひ使ってみてくださいね。


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